【次男坊6年間のお弁当作り終了】やり切りました‼️達成感に。
次男坊が中学生に上がる前のタイミングで些細なことで女房とケンカになった。そのタイミングで「次男坊の弁当くらい俺が作ってやるよ‼️」と口走ってしまった。
一度口にした事は引くに引けない…。不慣れながらも次男坊のお弁当を中学校進学と共にここからスタートしたのです。
私は職業柄、出張も多い。釣りロケ、取材、展示会と自宅を空ける事もしばしば。それ以外は98%次男坊弁当を作ってきました。2度だけ女房にお願いしました。
1度は感染病(発熱)の疑いが朝起きたタイミングで感じた時。1度は二日酔い。完璧な飲み過ぎで寝坊してしまった。6年間でこの2回のみ、あとはロケ出発の日も夜中に帰宅した日も、筋肉痛の日も、とにかく次男坊弁当を作り続けてきた。
キツかった思い出は、早朝始発の高速バスで空港に向かわなければいけなかった時。朝3時には起きて、愛犬を散歩させてからの弁当作り。時間と気持ちに余裕がない状況で弁当を作らなくてはならず、それが一番キツかったなぁ。
今明かすと、実は私の願掛けが「次男坊弁当作り」でした。初めて口にした事です。次男坊お弁当作りは中学生時代で止めるつもりでした。3年間弁当作りを頑張れば、もう良いだろう。そう思いながら作ってきました。
しかし、次男坊への願掛けが叶わず、次男坊の全中出場(全国中学生柔道大会)はあと一歩届きませんでした。これで終わりには出来ないな…素直にそう感じ、そのタイミングで高校生でも作ってやるぞ、と。
多分(いや、絶対)次男坊はお母さんのお弁当の方が間違いなく良かったはずです。私が不在の時に「これ入れて」とか「こんな弁当にして」なんてのを女房に言ってたのを聞いていたので、申し訳ないとも思っていました。
そんなタイミング時には女房が気を利かせて前晩ご飯のお菜にリクエストの唐揚げを弁当の分まで揚げて残してくれていたり、炊き込みご飯を多めに作ってくれてたりもしました。
私が冷凍物(チンお菜)にハマった時などは、だし巻き玉子を焼いて置いてくれており「朝食に」なんて上手くフォローしてくれてたりもした。女房に支えられての次男坊6年間弁当作りに実は感謝してるのです。
中学〜高校生男子は、反抗期真っ只中。オヤヂとなんか目も合わさないし口もききたくない。お母さんに何でも話す時期。それはわかっています。
だから、女房に聞いては「天がこう言ってたよ」「これ、美味かったって」が私の励み。必死に6年間弁当作りに向き合ってきましたが、今、陰でサポートしてくれた女房にほんと感謝しています。
だし巻き玉子がうまくいかなかった時期があった。「お父さんの玉子焼き、いやだ」そう女房に次男坊が言ってるのを知り、少しの期間、女房にだし巻き玉子を作ってもらった時期もあった。
私が食べても、美味しくなかったですからねっ。味の統一感が全くなかった…。
しかし、それも3年生時には「オヤヂ味」として克服でき、柔道部三年生送別会では私の弁当作りのお礼とだし巻き玉子が一番美味しかったと言ってもらえたのは嬉しかったです。
本人から作り方も聞かれ、次男坊と2人で作ったのも最近の思い出。
ラストの弁当日には、彼女の分も作って欲しい(彼女は運動部で寮生)と言われ、これほど嬉しい事は無かった。
たかが、息子の弁当作り。そんなに声を大にする事でも…と思うかもしれませんが、私は長男との時間が本当にとってあげられなく、寂しい思いをさせてきました。
仕事(釣り)に必死で年間210日自宅を留守にして日本各地、世界中の海へ釣り歩いていました。それを約10年間です。その後はステージ4末期のガンになり、長男と遊んだ思い出はほぼ有りません。
だから、「せめて次男坊へは息子への愛情を注ぎたい」との思いに柔道も私生活も出来るだけ向き合う時間を優先してきたつもりです。
次男坊が高3の時にインターハイ出場を決めてくれた時に「願掛けは叶った」と。そう、私の弁当作りは次男坊の柔道全国大会出場の願掛けだったから。
高校時代に自分は果たせなかった目標、インハイ出場。県決勝で負けた悔しさは次男坊へ技術的には指導してやれない、ならば柔道の基本となる身体作りへは徹底してサポートしてやろう。
全国大会に出場してくれよ、と言う願いがこうして私の6年間弁当作りの糧となっていたのです。
今日、全ての願掛けは終わりました。いつもと変わらない弁当を彼女の分も持たせて学校へ行かせました。こんな事しか親としてしてやれない愚かな私ですが、これからの大学生活も元気よくイキイキと楽しんでもらいたい。
柔道も新たな目標があるので、それに向かって努力してもらいたいですしね。
私の弁当作りは、これにて終了。「やっと終わった。これで最後か。これをお菜にしてやりたかった。」等、様々な思いもありますが、まずは終了にホッとしているのが、今の気持ちになります。
今後は自分の弁当作りを磨いてみようと思っています。