【SURF】GERRY LOPEZ著、読み応えある1冊に時間が過ぎるのも忘れ。

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【SURF】GERRY LOPEZ著、読み応えある1冊に時間が過ぎるのも忘れ。

何年か前だったかなっ。パタゴニア直営店に行った際、日本語訳された【SURF】GERRY LOPEZ著を見付け購入。

現在はこの【SURF】GERRY LOPEZ著に写真も入り、改訂/増項版で販売されているが小生が所有している本はほとんど写真も無く、活字でびっしりのとても読み応えのある1冊だ。

(画像をクリックして頂くと、ご購入も可能です)
パタゴニア公式サイト Surf Is Where You Find It (改訂/増頁版)/ジェリー・ロペス著 サーフィン

読もう、読もう、と思っていたのだがなかなか840ページをさあ読むぞ。と気合いが入らず暫くの間、本棚の肥やしになっていたのだ。
活字を読むのは大好きで、文庫本などは月に3~4冊は毎月のペースで読んでいるが、長期モノがここ最近のハマりであり、この【SURF】GERRY LOPEZ著に手が伸びたのである。

最初の辺りはジェリー・ロペス氏がハワイで誕生し、少年期時代の内容からである。すでにその内容だけでもノースショアの様子を思い出しながら読め、どんどんページが進んでいく。主な内容は著者がサーフィンから学んだ数々の実体験が綴られた内容で、ハワイでの生活を中心に、サーフィンで旅した国々が細かく綴られている。
最初から読んでいて本当に飽きがこない。

小生はサーフィンで旅など当然した事がないのだが、ジェリー・ロペス氏が旅した国と小生がフィッシングで旅をして来た国々が本当によく重なっている。
オーストラリアやインドネシア。特にインドネシアの部分は読んでいて当時の面影が蘇ったり、想像したりと自身が旅してみて来た状況がすぐに頭で浮かぶのだ。

機内から見たウルワツの様子や当時のクタビーチ、改装される前のン・グラライ空港の様子なども手に取るように分かるのが楽しい。

大きな波を前にした心境などは本格的に取り組んでいるサーファーでないと理解出来ないリアルな恐怖を文章で書かれているが、自身もサーフィンを楽しむので波に巻かれた恐怖心は想像出来る。それと照らし合わせながら読んでいくうちにグングンと本文に引き込まれていき、没頭してしまう。
海の様子や風の読み方、潮の流れ、空気の表現…どれをとっても共感出来る文章が分かりやすく溶け込み易いのだ。

旅先に持参する厚さではないので、自宅での読書となるが、ランニング後に湯船に浸かり、これを読む時間が一番ホッとする。
ここ数日は事故で身体が痛いのであまり出歩く事をせず「引き蘢りさん」になっているが、その時間を最大に利用して読書に耽る。

840ページある内容もあと僅か。
「終わってしまうのか」そう思うと寂しくなるが、読み終わった後の充実感や達成感が小生好きであり、またこの本を読んでいて呼吸法やヨガにも興味が沸いて来た。サーフィンをしたい、という欲望よりも「海をもっともっと知りたい」と思えて来る。
サーフィンを通じて訪れた国々の目線とフィッシングで旅した国々の違いを相似しながらラストまで読み切ってしまいたい。
この本を再び(実は何度か途中まで読んだのだが、妥協したのだ)手に取る前は歴史小説にしようか、と思ったのだが歴史本はどの時代から読むのが面白いのかをまだ理解出来ていないのだ。

織田信長からにしようか、徳川家康からスタートしようか、いやいや明治時代の混乱期に戦争が絡んで来る時代物にしようか、などと次への期待をちょっと考えている。
椎名誠さんや野田知佑さん、群ようこさんなどの旅本はとにかく読みあさった。本当に良く読んではまたブックオフで単行本をまとめてドッサリ販売そして購入して来る。それの繰り返し。

過去読んだものまで間違えて購入してガックリすることも多々ある。活字があれば、落ち着く。Kindleで電子書籍にしようか、と一時期考えたりもしたが、やっぱり紙のページを捲りながら読み続けるのが小生には合っている気がする。

今回紹介した【SURF】GERRY LOPEZ著は分厚過ぎて持ち歩けないのであったが(この様な本こそ、Kindleなどの電子書籍が良いのかな)そろそろ次の太本を探しにいきたいな。

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keitanhiramatsu