【秋の北海道行脚4/5 】アメマス狙いで立ち込み、寒さ満開。2024/11/4
初日午後から入ったアメマス狙いのポイントに4日目は決めていた。
ただいくつかの案はあり湿原に行くか。阿寒湖でニジマス狙うか?少ない知識とこれまでの経験を模索しながら色々と考えたのですが、大場所は連休最終日なのできっと人も多いだろうと思い避けたのでした。
外気温4℃。我々本州チームはこの寒さを受け止められない。舘野さんは1日早帰りなのでラストフィッシングになる。どうしようか悩んだ末、予定通りにアメマス狙いに河川へ向かったのでした。
アメマス狙いのポイントはかなりマッディなポイント。堆積した泥地に足を取られながらのエントリーになる。
それを覚悟で河川に立ち込んでいくのですが、さあエントリーだという場所にたどり着くと既に大人数のフライマンがバシバシとフライロッドを豪快に振っている。
「こんなに人が入ってるんだ…」この日もショックから始まった。
あまりにも人が多く入っている。2〜3人なら特別何も感じないのだが、河川に10人以上並ぶと本州の釣り場と変わらないじゃないか。もしかしたら、本州よりも過密なんじゃないか、とも思ってしまう。
それでも秋から冬にかけて私はこれまで良い思いをずっとしてきたポイントなだけに過去を信じてエントリーを決めたのでした。4人の本州チームはそれぞれ分かれて河川に入っていく。
私が立ち込んだ目の前では巨大コイがライズする。それを無視して回遊してくるだろうアメマスを求めてプラグをキャストした。
北海道道東は15時過ぎると夕刻となり、16時で陽は沈む暦だ。だから釣りが出来るのは15時過ぎまで。4℃の外気温で河川に最長で7時間浸かる事を一応考えておかなくてはならない。寒さと冷えとの戦いだ、と覚悟を決めた。
アメマスはルアーに反応してきた。しかしだ、サイズが伸びない。40cm前後ばかりのチビちゃんしかヒットしない。フライマンが60cm位のを掛けたのは1度みたが、それからは特に良型を見ることがなかった。
そして。初日同様、いやそれ以上にコイさんの反応がすこぶる良くなってしまい、かなりの確率で巨大コイがプラグにイタズラしてくる様になってきた。これはアカン。釣りをしながら、どうしようか悩みまくった。
14時を過ぎても一向にサイズが伸びないアメマスとサイズが更に巨大化してきたコイに愛想を尽かし、この日はロッドオフとした。
陽のあるうちに舘野さんは荷物を片付ける。女満別空港まで送るので空港前のラーメン屋で全員身体を温めた。「平松さん、今日はいつ上がろって言ってくれるか待ってましたよ」と。みんなもラーメンを食べながら頷く。
そうか…私だけでなく、みんな辛かったんだね。申し訳ない。少しエスコートする側の配慮が足らなかったなぁと反省しながら、味噌ラーメンをすすったのでした。