【購入商品のレジ袋、これ】Goldic開店当初からのお願いが今、こうして。
Goldicをオープンして14年になりますが、オープン時こそ人を雇っていた時は接客に戸惑い等もありお買い物して頂いた商品を通常の様にビニール袋に入れ渡していました。
しかし1年もそのスタイルは行わずして10年以上もうレジ袋は廃止しています。またGoldic当店で通信販売で購入して下さった方々はお分かりだと思いますが、配送された時のパッケージは全てリサイクルするダンボールであったり、紙袋を加工して梱包発送する様に徹底しています。
オープン当初から1年は、廃材となる使い回しの紙袋にご購入下さった商品を入れたら『はぁ?』という顔をされたお客様も結構いらっしゃりました。これは、またレジ袋無しの動きが浸透していないから仕方ないですよねっ。
その都度『申し訳ございません。当店、リサイクルでこちらの紙袋を再利用しております』ときちんと伝える。それがあれば、ご購入下さったお客様も納得して下さる。
それがゆっくりと伝わり、仲間内で溜まった紙袋をお店に持って来てもらってはお店のレジ袋、通販の梱包用にと必需消耗品に。
そもそもここのお店を作る際、商品陳列棚什器も90%以上が廃材加工。レジ台からリール陳列什器、商品を並べる網ネットまで廃材加工したものだから、違和感なし。
Goldicがそんな作りをしているから、レジ袋ひとつも目立たなく浸透出来たかも、ですね。
このスタイルを10年以上続けてきて、今では常連さんは何も言わず袋は使わないです、必要なし、マイバッグで。となってくれている。
環境に配慮することを今、強く言って嬉しい盛り上がりになっていますね。
ビニール袋の廃止もしくは削減を徹底すれば、更に環境は良くなるのでは、と思っています。少しでも無くしていきたいばかりだから、まずは自身が働く環境からもっと意識を高く持っていかないと伝わらないと、も言う思い…。
先日、Facebookをみていたら、パタゴニア直営店 鎌倉ストアさんがイベントで紙袋を渡すのか、貸すのか?詳しくチェックしなかったからあまり文書にできないが、それらしい動きをしていたのをみた。
元々、購入した商品の持ち帰り用ビニールは有料で借りるスタイルのパタゴニア直営店さん。
自宅から歩いてもすぐな距離にあったパタゴニア鎌倉ストアへ20代後半からよく行っていたので環境に対しての敏感な雰囲気は特別好きであった。
その意識を自分の店でこうして10年以上続けている。
もっともっと、世の中からビニールゴミとかプラスティックゴミが無くならないのかなぁって、いつも感じている。
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インドネシア、フローレス島で海中の様子を見て、ゾッとする思いをしたのが忘れられない。
リゾートホテルのプールサイドは毎日ホテルスタッフが綺麗に掃除し、ムード良い曲がゆっくりと流れ、大型ソファーにはプルメリアの花が優しく置かれている。
太陽光に照らされたビーチに潜って見た時、その最高なリゾートエリアの真ん前に繋がるビーチの底はペットボトルやビール瓶、洗剤のプラスティックケースにポリエチレン、ビニールの塊が波の動きと共に揺れていたのだ…。
日本ではなかったが、きっと日本でも同じ状態になりつつある場所はあると思う。
長崎県対馬の岩礁帯には、ハングル文字が書かれたお菓子の袋やペットボトルが山になって流れ着いている。
相模湾の沖の潮目に出来た、本来ならば季節で抜けた海藻などが浮くゴミの小島は本物の家庭ゴミが浮いている始末。
その下をシェードとして身を隠すシイラ狙いは、まるでゴミ山の下に潜むシイラを狙っているかの様に…。
これがフィールドの現状で、毎回目の当たりにしている事実なのだ。
パタゴニア鎌倉ストアさんが行なっていたイベント。当店でオープン当初から行なっているスタイル、気持ちが良いほど似ており、求めている先は同じなのだ、ビニール素材の削減を目指した行動が似たのだ。
嬉しい事だし、パタゴニア鎌倉ストアさんの様な動きが模範となり、同じ意識や考えを持ったお店がこの先もたくさん増えていく事を願うばかりです。