【ハワイ最高‼️】ここに来たら皆が笑顔になる。しかしラストで引攣る私であった。

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【ハワイ最高‼️】ここに来たら誰もが笑顔になる訳だ。しかしラストで引攣る私であった。


ひとりハワイへと旅してきた時の事。
オアフ島であったが、どうしても行ってみたかった。仕事を絡めない旅。拘束されない旅。これに焦点を絞り、エアー、ホテル等を手配。ホノルルでの宿泊でスケジュールを設定。

親友がハワイで挙式をあげるからという事で呼んでもらい参列する1日以外は全て自由。教会で着用するアロハシャツをカバンに詰め込み、ランニングシューズにウエアーを持ち、特に他は用意しなかった。MacBookも持たない。iPhoneだけでひたすらノンビリしたかったのだ。

しかし、ホテルだけはリクエストをした。これは女房と新婚旅行で泊まったホテル。
26歳で結婚しハワイと奄美大島に新婚旅行へ出掛けてその時の記憶を思い出したかったのだ。癌闘病中は女房に世話になりっぱなしであり、ひとりで行くのも申し訳ないから一緒に行かないか?と何度も誘ってみたのだが…。
「天(次男)がいる。海(長男)の弁当は?」と現実逃避すら出来ない状況。確かにそうだよなっ。

でも「行きたい」と思ってしまったら、どうにかしてでも日本脱出をすぐに計ろうとする私であった。旅癖は癌手術と闘病後も治ってはいなかったのだ(笑)

ホノルル国際空港に到着し、ひとり行動の私はホテル送迎の無料シャトルバスを探す。ホノルルはホントわかりやすい。英語だけでなく、親切な日本語がたくさん飛び込んでくる。困る事は何ひとつない。

無料シャトルバスに乗車し、手配しておいたホテルにチェックインしてまずは、汗を流したくランニング。
ワイキキビーチホテル群からダイアモンドヘッドまでランニング。

微妙な寝不足は吹っ飛び、ダイアモンドヘッドに登る道路から見えるサーフポイントに胸トキメかせて
「ホノルル最高〜」的観光客MAX気分で身体を動かす。

お昼はバーガーキングでハンバーガーセットを食べ、船がたくさん係留されているハーバーなどをのんびりと歩いた。

夕刻まで身体を疲れさせ、ABCマートでバドワイザーやらビーフジャーキーを購入し、部屋飲み。たっぷりと熱い湯が落ちるシャワーを浴びて、乾燥した風でホテルのデッキに佇み火照った身体を乾かしながらビールを飲む。

ポキやシーザーサラダも毎食食べたかったから購入してあり、バドワイザーの後はローカルビールで楽しんだのだ。

まあ、友人の結婚式当日までは毎日特別派手な生活はせずに、部屋呑みを実態として贅沢はせず、それでも前の晩に飲み過ぎたら、朝食は抜いてブランチしてからランニング。
夜飲みを抑えたら、早朝からビーチ沿いに走り込み昼ランチでファーストフードで高カロリーメニューをガッツリと。

アラモアナショッピングセンターまでの往復ランをしてる最中に『慶さん‼️』と呼ばれ、釣り仲間と偶然にも遭遇。
マグロの澤田(澤ちゃん)さんは毎年ひとりでホノルルに来ており、ナイスなタイミングで合流。

翌日は澤ちゃんが車を出してくれ、ノースショアまでふたりでドライブしたりして1日楽しませてもらった。


気持ちも身体もホノルルに適応して来た。帰国日前日が、友達の結婚セレモニー。これは清楚で参列だ。

アロハシャツを準備していたので、朝から軽く走ってシャワーをし、コロンをたたいてセレモニー場へ。
完全に空腹、セレモニーが終わりビールからワイン、そして特大ステーキなどをしっかり頂いたので完璧にほろ酔い気分以上に出来上がっていた。

「明日でホノルル生活も終わりか…楽し過ぎたぞ…そう思うと、どんどん寂しくなる。もう少し飲みたい。アレを食べてみたい。あそこで飲んでみたい。」ラストまで我慢した欲求はここで爆発してしまった。

セレモニーから繋がるフルコースは無事終了し、お開きに。

私はホテルが近かったのでパタロハやらチノパンやらを早く脱ぎたかった。着替えてまた飲みに出たかったのだ。

「慶ニィ、ホテル下で待ってます」結婚式の主役とその妹と飲みに出かける約束をした。奥さんは妊娠していたので、ホテルで家族とのんびりと。ダンナが気を使って飲みに付き合ってくれる事になったのだ。

ビーチ沿いにあるオープンバーで白ワインを飲む。ホノルルにしては安くて美味しい白ワインだったから、3人で三本。まあ、普段ならもっといったのだろうが、明日帰国の私に気を使い、23時頃にはお開きとなったのだ。

私の宿泊ホテルは、目と鼻の先。見えている。歩いて楽勝で帰れるから、と旦那さん兄妹に別れを告げ、のんびりと戻ろうとした時だった。
※画像はイメージです。

「マダ ノミマショウ、ノモウ!」
黒人の引き締まった感じが全身からみてわかる若い女性に声を掛けられた。「まぢ?明日早いし…」本当にそう頭を過った。

しかし宿泊しているホテルは見えている。
「一杯程度なら可愛いし、こんな機会ないし、ラストナイトだし、良いか?」…酔っていると判断は本当に最悪だ。
助兵衛になるし、下心丸出しの中年ジジイと変身してしまったのだ。

柑橘系フレッシュな香水の匂いもおっさんには強烈な香り。きっとであろうが、ニヤニヤしながらテキトー英語で会話し、その黒人かわい子ちゃんと飲み始めてしまったのだ。

それからどうなったのだろうか…それほど飲んではいないのだが本当にこの辺りから記憶がぶっ飛んでいる。思い出せないのだ。
思い出せたのは私が自分のホテル部屋の前でその黒人かわい子ちゃんと一緒に立ってルームキー(カード)を探していたのだ。

なぜかわい子ちゃんが横にいるの?酔いながらもその場面だけは今もがっつり覚えているのだ。そしてかわい子ちゃんは私が開けたルームキーを奪い取り、先に部屋の中に入り、冷蔵庫に置いてあるミネラルウォーターを私に渡した。
ここも覚えている。

何とステキな女の子なのだろう…。しかし、その後は記憶がなく、次の記憶は翌朝であった。

「ヤベッ‼️」血の気が引いた。あのかわい子ちゃんと一夜のアバンチュールに燃えてしまったのか?

「平松、アウトぉ〜‼️か?」「もしかしてコールガールだったのか…?」ベッドから飛び起きて最初にセキュリティボックスを確認する。

開けられた形跡はない。パスポート、財布、貴重品全て取られていなかった。まず、ホッとする。

次にシャワールームをチェック。何も使った様子はない。シャワーも浴びていなければ、前日にルームクリーニングされた状態のままであった。

ただソファーのテーブルにはミネラルウォーターの飲み残しと、コーヒーカップにコーヒーを飲んだ後のものが置かれていた。

カップをチェック。口紅は付いていない。だとすれば、俺?が飲んだのか…。

黒人かわい子ちゃんの後ろ姿がドアを開き、出て行く残像だけは脳裏に残っている。本当に、だ。

だとすれば、そのかわい子ちゃんはわざわざ私を部屋に運び(連れて行き)コーヒーを淹れて飲ませてくれ、さよならしたのだろうか。

そっと自身のパンツの中のムスコを確認する。しかしファイトした形跡など全くなく、おとなしいポークピッツちゃんがそこにキョトンとしていた。
とにかく一戦は無かったようだが、このルームクリーニングされた部屋がどうしても気持ち悪い。アメニティーグッズも当然使われていないし、バスタオルも綺麗なまま。トイレも綺麗だ。使った形跡もない。

部屋掃除されたままで私がひとり寝て起きた状態。「あっ‼️」もう一つ確認してする事があった。それは、高級腕時計がないのだっ。

昨日、着替えのために披露宴パーティーで結構飲んで気持ちよく部屋に戻ったときには、まだルームクリーニングはされていなかった。枕元にチップが置いてあったままだったのを覚えている。

…となると、パタロハとチノパン、革靴をクローゼットにてチェック。ある。昨日バッグの上に脱ぎ捨てて置いたままであった。腕にしていたスイス製超ブランド腕時計だけが見当たらない。

酔いなど、一瞬で覚めた。しかし、帰国までのフライト時間もそれほど余裕はない。

ただ、部屋中探しまくったのだが、どこにも見つからない。「どうしよう…」

ある大会社の社長さんから渡され「これ(この時計)に似合う人になりなさい」と譲り受けたもの。誰でも知っている高級腕時計だ。それが、無い。

披露宴パーティーが終わった時点で腕時計も外し、不用意にもにもテレビの前に置いて出かけた。再び部屋に戻った時は、なぜか黒人かわい子ちゃんが一瞬でも部屋にいた(はず)。でも出て行く姿の残像は残っている…。

って事は、部屋を清掃してホテルの人か?そんな事を思いながらも前日に頼んで置いた無料シャトルバスの時間はとっくに過ぎ、大至急チェックアウトをする際に部屋のカードがもう一枚盗まれているのもわかった。
これは、誰の仕業???
よくよく考えれば、もしかしたら黒人かわい子ちゃんはコールガールで、私を狙い、そのまま白ワインか部屋で渡されたミネラルウォーター、それかわざわざ淹れてくれたコーヒーに睡眠薬を含ませ、高価金品を狙うために近づいてきたのか…そんな疑惑がずっと過る。

時間がない。タクシーでホノルル国際空港に向かわなくてはならないほどだ。
腑に落ちない…。納得行かない…。自身が酔ってしまったのだから文句を誰にも言えないのだが、それにしてもこんな事を言ってはいけないのだが、盗られたのが腕時計だけでよかった… 。

パスポート、財布一式、それらの類全てが盗られていたら、今頃日本大使館へ出向き、パスポートの再手続きから始めなくてはならず、であり思い出すだけでもゾッとする。

盗難したのは、かわい子ちゃんなのだろうか?掃除のスタッフなのだろうか?

どちらにしろ、これほど日本人が多く安心して滞在が楽しめられる「ハワイ ホノルル」でここまでド素人なミスを冒してしまった。

「安心」が導いた最大なるミス。

皆さん、旅先でも気を引き締めて楽しんでくださいね。ホノルルでこれほど情けないミスを冒した私は、しばらく立ち直れませんでした。

●ハワイ渡航回数:2回
●国内通貨:USドル

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keitanhiramatsu