9月から・・・、というか、今年後半は、ホント忙しい毎日が
続いています。
とっても、僕にとってはいいことなんですがね(笑)
毎日、たくさんの業務に追われ、ほっとすることがなく、気付けば
もう冬も間近になってきていますよね。
キャスティング、ジギング、と、とにかく日本各地、海外へと出て、
少しでも多くフィールドの匂いを感じていたいと思い、体力を
振り絞っております。
遠征先では、同行した方の釣果や、健康、コンディションを常に気にして
出来る限り楽しんでもらえるような釣行会にしたく、気も張っています。
昔から釣行に出た時には、必ずカメラを持参するようにしています。
その土地で見たもの、食べたもの、触れたもの、すべてを出来る限り
リアルに残そう、そんな考えのもとです。
カメラを手にしての釣行は、マジ大変です。でも、必ずやメモリアルを
手にした時やチャンスに、その人の笑顔をカメラから見れた時、
「おっ、良い顔してるよなぁ〜」と思えます。
釣行時の報告を誌面に伝えたく、何回も、何枚も、撮るようにしています。
僕は、カメラのプロではありません。技術など、まったくありません。
でも、「つり人」の心を出来るだけファインダーで覗いた時に残して
あげたい、その一心で日々、カメラと共にしています。
昔、今から10数年以上前に初めて「取材」として有名な編集長と一緒に
乗船したことがありました。まだ、僕は遠征オフショアを始めたばかりの頃です。
その編集長は、とても僕を気に入ってくださり、取材の大切さや、
カメラでの1枚の大切さをたくさん教えて下さいました。
僕もその編集長に撮って頂き、自身のメモリアルがまだ大切に心の中に
残っています。
きっとどこかで、僕と一緒に釣行された時、メモリアルが釣れた時の1枚を
大切にして下さっている方はいれば、嬉しい限りです。
そんな気持ちを持って、いつも釣りに出かけています。
釣りは、“旅”だと思います。目的はもちろん魚であるのは十分承知ですが
その人の釣り場までの想いは、きっと“旅”に出る時と同じだと思います。
少なからず、僕はそうです。
毎回、いろいろなフィールドに出て、同じことは、一度もありません。
その1回の“旅”を心に残し、また次にという気持ちで帰って
来たいですよね。
もう亡くなられたその編集長は、僕にひとつだけ、「必ず撮りなさい」、
と言って下さったことがあります。
「花を、撮りなさい。どんな花でも、いい。花を撮りなさい。」
こう言われ、無知な僕はクエッション???の連発でした。
でも、とにかく信じよう。うん、この人だ、と思い、今まで毎回釣行時には必ず“花”を撮るようになりました。
釣り場で、港は同じでも、必ず海の様子ひとつ、釣果ひとつ、違います。
花も、朝の顔、夕方の顔、日の当たる花、しぼんだ花。違います。
そんな花の顔をたくさん知るようになりました。
僕の中で、「あっ、そういうことなんだ!」と解釈をすると共に、
原稿で同送したポジの花の写真が誌面の片隅でこっちを向いていることが
多くなり、今でもその編集長のお言葉を大切にしています。
最近、遠征が多く、少し気持ちを優しくしたい、と感じています。
今日は、花の写真でリラックスしようか、とブログに書きました。
どこにでもある、花ですが、今回は僕の心の“華”である
1枚になれば、と。
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