【4/5 ヒラマサ狙って今年も対馬IN】春漁丸3日目最終日は上対馬へ。
風ひとつない厳原港。午前7時。最終日も状況ミラクルは朝から感じられた。よっしゃ、完全にベタ凪だ。
もしかしたら、あまりにも好天候過ぎて『凪倒れ』になるんじゃないのか?と心配すらしてしまう。大寒前々日の1/19。沖の気温は14℃。私を含めてみんな日焼けまでしている。冬の遠征じゃないぞ…これは。
日焼けしちゃう真冬の対馬なんて、対馬に通い出して28年目になるけど、もしかしたら、初めてかもしれない。変な事が起きなければ良いのだが…。
この日は東海岸狙いではあるのですが、上対馬に入る。比田勝沖まで一気に走った。
ピーカンベタ凪、船の走行時も気持ちが良い。比田勝沖で潮が動いてくれていたら…を願うばかりでの移動時間だったのでした。
1時間ほどでポイントに到着。ここは過去何度も良い思いをさせてもらっている場所。自ずと気合いが入る。ポイントは魚礁狙い。
一発大物を最初から私は狙っており、2日間メインで使ってきた《KEI-JIG S-cape 180g》から《Gummy 250g》にチェンジ。スタートから飛ばしていくぜ、と意欲はジグのウエイトに現れていた。
上対馬の魚礁は基本ベースで100m以深になる。厳原沖などよりも深い位置で釣りをする事になる。魚礁も他位置よりも高いものが設置されている。
潮が動いていれば、良型のヒラマサの確率が高い。だから重めのGummy 250gで早く着底し、中層までしっかりアピールさせ、デカいのを掛けても魚礁で根連れしない様なファイトコントロールを先に描いていた。
予想通りに潮は動いているアナウンス。水深105m。ここからしゃくり始めるのですが…。
2投目でなんと情けないミスにより、左手を突いてしまい釣りが出来なくなった。手首も同じタイミングで痛めたかも。明らかに15kgは超えているだろうサイズまでバラしてしまった…。情けない。
「痛さ」で言えば、人差し指と中指2本の爪をハンマーで叩かれた感じがわかりやすいですかね。激痛で釣りどころでは無くなり、急いで魚用の氷でギンギンに指先をアイシング。
何度もアイシングをして、鎮痛剤をしっかり服む。鎮痛剤があって良かった…。リアルな話、この日の2投目に起きた悲劇…。
船を比田勝港に回してもらおうか…真剣に考えたりもした。どうしよう…が一番にのしかかってきた。
左手指先だから、書き物は出来る。ただ、パソコンのキーボードは打てるだろうか。鎮痛剤が効き始めたタイミングで軽くジグをシャクってみたが、ハンパなく痛い。
幸いにも骨には異常は無さそうだった。指先の皮膚と肉が強打された感じで、マヂで痛い。柔道を続けてきて、これまで相当な怪我をしてきた。だから、痛さの度合いはだいたい把握しているつもり。
今回のミスは鎮痛剤を服用していれば、どうにかなる。しかし、シャクれないし帰りの荷物が持てない。こりゃ、ほんと「どうしよう…」だったのだ。
朝のスタート2投目から昼過ぎまで釣りをするのを中止。鎮痛剤を追加し、午後からリハビリジギングとして再開をした。
魚が掛かれば、アドレナリンで痛みが忘れられる。痛みが出たらバケツ氷に指先を入れアイシング。指先が冷たさで麻痺みたくなったら、再びジギング。これを繰り返して午後からの爆釣モードを楽しんだのでした。
樽が浜港にこの日は入り港でタグ&リリース。30本以上打って終了。そのまま港で荷物を片付け、衣類からタックルから全て自宅送りにした。
こんな重いタックル、指先激痛では持って動けない…。ヤマト便で送り、対馬釣行全ての行程が終了したのでした。
今回3日間の「タグ&リリース」総数は73本。3kg以下のヤズ(ブリ)やヒラマサはタグも打たずにその場でリリースしましたが、それでもこの本数をリリースすることが出来、再捕が楽しみです。
この日は全員で福岡泊まり。ホテル近くの居酒屋さんでラストナイトを…と考えていましたが、さすがに指先激痛のため、アルコールは無理。ウーロン茶で乾杯のラストナイトだったのでした。
こうして釣りツアーも終わり、釣果的には大満足の旅を楽しんでもらい、成功で終わったのでした。