自業自得です。大反省しています…。
『先輩‥。こないだもお声かけしたと思うのですが。』
相手を選ばないと怪我はするものです。邪気とかではありません。
怪我をするかもしれないという想像がかけていましたね。ノリ?と言いましょうか…。
年齢も加味しても、頭で考えるより身体は瞬間で傷がつきます。筋細胞に緩みも弾力も無くなってきています。伸びが悪くなったゴム同様に、動きについていけないほどの負荷が瞬時にかかれば切れます。
とりあえず痛みの緩和対策をアレコレと考えて仕事をするしかないのですね。
自分で悩みを作るほど勿体無いことはありません。
これを機に、怪我をしない柔道を真剣に考えてみてはどうでしょうか。
「魔は自分で作るもの。」何度もご忠告しました。
素直に聞いて頂けなければ、神さまも、守護も助けてくれなくなりますよ!』
後輩奥さんより。
今年の1月に右足指を骨折し、その時に「年齢を考えて相手を選んで末長く柔道を続けましょう」的な言葉をもらいました。
後輩の奥さんはカウンセラーで心理的な面の相談に乗ってくれる方で、これまでもたくさんの不安や心理メンテナンスなどをしてもらっている方。家族で信頼して心を話せられる方なのです。
私は1月の骨折時にアドバイスを頂いておきながら、怪我が治った事で平常心の安心と緩みと仕事のストレスもあり…でつい激しい乱取りをしてしまい再び怪我をやってしまったのです。
この日は、座間市柔道協会主催の地域合同練習会。午前は小中学年の練習試合。午後から合同稽古になっていました。私の受け持ちは中学生。
午前中、練習試合の審判をして、午後からの乱取りが楽しみだった。
普段から中学生の柔道指導をしているので、他道場の強い生徒たちとの技術把握も出来るし、何より自身で力量を感じられる。だからたくさんの中学生と乱取りしよう、と決めていた。
実際に乱取りがスタートし、私は中学生相手に身体を貸していたのですが、動ける自分にブレーキを見失い、それこそ「ノリ」でしょうか…引率で来ていた現役の青年選手に乱取りをお願いしちゃったのです。
古くからの顔見知りで、高校のコーチもやられており、実業団個人にも毎年出ている選手なので前から乱取りがしたかった。
広く道場が使えるから、と勝手な自己中心思考に動き、乱取りを開始。そんな時、太ももハムストリングの肉離れをやってしまったのでした。
今回こうして文章に残したのは、これからの自分への戒め(いましめ)としたかったから。
ゴム鞠の様に、落としたら跳ね上がる筋肉ではなく、劣化したゴム筋肉の年齢なんだ、ぞ。勘違いするな。怪我したら、仕事に支障が出るぞ。行き過ぎは絶対ダメ。…etcの気持ちを常にこれから持つ為に書いています。
ホント、アホなんですよね、平松慶。
夜練グループの駒木先生(超級、通称「若」)と乱取り出来る身体作りをしたくて、81kg位までの現役に近い青年との乱取りを数こなし、稽古をしてきた。
気持ちだけが先行し、限界リミテットを少しでも伸ばそうと稽古量を増やしていた。年齢に合っていない、無知で無茶なスタイル…。
それがこうした怪我に繋がるんだよ、と1月の骨折であれだけ反省したつもりだったのですが…ね。情けない。
普段、指導している中学生には「休め」「体調管理も大切だ」なんて偉そうな事を言ってるくせに、いざ自分の事になるとブレーキが効かずに突っ走ってしまう。
ケンカ四つ組手で内股を受けた(耐えた)時に軸足となる右足太ももが「ブチッ」と鈍い音。この瞬間を絶対に忘れない様にするしかない。
そんな事を1月の骨折時にも言っていたから、反省の色がなく「自身への忠告」として心に刻んでおきたいです…。
合同練習会に柔道整復師の篠塚先生がいてくれたのが、幸いでした。
篠塚先生に甘え、初期対応と応急処置をしていただいた。感謝です。
足を引き摺りながら翌日はいつもの主治医「原口整骨院」へ。
原口整骨院でエコー等で幹部をしっかり確認してもらい、治療。「やってしまったのは、仕方がないから、早く治しましょう。いや、治します。」と言ってもらえ、今は安静にしています。
明日から北海道ツアー。現地でお客さんに迷惑を掛けない様に、兎に角安静にして治療に専念します。
今回の怪我で、少し考えさせられました。
相手を選ばなかった恥、いつまでも若い気持ちで動くな、指導者としての立ち場、等もう一度考え直す時間になり、柔道への取り組み方も改めよう、と。
今回の怪我は、自身にとって最終宣告。そう肝に銘じ行動を正していこうと思っています。深く反省しています…。