7月、8月、9月と3か月も出来なかった《福平塾》。様々なタイミングと諸予定をすり合わせ、一昨日やっと稽古時間が取れました。
レジェンド柔道選手から一般柔道おじさん、青年選手に大学生や中学生に小学生と広い層のひと達が柔道を通じて交わり合う時間。
「炎の乱取り祭り」がコロナ感染防止策で開催が難しく、しかしおじさんらは今日も柔道をやりたいと言う観点と中学生柔道の育成を主旨とし福井学先生、私、と音頭を取り実施している練習会。
中学生は大磯中学校柔道部有志、相陽中柔道部有志、他が参加してくれ、日曜日の9時半から汗を流したのでした。
ますは中学生の基本となる反復練習から。福井先生の指導のもと、打込みの応用までを徹底する。
次に《DVDインテリジェンス柔道》鳥居智男先生から組際、組んでからの崩し、対応など細かな講習会を開いて頂き乱取り稽古に入っていった。
途中渋滞で遅れた背負投の神《DVD背負投57》内村直也先生も参加して下さり、乱取り後半に入る時に基本的背負投、ケンカ四つからの背負投の講習をいただいた。
いつも思う事だが、本当にレジェンド柔道選手から教わる技術が受けられる中学生に代わって感謝し、また中学生が生々と柔道をする姿に有り難く感じています。
ご厚意で湘南宮本塾をお借り出来、指導面、環境面、と本当に整って素晴らしい練習会だと開催側からもこれ以上ない礼に尽きます。
私もたくさんの大人達と乱取りをさせていただきました。
宗村先生、駒木先生と言った、脂の乗った若手選手との乱取りや、同期の福井学先生、レジェンドの鳥居智男先生や内村直也先生らと身体にムチを打ち乱取り時間を楽しませてもらいました。
特に駒木勝先生との乱取り。先生は全日本選手権大会予選を意識しての稽古モードになっており、バッチバチにやられただけの乱取り。
ケンカ四つでこう来たらこうなる、と言う予測が出来ていながらも私の様な対策には対応出来ぬスピードとパワーで豪快に持って行かれる。
ダンプカーと太ったタヌキが勝負している様なもので、私はマリの様に吹っ飛ばされまくった。
同期の福井学先生とは、徹底した組手攻防で常に負け組手に追いやられ技が出せない。彼から技術を普段から学ばせてもらっているが、真剣勝負の乱取りは組手で完全に封じられた。
高校時の団体戦メンバーであった内村直也先生(1学年下)には崩して右に左に、とアレやソレやで投げられる…。教え子達は私の吹っ飛ばされている姿をみて、どう感じてくれたかな。
鳥居智男先生には、個人レッスンしていただいた技を使おうとしても、その数百倍の技術で立っていられない。これも柔道なのだ、と自身に言い聞かせてみたが、それにしてもラストの智男ちゃんとの乱取りはきつかった。
親友、宮本功三大監督は、数ヶ月ぶりに柔道衣に袖を通し、術後の経過を確認しながらも自主トレーニングに励んでいた。
20本程の乱取り時間でしたが、10数本乱取り出来、私なりに満足の稽古であったし、所属柔道部員の元気な乱取り姿に胸を躍らせたのでした。
今回は高校生、大学生は少なかったですが、11月もやる予定。
中学生はこれから冬まで中体連絡みの試合、市民戦、道場関係の試合、と毎週の様に忙しくなるが、ひとつでも納得出来る様な試合が出来る事を祈りたい。
《福平塾》今回も良い稽古時間になりました。たくさんの環境に、心から感謝をしております。
※翌日は、神の手「原口整骨院」へメンテナンス…。