【弁当作りと栄養管理…】初の減量、言わんこっちゃない⁉️

柔道

【弁当作りと栄養管理…】初の減量、言わんこっちゃない⁉️

次男坊、高校1年生。まだ3ヶ月前までは中学生。

これからどんどん飯を食い、身体を大きくしてガンガン稽古して鍛え上げていけ、とは親の願い。その願いに反する様に、体重別試合で階級を下げてチャレンジしてみたい…と。

最初に相談された時には、反対した。激しく反対はしなかったが、良い返答はしなかったと思う。だって、まだ身体付きは中学生の延長。

筋トレもやっと高校生になって始めた位だから、絶対にフィジカルな部分が足りていないのがわかっていた。それでも「階級下げて挑んでみたい」と言う思いをぶつけてきたので、高校の監督に相談してみろ、と。

数日後、私が高校へ出稽古に行った際に監督から言われたのがこれ。

「今回だけ、本人の希望を聞きます。団体戦のメンバーである以上、その重要さも伝えます」と。

パタゴニア プロビジョンズ

高校で監督に預けた以上、私はとやかく言わない。監督に全てをお願いしたのだから、親は息子のサポートを全力でするのが役目。

まずは関東大会予選、本戦。その後にインターハイ団体予選とあるので、私からも本人には体重管理はきちんとする事を伝え、食事管理を手伝う様にした。

団体戦での次男坊の成績は一年生ながら、頑張ったのではないか、と思う。出来る限り息子の事には口を出さない様にして来たが、チーム全体をみたら、先輩方の背を追い一年生コンビ2人はこれからが楽しみだと思える戦いをしたのでは、と感じた。

しかし、だ。せっかく高校生活も慣れてきた環境で、体重を8kgも絞る、まだ身体付きは中学生の延長の身体であり、成長期に減量をする事のマイナスがどれほど大きな事なのか、痛感した。

減量中、私の様な53歳のオッさんと乱取りをしていても、基本的な体力がない。これは、日に日に落ちて来ているのを感じていた。

本人に伝えるのだが「そんなに変わらないよ」と意地を張る感が伝わった。団体戦の時の様なスピードとステップ、技の重さが彼の技から感じられない。動くのに必死で、勝つ為の柔道が伝わって来ないのだ。

私も数年前、90kg級から81kg級に階級を下げて試合に出た事がある。日本ベテランズの試合でシニア大会なのだが、正直全く自分の柔道が出来なくて悔しい経験がある。

サポートしてくれていた宮本功三先生からも「もう次は元に戻そう。」とハッキリ言われた。階級を下げる事のリスクは、こんなオッさんでもあるのに、まだ成長期スタートの状態で三年生に勝てる訳がない。

案の定、次男坊の挑んだ試合は惨敗。ひどいものだった。それは見ている側も、本人も痛感したのだ。

中学生時代にやってきた階級をわざわざ下げるリスク。本来持っている技量は全く出せず、パフォーマンスは最低の状態を本人が知り、もう二度と落とさないと試合後に言ってきた。

監督からも、応援して下さっている先生方からも、階級を下げる事はやらせない、と私にも連絡を下さった。

勝ちに拘る事は、勝負なだけになくてはならない事。しかし、本来持っているフィジカルな部分を削り落として勝ち上がっても、多分先には繋がらないだろう。

重量級の選手や先生方と必死で稽古を付けていただき、自力を付けていく事の大切さを感じてくれたのではないだろうか。

毎朝、次男坊の弁当を作っているが、キャベツを敷き、そこに味気のないチキンと茹で卵ばかりの弁当を作っていても、本当につまらなかった。

本人からの発言だから、言われた様にしたが、これじゃあ勝てないよ。今はお米をお餅の様にぎゅうぎゅうに詰めて、脂っ濃いものを入れた弁当に戻った。菓子パンや補助食のおにぎりも持たせている。

これがやっぱり部活弁当だ、食って稽古して、また食う。その状態に戻ってくれた事が嬉しい。

私の身体ならいくらでも貸す。重量級の選手たちとバリバリ稽古して飛躍してくれる事をそっとサポートする位しか無いが、犬の散歩をしながら今朝の弁当作りを考えていて、ふと感じた事を今回は書いてみました。

早くこんなオッさんを簡単に投げ、強靭な身体を持つ選手に育って欲しい。明日の弁当は、どんなおかずにしようかな。

パタゴニア

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