【第109回 神奈川県柔道道場連盟柔道大会】開催され、感謝です。
昨日、神奈川県柔道道場連盟柔道大会が神奈川県立武道館でおこなわれました。
しかし、縮小による縮小。本来なら道場対抗の団体戦や各学年のエントリーもあり、毎年この試合に向けて皆稽古に励んでいた記憶が強い。今年は小学生は6年生、中学生は3年生、と最終学年のみの大会。それも3人までの対戦となる高点試合。それでも試合がある事自体が有り難く感謝しかありません。
まだ先わからない全国に向けての中学生県予選がどうなるのかも不安定でありながらの日々の稽古。最高学年の中学生は進路にも関係してくるだろうし、目標を定めて努力している子達に可哀想でならない。
昨日は大会に出場させてもらい、一昨日は地域中学生が集まる練習会に参加させてもらった。皆、練習する環境は誰もがノマド状態。稽古場ひとつを考えても、隣町では練習が出来ない(出入りの制限)状況もあり、数年前の柔道が安易に出来る環境など、全く無いのだ。
その中で進路を意識し試合で結果を出して…と当たり前の言い方をすれば、それは今の中学生には当然通用せず、であり様々な事を考えてしまう。一番の犠牲者は中学生本人君達なのだから。
一昨日は自分が受け持つ地域中学校の部活で柔道部を1時間半みてから、隣地区の合同練習会へ。無理言って息子をお願いしている以上、私は、身体を中学生らに貸す事が絶対だと考えており、ラスト40分間の乱取りに参加させてもらいました。
次男坊も普段は高校生との稽古が中心なので、コレまでとは違う目線での(本来の目線)稽古が出来たのでは❓。その代わり、私はたくさん投げられ、身体全体を中学生君らに預け、柔道が出来る環境をあらためて喜び、感謝したのでした。
昨日の道場連盟柔道大会、コーチはお兄ちゃんが付いてくれ、無事目標は達成出来た、と言っていました。しかし、1年以上振りの試合、1試合目は足が震え、緊張感を感じたよと目を丸くして晩ご飯時に話してくれた次男。
私は仕事の流れが落ち着いたら、また中学生の道場指導に戻る予定。早く道場に戻りたいから今、仕事を完璧にしておき、再び自由に動き回れる環境に戻す事を最優先し、私は自分の持ち場を立て直しています。それは…。
ある先生から直接連絡がありました。
『今、戻って来て欲しい。嫌われ役をかって下さっていた先生(平松)が居ない現状は子供達の影響にも良くは無い。早く戻って下さい。』
そう言われて、涙が溢れてきた。頭をハンマーでぶん殴られた程のインパクト。「俺、何してんだっ」自分を責める前に、動ける環境を作り直す。それを最速でやりながら、力強い仕事環境に戻し、生徒らの元に戻らなくては…。
一昨日、合同練習会でみた教え子である道場生のハキの無さ、無力さ、無礼、を実感し、これが私がこれまで指導していた生徒の姿なんだ、と落胆。
それでも「これでは、だめだ。コレでは、だめだ」と胸で言い続けた。
『今、戻って来て欲しい。嫌われ役をかって下さっていた先生(平松)が居ない現状は子供達の影響にも良くは無い。早く戻って下さい。』
電話越しからのある先生からの声は耳から離れない。脳にずっとある。昨日の試合、一昨日の出稽古で感じた、私なりの中学生との向き合い方。
嫌われていい。私も中学時代の恩師は本当に体が拒否していたほど…でも私の中学生時代を作って下さった溝口圭三恩師は今でも「ホウレンソウ」を最優先する。私が中学生時代は恩師を思い出すだけでゲロが出た。下痢になる。悪寒がする。全て本当の事。逃げて近くの大学構内に時間まで身を隠していた事もあった。もちろんバレたが。それほど成長期に於るご指導を頂いた先生なのだ。
昨年、私が絡んで、初めて県大会優勝した生徒の事を報告した時、先生は我が身以上に喜んで下さった。
また少し前になるが、高校時代の監督には、小.中学生の指導で悩んでいた時に細かくご指導してくださった。
恩師への感謝は尽きない。私は困ったり、知識足らない場面はとにかく相談する。その相談が解決法となり、もしかしたら昨年の県大会優勝者に繋がったのかなぁ、と考えたりもする。
自分自身の環境をしっかり整え、再び道場に行ける様に気持ちを作り直して春の地区大会、夏の本戦前までには「うるさいオジサン」として戻りたい。
まずは平日からのスタートだ。嫌われ者、地味に動き始めています。昨日の柔道大会をムービーで観て、最近の自身を説いたのでした。