【滞在5日目 北見エリアへ紋別へ】北見エリアでプライベート フィッシング1/3 5/16
この日はフリータイム。翌日はバックウォーター様のサクラマスジギング大会でゲストとなっており「一日仕事扱い」になる。…となると今日のみが唯一の自分時間…それならば!と川に向かったのです。
昨日、フライフィッシングの「ダブハン」で遂に手にすることができたニジマスが嬉し過ぎて「釣り」の感覚などを忘れないためにも川でもう一度確認したかったのです。
「魚釣り」って、子供の頃(小学1年生)から楽しんできた趣味。高校3年間だけは部活動が忙しくて釣りどころではなく1日もやらなかったのですが、大学に入り、再び「魚釣り」。
その魚釣りが生業となり現在に至るのですが、いつしか「結果に追われる釣り」となり、昨日の感動を忘れかけていたのです。いや忘れていました。「魚釣り」の楽しさ、感動を再確認出来たのが昨日の「ニジマス」だったのでした。
サイズは35cmと小さなものでした。しかし私にとっての「35cmのニジマス」はこれまで釣ってきた魚と比べ「唯一無二」の魚だったのです。
これまでの釣り歴で昨日の魚よりも大きなニジマスは何匹も釣ってきました。自身の記録更新を地味に喜んだりもしました。ですが、その魚は全て私がこれまで技術を更新してきたルアーフィッシングでの釣果。
ポイントの選択する目、ルアーセレクト、キャスト、ルアーアクション、ヒットしてからのファイト、ランディング…全てをどうしたら良いのか、が身体に染みつき、頭で判断出来る引き出しは持っていたものです。
しかし、昨日の魚は違いました。道具(タックル)全てが初めてのモノばかり。
昨年11月に扱い方を教わり、冬の間コツコツとイメージトレーニングをし、そしていきなりの本チャンでのゲーム。考えてみたら、相当無謀な行為です。
神奈川から北海道滞在に来るだけで20万円近くかかり、慣れたスタイルの釣りを放棄し、未知のスタイルで挑んでいるのですからね。誰もが「なぜルアーを持っていかないの?」と思うはずです。
でもそこには私が「ダブルハンドで魚を釣りたいから」という強烈な意志のみ。どうやって釣ろう…悩みました。でもその悩みは現場でしか解決が出来ない。
「関東で管理釣り場で練習したら?」と周りから言われました。私も人にはそういっているでしょう。正論なのですから。
でも、その時間を割くことが私の中では時間工面が出来ず、で更には「趣味の釣りだから」と言う括りに余暇の時間をそれで費やすほどの時間余裕もなかったのです。
もしかしたら、時間を作ることはできたのかもしれません。でもその時間は今回の北海道長期滞在時間に使いたいから休日時間を今回の北海道時間にあてて、神奈川で出来ることを前倒ししながらこうして北海道長期滞在時間を作ったのです。
フライのキャスト1投が集中です。仲間が巻いてくれたフライ選択も集中です。フィールドに立つ位置も、少ない知識をフルに活かしてポイント選択しました。こうして「答えが返ってきた」のが35cmのニジマス。
脳汁が身体中に回るほど興奮し、立っていられないほどの達成感からの脱力。子供のようにはしゃぎたい気持ち。全てが昨日釣った35cmのニジマスには秘められていました。
昨日、仲間と飲んだ際、私は一人「喜びの酒」でした。小さな声で「俺のニジマス祝って」とふざけ気味に言ったりもしましたが、本音、その喜びに浸っていました。
趣味で得た興奮、ルアーには無いプロセスを得てキャッチした目標魚種の一匹。趣味って、そんな喜びで興奮出来るんだなぁ、と感動すらありました。
20kgのヒラマサや50kgのGT、81cmのアメマス、62cmのニジマス…忘れられない魚を現地に通い手にしてきましたが、全て「得意のルアーゲーム」での釣果。だから、嬉しいですが興奮度が今回の魚とは違うのです。
今回のようなメモリアルな出来事こそ、魚釣りを生業にしている私が大切にしなくてはならないことと再認識できたし、絶対に忘れてはいけない感動なんだなぁ、と思えました。
これからもカメラが回る釣りは続いていくでしょう。そしてスポンサー様や制作会社に結果を渡していかなくてはなりません。その全てが苦痛でも嫌でもありません。
なぜなら、そのジャンルは「生業であり、趣味ではない」からなのです。
今私は「あなたの仕事は何ですか?」と聞かれたら「魚釣りプロモーター」です。と胸を張って答えますが「あなたの趣味は何ですか?」と聞かれたら堂々と「趣味はダブルハンドのフライフィッシングです」と言えます。
それだけダブハンの沼に少しずつ足を入れてしまっているのでしょうね。
脱線しました。
今日は貴重なプライベート時間。前日の感覚を忘れないように、と同じポイントに入ります。あっ、なぜ同じポイントに入ったのか。これ気になるでしょう。
簡単な返答なら「昨日釣れたから」になるでしょうが、私が同じポイントに入った理由は少し違うのです。
同じ流れで川幅も同じ位置に入り、距離感が掴め、水深もおおよそ理解出来ているし、何なら水中の流木などの障害物も昨日根掛かりしまくって把握している…。
ならば、どのように流したらより効果的なのか、あそこに(フライが)流れるようにするには、どこからアプローとしたら良いのだろうか。
同じ状況で他のフライパターンは使えるのか。川からの虫などは昨日と同じなのだろうか。たくさんの課題を持っていた。だから同じポイントに入りたかったのです。
「今釣れているポイントに動く」ことって、まあ魚を手にしたいならば、一番効率の良い動きですよね。理解出来ます。
でも私は自分のスタイルの構築をもっとしっかりとしたいから、夢を持って確認しに向かったのです。
現場は絶対に嘘をつきません。これは生業のジギング、キャスティングゲームから得た「急がば回れ」なのです。
長崎県対馬は神奈川から相当遠いです。費用もかかります。でも確実に大型のヒラマサが生息しているエリアです。沖縄本島のGTゲーム、ロウニンアジの大型が潜むエリアですが、一筋縄ではいかないフィールドです。
でも通うことでいくつもの発見があり、引き出しが増え、そしていつしかその全てが自身の糧になっていきます。
20kgのヒラマサをすぐ釣りたい…ならばニュージーランドに行って、いっぱい掛けたら良いですよ。GTを飽きるほど釣りたい…ならばオーストラリアのグレートバリアリーフに行けば、そりゃ猛烈に釣れますよ。…そう言うでしょう。
でも釣果のみを先行とした考えではなく、プロセスをどのようにして得たいのかに重点を置くなら、自分の足で何度もそこで確認するしか無いのですよね。
それが私流の「生業の釣り」であり、それで得た経験と知識を「趣味の釣り」にも重ね合わせているのです。
また脱線していました…反省2回目です。
自分の思考をたくさん書き続けてしまいましたね。この日、前日よりもキャストが多く決まりました。キャストの身体の使い方を少し西森隊長に調整してもらったのを試せたからです。
そして流した(スイングっていうのかな)フライへの反応は、ウグイが4本、アメマスが1本、ほか1本の6匹の魚が反応してくれました。それだけでまた多くの思い出と経験が増え、最高なプライベートフィッシング時間になったのです。
翌日はショップ様イベントが控えています。だから外出はせずにホテルで軽く飲んで早々にベッドに潜り込みました。体力は正直限界まで来ています。
でもこの時間を大切にしてラストまで突き進みます。




