【良いモノを永く使う】モノを大切にする気持ちが浸透し始めたと感じられた一日。

Goldic

【良いモノを永く使う】モノを大切にする気持ちが浸透し始めたと感じられた一日。

Goldic昨日の出来事。【良いモノを永く使う】モノを大切にする気持ちが浸透し始めたと感じられた一日。
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昨日、お店にご来店下さったお客様との会話の中で、「この方と共感出来る。」そんな嬉しい思いがあり、そのお客様と話し込んでしまいました。

当店(Goldic)は、釣具を販売するショップです。お客様は週1ペースでオフショアゲームを楽しまれています。その季節に合わせた対象魚を追い、釣りを楽しんで日々のストレス発散や、喜びを感じているのだ。と話してくれました。

今回は秋のジギングシーズンに備え、メタルジグをご購入。レジでお支払いが済んだ時に「平松さんのタックルケース、見て良いですか」と。
小生、釣具全般、お店に置く様にしており、お客さんに小生のタックルを見てもらえる様に陳列しているのだ。
グレートディバイダー
その方は、小生の「パタゴニア グレートディバイダー」が無造作に積まれているところまで行って、マジマジと見出した。

「パタゴニア グレートディバイダー」とは、長方形の完全防水で出来た、丈夫なバッグ。

「これ、凄く良いですよねっ。使い心地はどんな感じですか」こんな質問から始まった。
グレートディバイダー
この「パタゴニア グレートディバイダー」は小生3代目まで使っており、一番古いものは15年以上前からなんですよ、とお伝えした。
この「パタゴニア グレートディバイダー」とにかく愛着があり、釣行時、潮がかぶっても魚のヌメリが付いても、血がかかっても、帰港したら真水でホースを全体にかけて丸洗い。後はタオルで拭くだけ。
グレートディバイダー
さすがにグリーンの初代のモデルはファスナー部分が塩害で腐食してしまい、ファスナーのつまみが劣化の末に折れてしまったのだが、それもドリルで穴を空け、ファスナーの握りを再生させたりした。
(その時の【パタゴニア グレートディバイダー】メンテナンスブログは、こちら)

マメに手入れする部分は、ファスナーに潤滑剤を塗ったりする位かな。たまにバッグ全体を乾いたタオルで拭いて上げることで、こんなにまだ艶もあり、現役なんですよっ。と中身も開封して見て頂いた。
グレートディバイダー, ブラックホール キューブ,

「私は、最近流行りの大型プラケースがどうしても苦手でして。」
オフショアを楽しんでおられるお客様。乗合船で誰もがその大型プラケースを船内に持ち込み、釣り座周辺にガサツに置かれていることが堪らなく嫌なのだそうだ。
グレートディバイダー,
「小生もそれは、感じておりました。」
思わず口にしてしまった。もう少し、スペースを考えてものを持ち運べば、という思いや、荒れた際に船縁にガッシャンガッシャン当たるのがストレスであった。

実は、小生も国内のGTゲームの際、大型プラボックスを使用していた。誌面に掲載したのもまちがいなく小生であり、流行らせたキッカケになっているとも言える。
しかし、場所を取りすぎる事と、船の揺れで左右に滑りながら移動することが限界になり、この「パタゴニア グレートディバイダー」に変更した事も事実。

それ以来、大型プラボックスは倉庫のプラグストック入れに現在なっており、釣り場に持ち歩く事は無くなったのだ。

お客様は、「パタゴニア グレートディバイダー」をマジマジと見て触りながら「こんなに愛着が感じられるバッグって、素晴らしいですよねっ」と。

値段を聞かれたのでお伝えすると、その値段にも驚いていたが(税抜き¥32000-)でも「平松さんが、ここまで使い込んでるのだから、本当に良いものなんですねっ」と言ってもらえ、小生、嬉しかった。

その方は、さらにレインウエアーの話しをして下さった。
「今まで、ワンシーズンしか使えない様な安価なレインウエアーを購入しては、買い替えて来ました。でもパタゴニアのレインウエアーに出会い、その素晴らしさ、着心地の良さ、丈夫さ、に惚れ込んでしまいました」

また「安いものは、それなりの扱いしかしなくなるんですよねっ。モノを大切にしようとする意識も薄れ、メンテナンスなどもしなかった。でも気に入ったものへの愛着は大きくて、レインウエアーのメンテナンスもしっかりやる様になったんですよ。」と。
(その時の【パタゴニア レインウエアー】メンテナンスブログは、こちら)

小生の書いたレインウエアーのメンテナンスブログを参考にして下さった様で、普段はご来店して下さっても、あまり話さなかった部分まで話し込む事が出来、「いいぶさ日記を丁寧に書いて来て、良かった」と実感。

その方は「今までは、レアなプラグやメインの道具に高額を使い、付属のものは雑にしてきた。しかし、最近【釣具】はルアーやリール、ロッドだけじゃない。こうした付属のモノも丁寧に、そして愛着が持てる様に使い込んでいきたい」と言って下さった。

高額なリールもモデルチェンジを繰り返し現役は4年程度。10万円近くするリールが10年立つと「メンテナンス出来ません」とメーカーは受け付けなくなる。少しパーツを直せば、まだまだ十分に使える、メーカーのフラッグシップモデルのリールも、メーカーはサポート期間を打ち切ってしまう事で、思い出の品では無くなってしまうのが現状。
グレートディバイダー,
思い出の品、愛着のある道具、これって「いつまでも使い続けられるもの」が本当の愛着品であると思うし、大好きな娯楽【釣り】だから、気に入ったものを使いながらの余暇の時間を過ごしたいんだ。と強くおっしゃっていた。

「小遣いが少ないから、今貯めています。その時は注文して下さいねっ」その方は、帰り際にそう言って下さった。
物凄く嬉しかった。
安いボックスを使い続けて、角が割れたら買い直して来た今までから「愛着が持てる、永く使い続けられるモノ」への「意識の変化」を小生に伝えてくれ、お客様が帰られた時に、とても暖かい気持ちになれました。

レインウエアーや、バッグのブログネタ
小生の普段の行動を書いて来た「いいぶさ日記」に共感して下さり、その思いが伝わった喜びが昨日の最高のご褒美に感じられたのであった。

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