【なぜ、そんなに体力があるんですか?】良く言われるけど。体力は無いです(笑)

よもやま話

【なぜ、そんなに体力があるんですか?】良く言われるけど。体力は無いです(笑)


柔道の稽古をしていると、たくさんの方々から「元気ですね〜」やら「タフですね!」なんて声を掛けられる。
今は1時間乱取りが出来る様な身体になって来たけど、柔道を復帰したのは42歳で癌をやってから。癌の完治から柔道への感謝もあり、長男が通う道場へお手伝いしたのが始まり。

20歳で頸椎の大手術、22歳でピタッと柔道はやめ、釣りの世界に没頭してきた。だから、20年全く柔道はしておらず、からの癌治療、からの復帰です。動けるわけ無いよね。

そこから、コツコツと柔道復帰に向けてランニングや自重トレーニングを始めた。それでも体力の衰えは著しく、それを知ってるのは宮本功三先生だけだろうね。

初めて功ちゃんと出稽古で一緒になったのは、数年前に講道館で話しをする様になり、そのすぐ後のGWに日藤(日大藤沢高校)に吉原道場から出稽古へ行った時。

あの頃は、元気の良い高校生と4分を一本でもしたら、息は上がり、腕は握力が無くなり、奥襟を持たれたら頭すら上げられない状態。
「もうおじさんぶっ倒れちゃうよ」的な雰囲気を身体中でアピールし、畳に倒れ込み、ゼーゼーハーハーしていた情けない姿。

(2014年日本ベテランズ国際柔道大会の時のphoto使用)
それでもトボトボ走り続け、コツコツ柔道の乱取りをして来るうちに、連続で出来る乱取りが3本が4本になり、5本が8本。10本フルで、更にワンセット…と動ける身体になってきたのだ。

「タフなんて、そんな…。死に物狂いで始めた柔道だから、毎回へばってます。」これが正直なところ。
少し無茶をして、しかし出来る限り長く乱取りをする様にした。

腕立て伏せや腹筋も100回みんなでやるなら、102回。決められた回数よりも少しだけ多くやる様に意識付けしてきた。
懸垂、綱登りも最初はひどいものだった。
綱登りなんて、足を使っても登れなかったんだから。それが、今では手だけで2本、3本と登れる様になったし、懸垂だって、10回出来なかったのが10回を3セットは出来る様になった。

こんなダメダメおっさんであるが、それでも今もトレーニングだけは努力しているから、動けるんじゃないかなっ。

今朝の出来事。
次男が7時前には起きるから、それに合わせて小生も女房に起こされる。女房がベッドの横で次男を起こしているので、その声で小生も起きるのだが、今朝は強烈に全身筋肉痛の重い身体の朝であった。

「身体、痛てぇ〜」と言いながら布団の中でグズグズしていると女房が一喝。

「あんたが明日しっかりした試合をせんと、30日に海(長男)、天(次男)の試合に響くんやからねっ。しっかりしぃ〜や!」と。

小生、明日は全国柔道高段者大会。講道館での試合になる。長男は30日に大阪のジュニア予選で試合。次男も同じく30日に鎌倉体育館にて湘南地区の大会に出る。

「あんたがしっかり勝ったら、子供らもきっと頑張るから、痛い、痛い、ゆうとったら、あかんでぇ」もう一回、「一喝」された。(笑)

言葉は厳しくいう女房だが、必死に小生を盛り上げようとしてくれているんだなっ、と。

48歳。体力は本当に無いけど、気力と姿勢だけは常に前向きに頑張りますよ。
明日、試合に集中してきます。この姿勢が子供達に響いてくれることを願いたい。それにしても、やっぱり筋肉痛なんだよなぁ〜。

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