【炎の乱取り祭りコラボ福平塾始動】日本工学院八王子専門学校柔道場をお借りして。

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各所属先の柔道環境は、ほぼコロナ前に戻りつつあります。出稽古なども緩和され、週末になればSNSでも活動の様子がたくさん飛び込んできます。

《炎の乱取り祭り》は団体や所属の垣根を越えた大きな公園の柔道環境。

キャッチボールをする親子や、鉄棒を練習してる子、お孫さんと遊ぶおじいちゃん、鬼ごっこしてるグループもあったり…とそれぞれが公園で余暇を楽しんでいる。

それを「柔道」に統一し、柔道を愛する人々が集まって乱取りや技の研究などをする環境が《炎の乱取り祭り》時間になります。

《福平塾》は技術的に再確認しながら普段とは違う相手と打ち込みをしたり、組手の研究、また現役時代に世界で活躍された選手の方々に得意技の講習をして頂き、技術向上の時間なども設け、柔道稽古時間として動いています。

このどちらも環境を与えてくれる影の立案者が宮本功三先生であり、今回は炎と福平のコラボとして開催されたのです。

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道場に入ると、既にたくさんの人が整列からの礼をし、稽古前の準備運動から始めていた。私は少し遅れて道場に入ったので急いで柔道衣に着替える。

テーピングをガッツリし、広い道場内を遅れてランニング。ストレッチもしっかりやってるタイミングで福井学先生の反復打ち込み、内村直也先生の背負投講習会が始まった。

私もその頃になると、サウナスーツのおかげでジンワリと汗が滲み始めてきた。長男の体を借りて、打ち込みを受けてもらう。先月骨折した右足指周辺、左組手の私は軸足になるので踏み込むことに痛みをまだ感じてしまう。

軽いランニングは出来るのだが、しっかりとした打ち込みをしようとすると、まだ爪先にチカラが入らない。

これまで中学生中心で柔道乱取りを受けてきたので、一般の方との乱取りはちょっと怖い。しかし、今回の乱取り祭りで乱取りをお願いされている方が居る(すでに準備万全の様子)ので、確認のためにも打ち込みはしっかりとやっておいた。

今回乱取りする相手は、元日本工学院八王子専門学校の柔整科助手の森山先生。

現在は浜松の大学で教員をされているのですが、この乱取り祭りに合わせて浜松からやってきたのです。そして私とどちらが根をあげるかの乱取り時間を。

これ、以前から森山先生(日本工学院八王子専門学校在職中)とやっていた事。乱取りをどちらかが「もう、降参です」と言うまで続ける。負けを認めるまでやめない…意地と意地のぶつかり合いの乱取りなのです。

森山先生とは息子(長男)ほど歳は離れています。ほぼ息子と同期位じゃないのかな。高校時代はサッカーをずっとやっており、下半身だけは負けませんよ、と毎度言われてきたので、今回もきっとドロ乱取りになるだろうなぁ、と思いながらも乱取りが開始となった。

3分、これを本数を最初は決めずにスタートする。全体の雰囲気を見て「ラスト何本です」と我々が決めて終了となる。

その間を使って、森山先生との乱取りがスタートとなった。

私は怪我復帰、森山先生もそれほど柔道はやっていない、と言いながらもスタートからバチバチ。森山先生の技が良いタイミングで入れば、無理をせず投げられるし、飛ぶのを我慢はしない。

森山先生は、私からの技は何としても飛ばないように防御し、体力だけで技を掛けてくる。受けるのも大変。そんな乱取りだから、他の人達は、もしかしたら「何ふざけてるの?」と怒るかもしれない。

いい技だったら、わぁ〜わぁ〜言い、くたばりかけたら「もう終わりですか?」と挑発しながら柔道乱取りを楽しむ。

ガチの乱取りなのですが、無茶がない乱取りなので、体力が続けば本当に面白い。

最初、11本ぶっ通しで続け、一度水分補給。、もちろん森山先生が(笑)。私はその間の2本は次男坊と乱取り。これは集中しないと吹っ飛ばされる。…と言うか、3本足技で投げられました。

組手が上手いので、先に技出しされ、うまく体捌きでコントロールされ、足を拾われる…。やっていて、本当に嫌な柔道をする次男坊。2本続けて乱取りをし「もうやらない」と決めたほど。

森山先生も水分補給(休憩)から戻ってきたので、再び14本目からドロ乱取り再開。サウナスーツは洗濯後ほど汗で濡れ、柔道衣はびっしょり。

さすがに18本目あたりで脱ぎ、結局28本まで続けたのでした。アホです、完全に。

宮本功三先生にも「アホの二人だ、本当にアホだ」と笑われ、私自身もやり過ぎた感満載でした。

そこへ福井学先生が「慶ちゃん、イチ(市川勝広さん、同期で東海大〜東海大高輪台)が待ってるよ…」と茶化される。結局イチとも乱取りスタート。

ラスト2本は、同期生とのおじさん乱取り。これは3年前にイチを私が投げており、その対策で挑んでくれた様で、見事に大内刈りで吹っ飛ばされました。

3分とは言え、約1時間半ぶっ通しの乱取り。終わった後は、起き上がることが出来ないほどでしたが、なぜか清々しく、達成感のあった柔道時間でした。

今回、久々に笑った。心から森山先生と笑えたし、次男坊とも久しぶりに乱取り出来たし、同期のイチとも3年ぶりに乱取り出来たし。畳の上で心から笑えた。

仕事で根詰めていて、最近笑ってなかった気がする。肉体的には疲れたけど、こうして心が落ち着くってのは、本当にいい事だ。

乱取り時間、やっぱり素晴らしい。今回は、そんな気持ちになれた《おじさん’s柔道時間》だったのでした。

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keitanhiramatsu