【春のヒラマサを求めて】2/3下対馬を期待。ブリの猛攻に合いヒラマサはどこへ?
昨夜も美味しい晩御飯、そして地の焼酎で楽しい一日を括りました。
対馬実釣2日目。
この日は福岡発1便で入ってくるアングラーに合わせての出港なので朝はゆっくりの出船。昨夜帰港したのが樽が浜港であり、西側から下対馬に向かうコース。
9時半に出港し、急いで豆酘崎(つつざき)に向かう。豆酘崎は対馬の最北端に位置し黒潮と韓国からの強い潮流がぶつかり合う場所。
ここで東側、西側に流れを分け対馬の漁場を豊かにする、そんな対馬での一級ポイントだ。特に春は暖かい黒潮が豊富なプランクトンやベイトを運び、ブリやヒラマサを大きく育てる場所となっている。
今回「ヒラマサワールド」にてブリとヒラマサの写真をしっかり撮影してもらわなくてはならず、出船時から気合い十分。豆酘崎には樽が浜港から50分程で到着。
真っ白なローソク型の灯台が目印だ。灯台を沖から見て左側に船を置き、まずは魚礁からジギングを開始。
水深90m。中層まで反応がるとのアナウンスにジギング開始。
【「線の動作」で狙うタックル】
ロッド:K-FLAT KEI SHAFT 63M
リール:Penn トルク7
ライン:サンライン プロトPE4号
リーダー:サンライン システムFCリーダー14号
ジグ:ケイジグ200g.ケイジグシャープ180g
フック:カルティバ SJ-43TN 8/0
その他、フック回りのパーツは全てカルティバ製品を使用。
【「点の動作」で狙うタックル】
ロッド:K-FLAT Gummy Shaft 63m
リール:Penn トルク7
ライン:サンライン プロトPE3号
リーダー:サンライン 松田SP FCリーダー12号
ジグ:Gummy180g.Gummy fat180g
フック:カルティバ SJ-43TN 8/0
その他、フック回りのパーツは全てカルティバ製品を使用。
こんなタックルで豆酘崎を狙う。
この日、【線の動作】でまずはフィールドの状況を確認する。予想ではベイトをヒラマサが追い回し、広く探らなくては見つからないのだろう、と考えた。よって、ジグを遠投し長い線を描く様にジグをトレースし、辺でヒラマサを拾う考え方からスタートしてみた。
しかし、この「線の動作と点の動作」を組み立てるにあたり、もうひとつ大きな要素が絡まなくては成立しないのだ。
それは【潮の流れ】。
潮が流れる事により、何が良くなるのかといえば、例えば淀んだ潮に堆積する様に発生するプランクトン。
少なければベイトが付かないが、多過ぎでもベイト自体の活性も下がる。ベイトがプランクトンを追わないから、ヒラマサやブリも散らばる様なベイトを追わないのだ。これが簡単に言うベイトからの食物連鎖。
上手く食物連鎖のピラミッドを読みさえすれば、海中の環境が把握出来、釣りの組み立てが出来る。最初に投入した【線の動作】を意識したタックルは、一定のワンピッチジャーク出来る探るので活性の高い魚から拾う事になる。
言い換えれば、活性の高い魚からの反応が無ければ、魚探に映る魚は、海中でそれなりのストレスを抱えているのだ、と組み立てが出来、【点の動作】での誘いにシフトチェンジすることが出来るのだ。
最初から【点の動作】で狙ってしまうと、手返しが悪いわけでなく、ゲーム展開の判断が鈍る事になる。低活性時だからうまく渋い魚のクチを使わせる、と言う効果。食いが立って広くベイトを追い回す環境への判断も行いやすくなる。
これらを常に頭に入れておき、ジグの投入環境や操作選択を明確化する事がジギングを立体的に組み上げる面白さと言えよう。
ジギングの操作を詳しく書いてみたが、やはりこの時期はどうしてもブリがヒラマサ以上に貪欲になり、なかなかナイスなヒラマサにたどり着く事は出来なかった。
10kgオーバーのブリは面白くジグに反応した。しかし、この日もヒラマサは、7kg泊まり。釣り別けをトライしたのだが、なかなか思惑通りにはいかなかったのだ。ブリの写真は終了した。
さあ、ヒラマサの写真を頑張らねば。
この日も夕刻までしっかり取材ロケをさせて頂いたが、17時にてロッドオフ。
厳原港に係留し、翌日に期待した。
夜の晩御飯は、やっぱり【居酒屋 汐路】
今夜は仲間が釣ったサワラを炙りにしてもらい、鍋は魚のイリヤキにしてもらった。
また、辰元さんからの差入れで、生牡蠣をいただき、地のお魚、地のお酒に合わせて、生牡蠣や魚のイリヤキで晩御飯を楽しませてもらいました。
奥井カメラマンは、よく味が染みた煮卵をしっかり味の染みた煮卵みたいな頭で撮影されていた(笑)
かしわと煮卵。これ。
今夜も楽しく、ゆっくりとした時間を過ごす事が出来ました。
お酒を飲んだ夜は、ポカリスエットでしっかりと水分補給。
これが、翌日の二日酔いを軽減してくれ、そして目覚めがすこぶる良いのだ。
続く