【弱点公開‼️パタゴニア ブラックホール】愛用だから、敢えて言います。

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【弱点公開‼️パタゴニア ブラックホール】愛用だから、敢えて言います。

パタゴニア ブラックホールシリーズ。

私が愛してやまないシリーズで、全てのサイズを現在使い続けています。ブラックホールシリーズが発売された年から既に10年以上。

この10年で同じ形状のものやサイズも各種入手しては様々な使い用途で酷使してきましたが、いくつか気になる点が見えてきました。それを今回は公開しようと思います。

大好きなバッグだから、本当は製品のリペアではなくて、もっと根本的な生地などを直して欲しいのが理想ですが、そんな意見は伝わりません。

それに、私は年間210日を超えたトリップも過去ですがやって来て、そんなに使う人もそうは居ないだろうなっと諦めもありながら、書かせていただきます。

ブラックホールシリーズ。

小物からだとポーチとして使用しているキューブシリーズ。特にスモールサイズはショルダーベルトを付けて財布など貴重品を持ち歩くポーチとして使用しています。

ミディアムサイズは医薬品や歯磨き類などアメニティ物を常備したバッグとしてトリップに必需。

ラージタイプは衣類を纏めて入れて使い、どのサイズも重宝しています。

パタゴニア

ザックは通勤時に用いて、もちろんトリップ時も出張時や遠征先にも背中から離れません。

大切なMacBookやらiPad等、旅で必要な小物、機内に持ち運ぶものを入れており、これも無くてはならないモノ。旅先へのメインバッグはウィールド(タイヤ付き)モデル。

夏場の衣類が少ない時には100Lの中にグレートディバイダーも入れて荷物をひとつにして動き易さ優先に遠征に出かけます。

私はプライベートで柔道をしているのですが、柔道衣を持ち運ぶバッグもブラックホール・ダッフル55L。

旅先で釣り場に向かう際には、小さく畳んで携行したブラックホール・ダッフル55Lがとても便利なので、ブラックホールトートと共に持ち歩いています。

こうした私にとって日常的に必需品となっているブラックホールシリーズなのですが、良い点はこれまでこの「いいぶさ日記」に何度も書き綴ってきました。

形状で分けた使い方を提案したり、用途に合わせて紹介し、お気に入り度もきっとわかってもらえるはずですよね。

この様に使いまくっているブラックホールシリーズですが、明らかに悩める問題も相当出てきたのが、今回紹介する点になるのです。

それは、撥水効果を高めるために強い生地

(★ 本体:TPU(サーモプラスチック・ポリウレタン)フィルムをラミネートした、消費者から回収された14オンス・900デニール・リサイクル・ポリエステル100%のリップストップ。裏地:3オンス・200デニール・リサイクル・ポリエステル100%。ポリウレタン・コーティング済み。本体はブルーサインの認証済み。※パタゴニアHPより抜粋)

の表面に施されたビニールコートが劣化してしまう問題。

軽い雨や船での波飛沫などから中身を守るために施されている表面コートが本来の生地と剥離が始まり、それが浮き出していつしかボロボロと剥がれてきてしまうのです。

100Lのウィールドシリーズ、55Lのダッフルバッグ、ザック共にどれも同じ現象が起こり、人体の日焼け後に出来る様な水脹れが出来た様な症状から皮が剥がれて来る程の状態になってしまいます。

こうなると、もう手の施しようがありません。

太陽光線(紫外線)がビニールコートを硬化させ、それが破れてくるのがパターンになります。

写真のオレンジ色の55Lダッフルタイプは片面は全て剥がれ、機内などで相当な汚れを出してしまいました。

機内預けも多くて、熱帯地方(東南アジアなど)のトリップ時に暑い国で使った後に帰国の際、機内預けをし、機内預けはかなりの低い温度にて運ばれています。

冬季の日本に戻っていると、ビニールコート部分が本来の生地から剥離し始めます。

これがスタートで、負荷が掛かる部分(持ち手位置)から剥離が始まってしまうのですね。

年間で1〜2度程度の使用ならば、まずそんな事にはなかなかなりませんが、私の様な使用回数が多い方はきっと理解出来るのではないでしょうか。

こうした、使用を繰り返す事により、更に傷は悪化し、それをリペアする事は現在のパタゴニアリペアセンターでは受け付けてくれていません。

実際に直営店へ持ち込んで相談させてもらったのですが、経年劣化の扱いになり、修理が無理と言われてしまいました。

トレントシェル、これの内側が経年劣化でボロボロと剥がれてくるのは、以前の「いいぶさ日記」にて紹介しました。下記に掲載しております。

それの扱いと同じになっちゃうのですよね。

「表面処理した部分が剥がれてくるのは、致命傷だと思う」と使いまくっているから直営店で伝えてみたのでしたが、どうにもならなかったのが記憶にあります。

こうしたマイナスな部分はあるのですが、それでも使い易さに惚れた私はこの先も現役で使い続けていきます。

明らかに剥がれがひどくなったオレンジ色のボストンタイプは片面を剥がして使っています。

重い濡れた柔道衣の持ち運びに使うものは、出来るだけ柔道場の畳をビニールカスで汚さない様に気を使うし、ウィールドタイプの大型モデルは、いくつか同じサイズを持参し、使い回して劣化を防ぐ様にしています。

また旅の連続があるタイミングは、ひとつを手持ち、その先に入らなくてはならない遠征先に送っておく、こんなスケジュールも多く、お気に入りをひとつ持つとはならず、使い回しも大変なんですよね。

【ささやかな、願い】

アメリカ本国のバッグ類を使いまくっているフィールドテスターなどがこの事実に気付いてくれたら嬉しいのですが、私の様なものがどれだけ頑張っても、きっと伝わらないのだろうな、と半ば諦め、またそうした意見を吸収してくれる様な事もなかなか無いので、仕方ないですね…。

大好きな、大切な、なくてはならないブラックホールシリーズだから、敢えて辛口な意見も混ぜて今回は更新しました。

絶対に本製品自体の丈夫さは間違いなく、安心して使い続けられるから、こうした事への耳の傾けもしてもらいたい。

使えるから、使い続ける。それが基本。

しかし、製品から汚れたビニールカスが放出されるのは、私的には嫌なんですよね。

今回は現状で悩んでいる本音を書かせていただきました。

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パタゴニア Photo: Barbara Rowell

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