質問をいただきました。【魚の側線を感じてジグ操作】これについて平松慶よりQ&A
小生は、いくつかのSNSやブログを更新しており、そこで様々な質問を頂く。今日の質問は「fimo」ブログ繋がりの方よりご質問がありましたので【いいぶさ日記】にて小生なりのご返答をさせて頂きます。
(写真はイメージです)
Q:】はじめまして。ジギング歴2年の◎◎◎と申します。普段は伊勢湾でジギングを楽しんでおります。
いいぶさ日記の【メタルジグのカラー無しtest】着色に対する平松論。識別調査。
この中で平松さんの言われる『魚の側線を意識した水波動』『側線をより強く意識してベイトを探している』というのは、具体的にどのような感じなのでしょうか?
どのようにジグを動かす?操る?感じなのでしょうか?ご教授下さい。
この様な質問を頂きましたので、小生なりのジギング操作や、操作時の意識を説明させて頂きます。
まず最初に「魚の側線とは?」という部分を理解してもらうことが大切だと思います。小生は魚類学者ではないので、あくまでも経験値での話しになってしまいますが、魚が視界を持つ範囲はどれくらいか。
視界が届かないエリアでの捕食はどのようにしているのか。という部分がこの「魚の側線とは?」に絡んで来ると思います。
側線(そくせん)とは魚類が水中で水圧や水流の変化を感じとるための器官である。 魚の体の側面にあり、1対が普通だが2対以上持つ種類もある。 側線鱗と呼ばれる鱗に覆われており、側線鱗の孔によって種を区別することが可能である。 また、甲殻類や頭足類も類似の器官を有する。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%81%B4%E7%B7%9A wikipedia魚の側線参照
(写真はイメージです)
A:】この様に、魚が視界範囲を越えたエリアで、どのように捕食していくのかを考えると、ジグのアクション付けに対して、派手さ、イレギュラーさ、といった動き、またタチウオパターン時の様に派手な動きよりもジグをいかに上に向かせて立たせるのか。といった考え方が必要になります。
暗闇で、懐中電灯などが無い状態を思い浮かべて下さい。自身の気配を殺し、周りの気配を感じようとしますよねっ。その時に何かの動きを感じ取る。例えば、動物が動いたり、虫が飛んだり、といった「動作」が集中すれば、分かると思います。
この「動作」をイメージして、捕食したいフィッシュイーターが何かを探している。その探す部位は目でもなく、耳でもなく、魚が持つ「側線」になります。その「側線」を触発させる様な動きを出したら、フィッシュイーターは口を使う。という意味合いになります。
では、どの様にジグを操作するのか。
小生の場合、ガミージグが基本ジグ(パイオニアジグ)となっており、インパクトを入れてジグを動かし、そしてホバーリングさせる。この動きを重要視していますが、これら一連の動きをより「丁寧に」動かす事により、水波動を起こさせ、フィッシュイーターに気付かせようとすることが「動作」だと言えます。(写真はイメージです)
先ほどの例にあげた「暗闇の中で周りの気配を…」というイメージをロッドとリール、ラインでジグに「動き」を丁寧に伝え、ジグが動く「水波動」をその場で作り上げるアクションで誘うことが、この質問のキモとなり、答えになると思います。
◎◎◎さんは、どの様なジグを使用しているのかはわかりませんが、各メタルジグの特長は必ずあると思います。使用するメタルジグの特長をいかに丁寧に操作し、アクション(動き)を感じ取るのか、を実釣で意識しながら操作してもらえれば、幸いです。
「いいぶさ日記の【メタルジグのカラー無しtest】着色に対する平松論。識別調査。」内の内容は、カラー着色されていないメタルジグを動きだけでどのように食わせていくか。といった内容になっています。
カラーを着色する前の段階で、メタルジグの形状を十二分に引き出せる様なジグの特長を最大に掴み、食わせていく。といったブログ内容で構成しました。
(写真はイメージです)
是非、実釣で試してみて下さいねっ。