グルメ【3月対馬は、毎年アレルギーで大変】ヒラマサ釣りたく通うホーム番外編。
花粉症アレルギーでこの3月は悔しくも鼻がクシャクシャな私…。アレルギーに苦しみながらも旅は変わらず続けています。長崎県対馬に来たら、間違いなく顔を出すのが「居酒屋 汐路」さんと「居酒屋 だいぜん」。ここで毎回ゆっくりと晩ご飯をいただき、そして釣りに備える。
30代後半までは適当に晩御飯を済ませ、茶屋町で元気いっぱいカラオケなどを楽しんだものだが、もう今はそういった行動は慎むようにしており、晩御飯を楽しくいただき、ホテルでゆっくりするスタイルが好きになって来た。
もしかして「年齢的なもの?」そうかも知れない。翌日に響くような行動はなるべくしない。その分、釣りに集中する。これが楽しくて仕方がないのだ。
※金曜夜に対馬入りをして「居酒屋 汐路」さんへと向かう。
通い慣れた晩御飯。アットホームな店内。安心のメニューにお刺身以外にも煮物や季節の野菜、揚げ物もみんなでつつく。
タラの芽や椎茸の天ぷらは塩でいただいたのだが絶品。対馬のしいたけ「どんこ」は肉厚で風味も強く、菌糸系が好きな方なら泣いて喜ぶんじゃないだろうか。私はちなみに菌糸系は大の好物である。
あと嬉しいのは、広島の郷土料理「がんず」を出してもらったこと。これは魚のすり身をフライにしたもので、私は初めて食べる。
ビールに合うから、と女将さんが勧めてくれたのだ。
この季節の楽しみは「のびる」も甘酢で準備されていた。小さな玉ねぎ?みたいな形をした植物の根だが、優しい春の旨味が口いっぱいに広がるので、あれば必ずいただいている。食材をカウンターでひと通り選び、そして座敷にて「乾杯」。
生ビールでぐびっと乾杯し、何杯か飲んでから対馬の焼酎「やまねこ」をお湯割りで飲む。碗を口元に運ぶと、ふわっと焼酎の香りがして、それをグイッと流し込むと、お腹にぎゅっと暖かいアルコールが響き渡る。これが「お湯割りの焼酎」の楽しみなのだ。
ひと口お湯割りを注ぎ、ひと箸、肴を摘まむ。ステキな対馬の始まりでした。
※「居酒屋 だいぜん」定着しつつある、土曜の夜。
対馬2日目の夜は、「だいぜん」。ここ一年「居酒屋 だいぜん」に行く機会が増えた。何かのタイミングで離れていた環境から偶然にも「だいぜん」に舞い戻る事となり、それから土曜は「居酒屋 だいぜん」を予約する様になったのだ。
小っさなオッさんのお店…これが昔の呼名。美味しい魚料理を出してくれ、いつも満席だったあの頃…。
今も人気なだけに、対馬入りする前から予約をいれておかないと入れない程。だから、対馬入りのメンバーが決まったら、汐路も同じ様に予約を入れておく。
これが対馬晩御飯の鉄則なのである。船から上がり、ホテルでシャワーをしてからお店に向かう。
やはり最初は生ビール。だいぜんで嬉しいのは、前回来た時にリクエストしておいた『木挽ブルー』を入れてくれてた事。
炭酸で割り、普段と変わらない晩酌スタイルが出来るのが嬉しい。木挽ブルーに炭酸。
お刺身の盛り合わせを摘みながらの夜が楽しくて仕方がなかったのであった。
※春田船長宅、宴会。
釣りの日程も全て終え、魚送りや身支度を早く済ませると春田船長宅でお刺身から始まる晩酌晩御飯をご馳走になれた。
対馬田舎料理は文句なしに美味い。春田母さん(船長奥さん)の味も20代後半から通い続ければ、母親の味となる。
若船長の拓也船長がまだ小学生だった頃からだから、ご理解いただきたい。当時から対馬ローカル味を満喫させて下さり『田舎味』が郷の味になっている。
甘い醤油に鷹の爪を刻んでヒラマサを食べる。
酢味噌和えは、イカ。
干し大根の煮物も甘さが絶品。
唐揚げは、まるでお帰りっと言ってくれてるかの様に味が伝わる。
対馬最終日の喜びは、やはり船長宅での一杯飲み。ただ、この日は羽田まで最終で戻る事となっていたので、私はノンアルコールビールを持参。
本当はビールを飲み、綺麗に捌いてくれたお刺身で一杯やりたかったが、これだけは仕方がない。ノンアルコールビールでお帰りの味を最後に満喫してきたのであった。
こうして対馬ヒラマサ行脚、グルメな旅も終わりとなり、次の対馬入り機会を早々に組みたいと思います。
春のフィールドは、今しか味わえません。
今回を逃すと、また一年お預けになります。対馬のポテンシャルの高さを私とさに味わいましょう。