【相模原市水郷田名《川の水族館》へ】自宅近くにある、相模川沿いにある淡水水族館へ。

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自宅がある神奈川県座間市。私の家から徒歩2分も行けば、そこは相模原市に入ります。

座間境界エリア(端っこ)に自宅があるので、最近は生活圏も相模原が中心になりつつあります。

座間に越してきた頃は、休日の余暇や買い物ひとつも湘南エリアや鎌倉エリアに足を運んだものですが、今ではどっぷり県央地区~相模原人…。

生活環境が変われば、その土地に馴染むのも当然であり、子供達の生活環境もこちらになって来たので、あまり実家の鎌倉エリアにはいかなくなって来ました。仕方ないですよね。

自宅近くには、一級河川〈相模川〉が流れています。

次男坊が小学生の頃は、夏は川遊びで何度か連れて行ったりもしましたが、中学生になると思春期も重なり柔道ばかりでなかなか川遊びへという時間も取りづらくなり、ガサガサなどもやらなくなりました。

私は「魚釣り」が仕事ですが、淡水の魚をターゲットとした仕事はしておりません。淡水魚に関わるのは、あくまでも個人的な楽しみで、もしくは年に数回のお店のツアー位です。

暑い夏を避けるように北海道でマスを狙ってお客さんと一緒に楽しむ程度。スポンサー業務や原稿取材、商品開発なども関係していないので気持ちは楽です。

そんなふれあいの仕方が現在の私との淡水魚との関わりで、興味はあってもそれ以上の接点もないので「淡水魚は、私の楽しみ」として肩を張らずに関わっています。

パタゴニア

先日、相模原市で配布されていたタウン誌を見ていて、相模川河川沿いにある《相模原市立 相模川ふれあい科学館 川の水族館》の事が掲載されていました。

所在地を見ると、自宅からそんなに遠くもありません。

掲載されていた内容は、相模川水系の魚類が展示されていて、生態系や相模川に設けられている魚道などが詳しく紹介されていました。

これを見て「行きたい!」と。

北海道で接している河川の魚道への管理環境、これについて意識を持っていました。

堰堤を作る(設置)に当たり、どのように生態系を保たせながら河川を管理しているのか。生活している魚類への影響は?そんなことを素人ながら北海道の河川で感じていたので、それならば詳しく紹介されているところで学んでみよう、と動いたのです。

関心のあることへの好奇心と集中力は旺盛な私。この夏の時間を使って一度は行ってみたいと思っていたので、タイミングよく向かうことが出来たのでした。

自宅から車で30分ほど。下道を通い慣れたルートで向かい、そこからはカーナビで簡単に到着。

田名エリア。柔道の教え子ちゃんがこの辺りに住んでいるんだなぁ、と思いながらカーナビで記された方向に向かう。

この日、午前中は空き時間、午後から税理士事務所の先生と打ち合わせがあり、ナイスなタイミング。

到着した日は、同じエリアで昆虫展示も行われており、夏休みの宿題?なのだろうか、小学生の親子連れがたくさんいた。

大人単独は、私だけ。まあまあ不気味な存在に見えただろうが、好きなことへの興味は人の目が気にならない。

入場券450円を支払い、いざ館内へと入っていく。

水族館への入場は、いつもワクワクする。鎌倉で生活していた頃は、毎月のように金沢八景シーパラダイスの水族館へ足を運んでいた。

魚類の行動が一望出来る巨大水槽の前で動こうともしない私を長男が泣いて動かせようとしていたのは、懐かしい思い出。

水族館は集中できる。魚の動きを見続けられるし、毎回たくさんの発見ができる。だから何時間でも水族館には居られるし、飼育されている魚類を見ていられるのです。

《川の水族館》はタウン誌で紹介されていた通り、相模川の魚道についてを詳しく水槽でリアルに展示されていました。

堰堤に設置されている魚道にも種類があり、どの様な形状で、そこにどんな水流が出来、魚類が生息できるのかもわかりやすく表されていました。

魚類の観察ではなく、魚類が溜まる位置、水の流れの様子、こういった部分がどうしても見たかった。

北海道の河川で魚道を越えて遡上する魚を思い浮かべながら、設置された水槽に釘付け。

小学生らが楽しそうに走り回る中、54歳のおっさんは目を光らせて水中に凝視。上からだけでなく、下からも見える大きな円になった魚道の水槽。これは、本当に学ばせていただけました。

また、相模川で生息する魚類の水域分けをした大きな展示水槽は、汽水域から上流までの水域と水流、水温を分けた魚種水槽も面白かったです。

これはどんな魚がどの水域で生息しているかをわかりやすく展示されている水槽で、次男坊が小学生だったら喜ぶだろうなぁ…なんて思いながら見せてもらいました。

正直なところ、特別驚く様な魚種はいないし、特別凝ったアクアリウムでもない。しかし、どの水槽にも丁寧な説明が施され、当たり前に生息している生物への、基本的なデータをしっかりと掲示されている、とてもわかりやすい水族館でした。

私は「魚道の解説」が最も関心を強く引かれ、満足させてもらいました。

こうした素敵な水族館が自宅から近くにあったこと、それをもっと早く行動に移して見に行けばよかった…と。

北海道、北見滞在中にいった〈北の大地の水族館(山の水族館)〉はマス類の展示で興奮した思い出がありました。山梨県にある〈森の中の水族館〉も面白かった。

しかし、ここまで丁寧な魚道についての展示はなかったし、学びの意識が持てた水族館ではなかった。そういった意味でも、この《川の水族館》観覧は私にとって貴重な時間になったのでした。

淡水魚好きでお近くの方は、ぜひいってみてはいかがでしょうか。アクアリウムや珍しい魚類に興味がある方は、もしかしたら肩透かしを食らう内容かもしれません。

それだけは、一応書いておきますね。

パタゴニア

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keitanhiramatsu