【京都錦のお菓子。干し芋に絶讃】豆招福で今回も買えたのでした。
2021年秋に京都錦市場へ行った際に出逢ってから、この味が忘れられなかったのです。
さつま芋を四角くカットし少しのお砂糖で味付けされた「干し芋」にしただけのお菓子なのですが、たまらなく優しい味に恋焦がれていたのです。
京都の上品さが伝わる忘れられない味。次に錦市場へ行ったら、また購入してこよう、と決めていましたが、今回3年越しに再び入手する事が出来たのでした。
●【京都発⁉️久々の錦市場商店街《豆招福》】懐かしさと三密を考えながら。2021年9月29日更新
https://kei-hiramatsu.com/2021/09/29/post-21623/
錦市場は3年前とは全く違う場所に変わっていたのは、前回に思いを告げたのですが、このお店だけはそのままの姿でいて欲しい…と願いながらの買出しでした。
外人だらけの狭い路地を抜け、寺町商店街へ一旦逃げてから再び店に向かう。すぐにお店はあった。外人さんらが押し合う様なお店ではなく、乾物を丁寧に販売しているお店。
「お店があって良かった」とホッとし、探していた「干し芋」を聞くと「あるよ」と店先のおばちゃんが優しく言ってくれた。
感激だ。大きい袋と小さな袋詰めがあり、そのどちらも幾つか購入する。
「3年前にも買いに来たんですよ」とおばちゃんに伝えると喜んでくれた。「今は外人ばかりで、なかなかウチの様なモノは売りにくいんですよね」と何だか寂しそうにも見えた言い方で接客してくれる。
おまけでと、甘く煮た黒豆の乾いたのを袋にそっと入れてくれる優しさ。手に渡す様に黒豆を出してくれると、それを見ていた外人さんらが次々と手を出してくる…。
礼儀とか、感謝や対話、そんなモノは一切なく、自由に食べれるものは勝手に手を出し、食べるだけ食べて次に行く…。
錦市場の全ての外国人がそうであるとは言わないが、もう少しモラルみたいなモノはないのかっ‼️と言いたくもなった。
店のおばちゃんは、再び違う豆袋を出して私の買い物袋にそっとプレゼントしてくれた。わざわざ買いに来てくれて…なんて気持ちじゃないだろうな、ひと前で渡せば、次々と手が出てくる状況にせめてもの気持ち、として豆袋をくれたんだろうなぁと思う。
もう錦市場正面からは来ずに、寺町商店街から次は豆招福さんの「干し芋」だけを買いに来よう。それが一番良いのだ、と本心で思ったのでした。