【憧れの方が。津留崎健さん、背後に観ずる。」パタゴニアのパーティーにて。
横浜の馬車道で夜7時よりパタゴニア社主催のパーティーが開催され、小生もお邪魔させていただいた。
18時まで『フィッシングショー横浜』がパシフィコ横浜で開催され、その足で馬車道のお店へとパタゴニアスタッフ方々と向かう。
地下鉄で桜木町駅からひと駅。歩いても楽勝で到着する。パタゴニア社の方々とアレやコレやの雑談をしながら向かえば、当然あっという間に会場となるお店に到着。
馬車道にある『ベアードタップルーム馬車道』。
クラフトビールを飲ませて下さるお店と聞いており、楽しみいっぱいでパーティー会場となる二階に上がる。
さっそくクラフトビールをいただき、なるいスタートでビールを頂く事にした。参加者はゆっくりじわじわと増え始め、小生のクラフトビールの杯も増え重なる。2杯、3杯、5杯…どんどんクラフトビールをお代わりしていく小生。
増えてきたパーティー招待者の中で知った顔も多く、特にWILD-1のスタッフには懐かしさを感じた。
こうして今回の本題となる『パタゴニアとダナー共同開発ブーツ』お披露目会が開催され乾杯となり、ブーツの特徴などを聞いては美味しくクラフトビールを頂いていたのだ。
そんな時…『ん?』そんな時…『あれ?』小生の記憶の中、いや過去をフラッシュバックさせながらも、頼りなく細い記憶を辿ってみる。
「マヂッ❓」「マヂッか‼️」記憶の中にはひとつのカメラと一誌の入門ムックが思い起こされ、そして恐る恐る後ろにいらっしゃる記憶をビンビンと突き続ける象徴を見てみたのだ。
『間違いない…』
クラフトビールでご機嫌になっていた小生の酔いは、一瞬でシャキッとなった。なぜシャキッとなったか。
実は小生が釣りでプロになりたい、プロを目指そう、と決めた時にその方の影響が大きかったからだ。
釣りをして、釣行記を書き、投稿し、一緒に写真を送る。編集部には写真と原稿を合わせて送る事が条件だ、と永井師匠から教えていただいており、その動きを真っ当した。
釣れても釣れなくても、文章にする。その1日の様子をカメラに収め、フィルムを現像しキャプションを別書きし送る。これを積み重ねての、今がある。
その時に感銘を受けたのが、写真家さんの一枚であり、その方を一方的に追う様になったのだ。
※1997年10月20日(株)学習研究社発行「写真家入門」プロカメラマンの撮影現場
給料が15万ない時代にニコンF5を2機、そしてニコンレンズ。その方が使っていたカメラだ。そしてレンズだ。全てマネをして購入した。
とにかく独学で一眼レフを練習した。使いまくった。
アイドル歌手の追っかけよりも強いファン欲を出し、「月刊つり人」表紙を見続けた。毎号の楽しみであった。
もうお判りでしょう。津留崎健さん。プロカメラマン。
釣りの写真を撮られるプロカメラマンさんであり我々プロアングラーは「いつかは、ツルケン」がひとつのスタンスであったのは90年代間違いない流行であったのだ。
その津留崎健さんが小生の後ろで同じクラフトビールを飲みながらニコニコされている…。正面からお話ししたいが、そんな勇気はない。完全に怖気付いていた小生。憧れのカメラマンが後ろにいるのに、声ひとつかけられない…。
そんな時、パタゴニアスタッフが上手く津留崎さんと絡み始めたので勇気を絞り『回れ、右‼️』
すぐにパタゴニアスタッフが気を利かせて下さり、小生を津留崎健さんに紹介して下さったのだ。
間違いなく、我が家の愛犬なら、この瞬間でうれション。小生もうれションしちゃいそうな程の興奮を隠しきちんとご挨拶。
そこからお話しが弾み九州の話し、狙う魚の話し、これまでの釣り話しなどをさせて頂くタイミングを設けていただいた。
感謝感激であったが、ダラダラと話すのもどうかと思い、小生が思っていたこれまでの津留崎健さん感をお話しして、場をズラす事となった。
ひとり興奮が覚めやらない。ニヤニヤ、ドキドキ、が交互になる。
他の方との会話も耳に入らないくらいになっていた。そんな状態でパーティーは最終となり、ひとり、またひとり、と会場から退出していく人が現れ、お開きモードになり始めた。
『じゃあさ、次に行こうよ』こんな話となり、なんと二次会に津留崎健さんからお誘いのお声をかけていただいた。
この時『ホテル手配しといてよかった…』馬車道から関内までは歩いてもすぐ。お誘いいただいた二次会のお店は関内だと聞き、これまた重ねてラッキー。
翌日はパタゴニアブースに9時までに入れば良い。今夜は飲める、そう酔った頭で冷静に判断出来たのだ。
二次会会場に入り、席を広く座る。パタゴニアパーティーから20人位は二次会に流れて来たはず。小生もパタゴニアスタッフと自然環境保護への取り組みなどを飲みながら話し、今年のビジョンにブレのない事を再確認したりした。
こうして緊張と喜びと興奮が重なったパタゴニアパーティー。
憧れの津留崎健さんと写メで並んでいただき、SNS投稿まで許してもらった。嬉しい瞬間って最高の笑みを浮かべていたのだが、あらためて写メを見直すと、なんだか引きつる小生に笑えてしまった。
二次会も無事終了し、丁重にご挨拶をしてホテルへと戻ったのでした。どの様にホテルに戻ったのか記憶が定かでない小生でしたが、翌日のブース入りだけは遅刻せずに入れた事はホッとしている今でありました。
『ベアードタップルーム馬車道』https://bairdbeer.com/ja/taprooms/bashamichi/