【インドネシア・フローレス島】ど田舎に「カラオケ桶屋」まさかこんな林の中に。

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【インドネシア・フローレス島】ど田舎に「カラオケ桶屋」。まさか、こんな林の中に。

バリ島から同行した現地ガイドのヨータ(仮名)は私に小さな声で耳内をした。
『フローレス島に最近カラオケが出来たんですよ…』日本で言うカラオケは当然の事で日本発祥の、その『しらかバァ〜』と喉ちんこをおっ広げて気持ち良く唄うそれであるのだが、いつの時代にどんな流れがあったのだろうか。

いつの間にこんな間違った流れで普及したのか想像もつかないのだが、しかしこれは紛れも無い事実で『東南アジアでのKARAOKEは如何わしい』場所なのである。

スナックとも違い、キャバレー、ピンサロ…う〜、日本での風俗を絡む水商売に当てはめようとすると私の知識では表現が難しい。
そんな『如何わしいトコロ』であり、それを伝書鳩の様に仲間の横へ忍び寄る様に付き、耳元で小声で伝えると日焼けして真っ黒になった2月の顔が「ニヤリ」としたのが印象的であった。

現地ガイドのヨータを入れたオトコ5人はフローレス島随一のイタリア料理で夕食にした。フローレス島はオーストリアからだけでなく、フランスやアメリカ、スペイン、ブルガリア…と世界各国から観光客が入ってくる。

観光客が多い場所であるのにライフラインの普及はバリ島以下のスピードで沖縄タイムなど比べられない程のスローな流れ。
最近こそ、やっとどのレストランでも『Wi-Fi無料』となったのだが、数年前まではWi-Fiは買うものであって、パスワードを入力しても有料Wi-Fiの速度がべら棒に遅く、液晶画面を見ているだけで先にアルコールの酔いが回ってしまう程。

ひと雨来れば、すぐに冠水しホテル内は雨漏りだけでなく床上浸水なんてのもザラ。当然停電はお決まりで停電するとセキュリティーロックされている金庫(セーフティボックス)も全て解除になってしまい、それこそセキュリティーがなくなるのだ。

一回の停電で毎回そんな状態になり、晩御飯の外出も気が気でないほど。そんな環境だったおとなしい島のイメージというか田舎のニオイを崩さずに存続していたローカル雰囲気のフローレス島の異空間がたまらなく私には合っており、近年現代文化に必死で真似しようと足掻きながら進化するフローレス島が少し寂しく感じていたのだ。

イタリア料理に満足し、アルコールのチカラも借りて新しく出来た、と言われる「KARAOKE」をのぞいてみる事になった。

正直、衛生面等も怖かったのでスケベ心とかでなく、本気で私は乗り気ではなかった。本当に私は苦手なのだ。
「見え張っちゃって〜」と思っている人も居ると思いますが、私はマジ、苦手。

ただ「旅は道連れ」的行動も時には必要。みんなの安全面も気にしなくてはならない。こうなったらブログのネタ?いやいや、情報収集だと思い、私もそこへと侵入して見たのだ。

タクシーでそこに向かう。ワンメーターというか、相当な距離移動しても日本円で「50円弱」。50000rpもあれば、大きく移動が出来るのがインドネシアの良いところ。
確実に交渉というか、現地の状況をドライバーに伝えきることができれば、ボラれない。メーターをきちんと使うタクシーに乗車することが絶対のルールであるのだが。

ヨータも初めて行くフローレス島の「KARAOKE」。灯など全くない細い路地を抜けていく。周囲に建物がないので気持ちが悪い。これ、やばいパターンじゃねえか?そう感じながらも「アト スコシ…」と言うので車内で揺られて移動する。

ブレーキが掛かった。そこは低い建物が広くあり、ピンク色に壁が塗られている。我々男性4人はタクシーから降りて、導かれる様に中に低いピンク色に塗られた低い建物の中に入っていく。

最初に1人10万rpを払う。私が徴収しまとめる。ルームチャージ代と飲み物(ビンタンビール12本分含む)とお姉ちゃん分だ。
※この値段はバリ島に比べて猛烈に安い。アルコールだけでなく豆なども付いてきた。

チーフ?ママさん?なのだろう、仕切る女性の後に付いて別棟にあるこれまた怪しいピンクネオンのガラス張りにされたひな壇へ。そこで女性を選ぶのだ。

ママさんは英語は話せるので女の子の語源を確認して気に入った人を当てていく。当然、英語も話せない女の子も多く、インドネシア語だけしか話せない強烈に現地の女の子が殆ど。ちなみに日本語を話せる女の子は誰一人居なかった。でも皆眼はハートマーク。まあ、そんなもんです(笑)

興味のある仲間は、目をギラギラさせて女性を選んでは「平松さん、あの子がいいです」だなんてウキウキしちゃっている。
選んだ女性と手を繋ぎミラーボウルがぶら下げられている「KARAOKE」ルームに連れていき、選んだ人がその子に好きな飲み物を与えるシステム…。手を繋ぎ、早速楽しそうだ。

とにかく全員選ばなくてはならないシステムだったので、私はその先がめんどくさかったので二人の女性を選んだ。二人を指名すれば、個人的感情が芽生えない。だからメンドくさくない。

二人を引き連れ、好きな飲み物を与える。バリ島に比べて、飲み物も強烈に安かった。我々は冷えてないビンタンビールで乾杯する。そしてイチャイチャしながら字幕がローマ字で書かれたカラオケを唄い出すのだ。

こうして2時間を「KARAOKE」ルームで過ごし、私達男性は「KARAOKE」終了後に自分が指名した女性に最低5万rpをチップで渡す。
私は二人なので10万rp。これで終了。ほとんど会話がなく、指名した二人でずっと話していた様だったが、それで十分。

しかし、そこからが大変なのだ。
「お部屋にお持ち帰り(連れ込みたい)人が数人いて…」なのだ。ここからが私が大変となる。

まず、日本人仲間に値段を伝え、避妊具を買わせて(どこにでもコンドームは売られている)貴重品の収納(セキュリティーBOXでも良いが、停電になったらやばいので私はカバンの中を進め、施錠をする様に強く伝える)やその後の対応を説明する。

お部屋で楽しんだ後はタクシーをフロントで呼んでもらい、そこでサヨナラするまでの流れを伝えたのだが、みんな目をギラギラさせ興奮しているのだ。これだから困った。私の話は理解してくれたのだろうか…。

とにかく「KARAOKE」に連れていってくれたタクシー運転手に仲間のドライバーを呼ばせ、それぞれに分かれてホテルへと。

私はヨータとホテルの部屋に着きシャワーを浴びてすぐにベッドに入ったのだが、きっと他の仲間は楽しい破廉恥な時間へ突入したのだろう…。

ウトウトから本気寝になった頃、私の部屋のドアが猛烈に叩かれる。
      
        「どんどんドン、ドンドンドン!!!」何事だっ?

飛び起きてドアを開けるとそこには「KARAOKE」から連れてきたお姉ちゃんと仲間が立っているではないかっ。

「何言ってるのか、わからない」と。

お姉ちゃんに何?と聞いてみると「自宅に帰りたくない。まだ一緒に居たいんだ」とどうやら言っている。

仲間はやるだけやって(ひどい表現だね)楽しむだけ楽しんで「はい、帰ろう」ときっと言ったのだろう、いやそうやって行動に移したのだろう。でもお姉ちゃんもまだ野良犬も寝ておりウロつかない時間帯に帰されてもそりゃ困るだろう、と理解し、それを仲間に説明する。

「朝まで居たら、延長料金ってかかるの?」そんなのは、ない(笑)知らんっ(笑)大丈夫だから、明るくなるまで二人でベッドに入っていて!!!そう告げ、私は再びベッドで眠ったのでした。

そして翌日。
ホテルのレストランで朝食を食べようと出ていくと、なんとっ!!!そこには「KARAOKE」で居たお姉ちゃんらが今だにいるではないかっ。それも一緒に朝食まで食べている。一人の仲間にどうしたのか、聞いてみると皆、お腹が空いたので朝ごはんを一緒に食べたいのだっ、となったのだ。

この日は島内観光を予定していたので朝から動くことはなく、それだから前夜は軽くは目を外したのだが、ここまで一緒にいることもないだろう、と(笑)

朝食が終わり、すぐにホテルのフロントでタクシーを手配。チップを各々渡した様で、タクシー代を握らせて帰ってもらうことにした。

それにしても。
フローレス島でのピンクなナイトに少し笑え、そしてフローレス島でもこうした女郎屋感覚の場所が健在し、田舎なりにスタイルが確立されているのだなっと感心してしまった。

仲間たちは目の下にクマをつくり島内観光どころではなかった様な感じであったが、私はロケも絡んでいたので、それなりに撮影の仕事をこなした。

あれから数年が経過している。フローレス島の空港も近代化建物となり、とても大きな空港になった。外国資本系ホテルもいくつか出来上がり、ヨーロッパやアジアのお金持ちなども多く入ってきている。

きっとあの「KARAOKE」屋は平屋作りから2階建へと代わり、「KARAOKE」ルームから個室への移動、もしくはその場で別下手でちょめちょめなんかも出来るようなシステマチックになってるかもねっ。

そこを追求する気は無いですが、ど田舎のフローレス島でもピンク産業は成立するんだなっと思ってしまったのでありました。

●インドネシア渡航回数 40数回
●国内通貨:ルピア 10万rpで771円(2019年11月23日調べ)

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keitanhiramatsu