【温泉♨️が無くては始まらない】北海道の楽しみは湯に始まり、湯に尽きる。
積丹半島で仕事をする際、お気に入りの宿がある。そこは特別気取った老舗旅館でもなければ、華やかなペンションタイプの場所でもない。国道に面した地元地域密着温泉に「泊まれたらな…」的要素がきっと多く含まれている感満載な宿泊施設。《鶴亀温泉》が大のお気に入りなのである。
http://www.tsurukame-onsen.com/smarts/index/1/
【鶴亀温泉のお湯は、こってりとした赤さび色が特徴の食塩泉。
別名「熱の湯」といわれる泉質でよく温まります。
また、皮膚病にも効果があると言われており、
アトピー性皮膚炎等が快方に向かった、との喜びの声を頂いたこともございます。
(効果には個人差があります)
濃厚で弾力のある鶴亀温泉自慢のお湯、是非堪能してみて下さいませ。】
《鶴亀温泉HPより抜粋》
(HPより抜粋)
余市に入っての仕事は沖仕事。
沖仕事は朝早く、寒く暑く、濡れて揺れる。それが土台であり揺れる船上を動き回り、立ち続けメタルジグを操作しプラグを演出する。6kg、8kgのブリを釣り捲る。これが8時間は続くのだ。
船から陸に上がると、どっと疲れが身体全体を支配する。
30代の頃は午前午後合わせた3日連続なんてヘッチャラで熟せられたのだが、来年50歳を迎える小生、近年疲れ感が顕著に現れ無理がだんだん出来ない身体になってきたのだ。
加齢と共に身体のケアは欠かせなくなっており、どれだけ高級な宿泊施設よりもこうした疲れから解放される環境でゆっくりしたいのが一番の喜びとなってきたのだ。
(HPより抜粋)
鶴亀温泉施設内のホテルは、温泉施設の裏にある後から増床でもしたのかと思うほどの造りであるが、温泉への行き来が楽なので小生にとっては「天国に一番近い部屋」(笑)
大げさではなく、沖から戻り荷物を部屋にガサッと置いて、釣りウェアーをサッと脱ぎ、手拭いと歯ブラシをヒョっと持って温泉♨️に直行が毎度のパターン。
真っ茶色の鉄分塩分豊富なヌルッとした泉質は何度入っても飽きがこない、身体が喜ぶ泉質。
首周り、背中、肩を中心にゆっくりストレッチを入れながら硬直した筋肉をほぐしていく。上半身が解れた頃に下半身へ。
まず腰から始まり、常に立ち仕事な両足各部位も徹底してケアしておく。これをする事により、翌日の筋肉負担がかなり軽減され無駄な乳酸を残さないよう心掛けている。これが「宿泊施設の最大なる喜び」であり最も重視する事なのだ。
若い頃はそれこそ繁華街や呑み屋近くを宿泊先選考条件にしてきた。沖から戻ればすぐにシャワーを浴びて、さあ❗️夜の街へgo的動きだったから、温泉地での宿泊でも温泉に浸からなくて変える事などしょっちゅうであったが、ここ数年は本当に宿泊先も選ぶ様になった。
「歳を取ったのだろうな」と実感させられる場面である。
この日は新千歳空港から車でショップ様へのご挨拶等を済ませて余市町に入った。
晩ご飯前に時間を作り、さっそく入浴タイム。背中がバキバキに張っており、文庫本持参で温泉♨️に浸かる。手ぬぐいを用意しゆっくりと文庫本に目を通す。
文庫本から目が離せない内容が次々と続き、集中する。いつしか身体はホカホカに。
頭皮は大量の汗が吹き出ており、顔に汗が流れて来る。文庫本を持つ右手も汗をかいていた。それを手ぬぐいで拭き、読書に没頭する。40分ほど半身浴と露天風呂の行き来を繰り返して読書タイムは終了。
そこから一度水風呂に入り、続いてサウナへ。
サウナでも柔軟体操が中心。股関節や肩甲骨を開いては血行をよくしておき、そして水風呂で毛穴を締める。
水風呂で馴染んだら、またサウナへと。10分目安にこれを3度程繰り返す。すると本当に身体が軽くなるのだ。
水分をしっかりと補給してサウナで大量の汗を流し、そして最後は再び文庫本を持って露天風呂へ。
外気の風が気持ちよい。寒さを感じず、カラッとした風がほてった身体を少しずつ冷やしてくれる。半身浴での読書もそろそろ終了として、身体を洗い、大好きな入浴タイムは終わりとなった。
これを時間が取れる時は一日2度はする。飲み歩く無駄な時間があるなら、温泉がよい。
温泉で旅先の疲れをしっかりと取り、翌日に備える。これこそ最高な贅沢であるなっと鶴亀温泉横にあるコンビニエンスストアーで200円でおつりの出る「缶酎ハイ」をグビッと飲むのが至福の時であった。
※温泉画像は「鶴亀温泉HPより抜粋させていただきました。http://www.tsurukame-onsen.com/smarts/index/1/