【KEI-JIGシリーズにサイズ追加】シャープ、ケイジグに235g追加‼️
昨年後期あたりから、カラー追加や限定カラーとして数年前にリリースしたものをいくつかリバイバルしてK-FLATジグファンの方に喜んでいただいた。その時に合わせて声を頂いたのがジグのウエイト追加の声。
ガミージグは110から130.160.180.200.220.250gと刻んでリリースして来た。
しかしガミーfat 、ケイジグ、ケイジグシャープは追加ウエイトがこれまで起こしていなかった。
開発費用も嵩み、スンナリとは追加出来なかったがやはり潮の流れが速いエリアでの水中浮遊を中心とした動きのガミーでは沈下速度が遅くポイントへダイレクトにメタルジグを落とし入れていく事が難しい。
ガミーfat も同じ事が言えるので、頭を悩まして来た。
そこでっ!!
ワンピッチアクション主力と考えケイジグと、ケイジグシャープの2機種にウエイト追加モデルを追加する事になった。
両タイプの図面等設計は1月中旬より始まり、開発はテストサンプル仕上がりが2月末。2月末から3月下旬までの期間で実釣テストを終わらせる事が出来た。それまでに実釣テストが終わっていて、かなりホッとした。コロナウイルスによる外出自粛宣言となり、人々が集まる様な『密』を避けなくてはならなくなり、船宿さんも自粛を余儀なくさせられる始末…。
感染防止策なので仕方ないが、我々釣具業界は国からの援助も今のところ無いので、自粛宣言を我慢して受け入れるしかないのだ。これはこれで辛い。しかし釣りに行けない環境だからどうしようもないし、受け入れが自粛だから、まあ我慢するしかないのだ。
その間にあれやコレやと開発にあたり、工場とやり取りしてやっとブランクが出来上がってきた。それを全て確認し塗装工場へと。
明日にでも数店舗様へダイレクトメールでカラー表と注文書を送る予定になっています。小売店様に並ぶのは6月中旬頃かなっ。このコロナウイルスが落ち着き、釣りに行ける環境になった時には小売店様に並んでいる様に頑張ってリリースいたします。
釣行テストではケイジグではカンパチ、シャープではキハダマグロが好調でした。
《解説:ケイジグ235gプロトタイプの使用感》
ケイジグ235gは黒潮太く、分厚い流れの御蔵島で最終実釣テスト。ポイントに入り、水深150m。ガミー250gを使用してボトムを取る作戦で出たが、浮遊力の高いガミーが潮と同調してジグが流されてしまう。
これではヒットさせるまでのポイントへのズレが発生してしまう…とすぐにジグをチェンジ。テストブランク(テストジグ)を再び落とし込む。スムーズな落ち方はジグが潮のテンションをあまり受けていないのがよくわかった。
これ、いきなりケイジグ235gを落としても「ふぅ〜ん、そんなものか…」程度でしか気付かなかったのだろうが、先にガミー250gを落としているのでその差がはっきりと伝わってきたのだ。
深いポイントでは対馬など100mでこれまでテストしてきたのだが、潮の太さはやはり黒潮ど真ん中、の御蔵島が強烈。そこで丁寧なライン操作で十分にボトムを取ることが出来、しっかりと魚を掛けることが出来た。
ケイジグ235gというウエイト、シルエット自体は200gとさほど変わらない。肉厚にしてそれでいて200gのものより少しヘッド側が細くしてあるので引き始めの初動インパクトを入れる際に重さが軽減される。
200gとしゃくった時のストレスは変わらない、もしくは235gの方が楽にしゃくり上げられる様に感じた。キツい潮だったが、ストレスなくしゃくり上げられ、そして魚へのアピール力も抜群であった。
これがケイジグ235gの所感です。
《解説:ケイジグシャープ235gプロトタイプの使用感》
ケイジグシャープ235gはケイジグ235gが水中で蝶(バタフライ)の様な舞の動きをする事に対し、ケイジグシャープ(以後、シャープ)235gは直線移動時への安定性が優れているジグと言えます。
わかりやすく言えば、あまりバタバタとしたアクションをするのではなく、垂直な動きの後にアソビのタイミングを入れてやれば少しボディーを横にする、そのままワンピッチを続けて入れば、しゃくるスピードの強弱で動きへの変化をつけ、線に沿っての動きを適切にしてくれるジグ。
引く動きは、電動ジギングでもテストをしましたが、電動リールへのストレスもなく、しゃくりあげている時のロッドワークでロッドの上下時に下げた際にバイトが多かったのがこのジグの特徴でしょうね。
普段は電動ジギングは私はしませんのでそれほど細かな動きの特徴をお伝えすることは出来ませんが、シャープを引く事へのストレスはほぼなく、そしてロッド上下のワーク次第でバイト誘発に繋がるとテスト時に感じました。
しやくり上げることだけでなく、シャープの特徴は「落ちていくスピードと姿勢の安定性」が抜群に優れています。
ボトム中心のバーチカルで狙う夏マサや冬のブリ、タチウオパターン時にもバタフライアクションが少ないシャープならではの狙いが出来ます。
ケイジグとシャープは「線の動作」として私は推奨してきています。ワンピッチでしゃくり続けて、魚にジグの動きを「線で見せる」線で見せるというのは、泳いでいる姿勢、となるのでケイジグはバタフライなアクション、その同じコンセプトの「バタバタしないタイプ」がシャープに位置しており、この「線の動作」で必要な両極端の同類の使い分けが釣果に繋がってくるでしょう。
黒潮ど真ん中のド太い潮のボトムでキハダマグロを連発させたのはジグの特性を生かしての釣果です。
「線の動作」でも使い分けで釣り方がさらに広がるので、これからのシーズンに無くてはならないシャープ235gの紹介でした。
6月中旬には並びます。めっちゃご期待下さい。