昨夜の出来事。

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実は、ブログに書こうかどうしようか、悩んでました。
でも、こういったことは、誰かが必ずや遭遇すると思うし、遭遇した場合の対処も必要だと
思い、昨夜の一連を書きます。
お店を閉めて、いつも通っている町の道場へ、柔道の指導と練習で出かけました。
昨夜の生徒は、道場OBの大学生、アメリカ国籍の高校生、都内の高校生、そして中学生。
指導者は、師範代と道場講師、そして私。
門下生はしっかりと体操などをし、UPが済んだので、前転、後転、脇締め、エビ、などの
一連の動きで準備が出来たので、寝技から稽古のスタート。
私も高校生相手に寝技をやり、水分補給。
次は、打ち込み。
打ち込みは、相手をつかまえて、各自100本。
私は同じ体型の高校生と共にしっかりと打ち込みをしました。
お互い100本終了したので、全体での礼を待っていると…
「バタン…」
生徒のひとりが、突然ぶっ倒れたんです。
私は、目を見開き視点の定まらない痙攣する身体を押さえながら、すぐに仰向けにし、
呼吸が出来る様に喉を開く姿勢に。
彼の目は、瞳孔が定まらず、全身の痙攣も修まらない。
頭を支えながら、意識確認をするが、全く応じず、他の門下生はただただ不安な視線をおくるだけ。
寝技も全て私が見ていたし、ラストの寝技は私とした。
問題なく練習内容をこなし、打ち込みもしっかりと出来ていたのだが、突然のぶっ倒れ。
「てんかんかな…。」
泡は吹かなかったのだが、しかし、痙攣が已然修まらない。
失禁もあり、これは「まずい」と胸に私の両腕をあてて、少し呼吸をおくるようにしてやると
分けも分からない赤ちゃん言葉みたいなことを、少し口にしだした。
すぐに救急車を呼んでもらう事にした。もちろん、ご自宅にも連絡して。
救急車が来るまで、呼吸がしやすいよう、胸を広げたり、脈をチェック。
救急隊の方の呼びかけにも返答しなかったので安静にしながら親の到着を救急車の中で待ち、
私は救急隊の方に、一連の内容をきちんと説明して、後は師範にお願いをして帰宅することと
なった。
今朝、師範と連絡を取り、その後の状況を聞くと、救急車の中で意識も戻り、後に歩ける様に
なったので、病院への搬送はなくなり、帰宅したそうです。
「よかった。」
柔道には、絞め技もあり、「落ちる」という症状で意識がなくなることがある。
「落ちる」ことでの対応は、もちろん僕も冷静に対応出来るし、その後の様子なども分かっている。
しかし、こういった突然の状況は、いつ何時起こるか分からない。
過去、国際線の機内で、新婚旅行中の乗客(当然カップル)の女性の方が、離陸2時間半で
過呼吸になり、てんかんの症状でぶっ倒れた。
私の通路を跨いで隣であったので、すぐに私は対応したことを思い出した。
その時は、低酸素症とエコノミークラス症候群の合併ではないか、と素人ですが判断し
それなりの対応をしたら、症状が和らいだので、あとはCAにお任せした、という出来事が有った。
その時、旦那さんであろう方から、お礼を言われたが、私は医者でもないし、出来る限りの事をしたまでだ。
でも、最初にも書いたけど、いつ何時こういった場面に遭遇するかわからない。
今携わっている柔道指導者としての認識も、もっともっと学ばなくてはならないと反省し、
そして、何より…
練習生が大事に至らなかった事にホッとした。

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keitanhiramatsu