柔道を指導する事で全日本柔道連盟(全柔連)指定の指導者指導項目があるのを知ったのは、42歳の歳であった。
それまで大学卒業後は柔道を避ける様な生活で「二度と柔道はしないだろう」とまで思っていた程。
もう柔道とは無縁だ!と決めつけ、長男の少年柔道すら見なかったし、まさか長男が自分から柔道がしたい、と言うのも思ってもみなかった。
長男がもう少し強くなりたい…と言う気持ちが聞こえた矢先に自身のガン闘病生活。
これがきっかけで柔道衣を着た訳だが、現役時代と22年も経過した柔道環境は全く違っており、試合ルールを知るために審判ライセンス、道場でお手伝いするために指導者ライセンスを取得したのである。
「40過ぎて、浦島太郎が柔道勉強?」当時の自分を思い出してもよく柔道環境に戻ったものだ、と感心すらしてしまう。それくらい、現役時代の柔道には疲れていて、嫌いだったのだ。
そんな私がまさか!まさか!のライセンス更新、スキルアップ、と学びをやめようとしない。よくもここまでやるよな、と先日参加した高校時代柔道部の集まりでも仲間から言われた程。
おまけに、審判、指導者、だけでなく自身でも汗を流して稽古し始めてるし…。何が私をそうさせたのかは、以前から「いいぶさ日記」を読んで下さっている方なら分かっていると思いますが。
この日は午前中、光明学園へ出稽古に向かっている中学生の引率と受け入れ側顧問へご挨拶。1時間程しか中学生に付いてあげられなかったが、中学生を盛り上げておき、その足で横浜武道館へと向かいました。
午後13時から今日は神奈川県柔道連盟主催の指導者講習会。指導者としてのスキルを上げるため、とライセンスに必要な継続点数確保、そして尊敬する林田和孝先生の講議だったので受講を望んでいました。
林田先生は、東海大相模高を全国優勝やオリンピックメダリスト、世界選手権などで活躍した選手を育てられた方。
以前、東海大相模高に出稽古へ向かった際に林田先生のご指導を何度か聞いた事があるが、理論的にご指導されていた内容に感銘を受け、尊敬している指導者なだけに受講が楽しみでした。
講習会には顔見知りの先生方が多く出席されており、ご挨拶を済ませて畳に座る。講習会が始まると、その話術に惹きつけられ、あっという間の3時間だったのでした。
全柔連が管理する指導者ライセンス。
年に2度、春と秋にこうした講習会が行われて、色々な先生方の講議を企画してもらえ、学ばせてもらえる。自身の指導力を高め、生徒たちに柔道を楽しく学んでもらえる様、これからも柔道貢献に努めていきます。