【メタルジグカラーと水色による関係性】積丹半島ブリ狙いを例にして自論解説。

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【メタルジグカラーと水色による関係性】積丹半島ブリ狙いを例にして自論解説。


あるグループ内SNSコミュニティーのやり取りで興味のある内容が書き込まれていた。下記の通りです。

「店長さん!ガミーのヘッドグローミラーホロの160g180g200gお取り置きしといて下さい。2回もラインブレイクでロストした⤵︎
ヘッドグローミラーに縁ないのかなぁ…」
「積丹のラインブレイクの3回ともヘッドグローミラーだし」
さらに…
「今日のフィールドは。風 爆風 波 1.5〜2m
硬いロッドに160g ~200gまで着けてたんですが…

波の高低差でラインスラッグが多めに出る感じでガミーのヘッドにリーダーグルングルンに巻きつきが多くて。

多分リーダーがグルングルンの時にヒットしてテンションかかった途端にプツンっぽい感じでしたわ」

※若干の修正等入れてあります。

こんな書き込みがありました。私自身も積丹半島が北海道ブリのデビューフィールドでしたし、それ以来何十回も毎年積丹半島に通い、フィールドの特徴や癖、状況判断を学んで来たと思っています。

私なりに積丹半島に対してのメタルジグ自論もあったのでいくつかコミュニティ内に投稿しておきましたが、それを取り纏めたのが下記になります。

太陽光が高い位置から指す時間帯に水色(透明度)が良い時にミラーホロのブラッシング効果は、遠くに回遊するブリへの引きつけ、強烈なアピールとなります。

積丹半島の様な、上げ潮、下げ潮で潮が動く場合、魚(ブリ)の頭の方向が変わり、視界が50度魚眼から前方意識の視界に変わると言われております。

またベイトを探し回る回遊魚が意識する動きは「落ちてくるもの。進行方向での視界上・下45度」こんな研究結果の報告を何かの本で読みました。

捕食するベイトを探す動きに対し、潮上から捕食する事はあまりありません。

ブリ数尾がベイトを囲み突っ込んで捕食する場合はありますが、セオリーは潮に向いて行動をしています。
当たり前の話ですが、ベイトも魚です。潮に向いて行動するのが基本なのです。
※画像はヒラマサです。
視界方向(意識している)にブラッシング効果の高い、ホールスピードの遅いものを投入すれば、それだけでアピールは効果大となります。
太陽光が高くジグボディーに反射しフォール中の揺らめきで驚く程のブラッシング効果が発生します。

私自身がダイビングをしていて、爆潮流の中、鯉のぼりになりながら岩に掴まりイソマグロの捕食をみていた時のこと。
イレギュラーに動くベイトのボディーが太陽光に乱反射しブラッシング効果が「ギラッ」と出た瞬間にイソマグロや
ワフーはベイトへ突っ込んだのを何度も何度もみて来ています。
※画像はヒラマサです。
捕食するタイミングを徹底して見計らい、食いやすいポジション、無駄のない最短距離からの動きで的確に捕食します。それを誘発するのがブラッシング効果なのです。

そこにヘッドグローを投入する意味として、ボディのミラーホロは、ブラッシング効果で魚を引きつける役目からグロウカラーを別物として浮かせ、水深40mからの太陽光が届きにくくなる層からグロウカラーは黒色になり沈下していきます。
※動画でミラータイプが周囲に同調する様子を伝えています。→https://youtu.be/AC3Gw5reA7c

ブラッシング効果の高いものがアピールしながら落ちていき、その正体がグロウカラー部分だけの小さなベイト(シルエット)であれば、捕食効果、捕食意欲は更に高くなり口を使いやすくなります。
※画像はヒラマサです。
また、水深40m以深となるミラーホロは周りの水色と同調(周りのカラーをミラーホロが吸収します)し、よりグロウカラー部分だけを水中で強調いたします。

これが釣れるメタルジグと水色における関係性、となっていきます。

本来、私はメタルジグに対するカラーバリエーションをあまり考えない様な思考を持っていました。今もそうです。
カラーをなるべく意識しない様に、と心掛けています。それは魚の側線を最大に考えて狙う様なルアーアクションをして誘うからであり、ルアーアクション自体に重点を置いているからです。

今回の様なメタルジグカラーへの理論も実は大好きな分野ですが、また次の機会があれば、お伝えしていきたいと思います。

何かの、ご参考になれば、幸いです。

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keitanhiramatsu