【シンガポール再び】平松慶マレーシアから再入国時に逮捕。2000usドル罰金。

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【シンガポール・チャンギ】平松慶、再びマレーシアからの入国時に逮捕。2000usドルの罰金に涙。

羽田空港から出発し、シンガポールまで6時間。シンガポールから陸路を使い、マレーシアへと入国する。

マレーシアに初めて陸路で入国した時は、確か2005年だったかな。当時はまだマレーシアの入国税関の建物は古く、ボロボロであったがその翌年には綺麗な建物に変わっていた思い出がある。

陸路でシンガポールから入出国する場合、バスでもタクシーでも自家用車でもレンタカーでも可能。シンガポールとマレーシアの国境になるジョホール海峡を越えて「徒歩での入国」まで出来ちゃう楽しみもあります。

私たちは大型タクシーでの入出国。
ベンツのワゴンなどを使い、シンガポールからクアラ・ロンピンまでぶっ飛ばして移動。平均速度が150kmだからもし事故でもしたら、まず全員死ぬか大怪我で大変な事故になるでしょう…そんな移動手段であるが、それはそれで楽しい旅で、贅沢よりも過酷な旅、そんなイメージだとわかりやすいと思います。

さてイミグレーションでシンガポールの出国カードとマレーシアの入国カードを書いてシンガポールを出るのですが、ここからが本題に絡んでくるのです。
シンガポールという国は、とてもお上品でお堅い、賢い国、というイメージだとすると、マレーシアはクアラルンプール等の近代都市を省くと、どうしても田舎な雰囲気なんだろ、っ的見方をしているように感じるんです。(現在は違うと思いますが)
※画像は関係ありません。
シンガポールからマレーシアに出て行くときの対応は物凄く楽で簡単。「えっ、もう終わりなの?それで良いんだっ」出て行く分には本当にセキュリティーも甘く感じられ、簡素化しているように毎回感じる。

その逆で、マレーシアからシンガポールにへ入ろうとして入国準備を進んでいくと「徹底的」に入国への審査があり、手荷物ひとつからしっかりとチェックされるのだ。今から10数年以上前のこと。

まだ今の様にマレーシアでセイルフィッシュをキャスティングで狙うスタイルが流行っていなかった頃、お店でお客さんを募りマレーシアへセイルフィッシュ狙いのツアーに。

シンガポール航空を使い、陸路でマレーシア東海岸まで入るスケジュール。これを楽しんでもらい、マレーシアからシンガポールへ帰る日の事。
シンガポールから0泊の移動だったのでタバコやお酒は今みたいに厳しくなかった。皆、1カートンを日本の免税で購入し、直ぐにシンガポールから出るから、と言ってタバコの本数はあまりとやかく言われなかった。
※画像は関係ありません。
今は確か、封の空いたタバコなら持ち込んで良かったはずだが、私はタバコを吸わないからどうだろうか。もう10年以上前だから、今みたいな厳しい規制になる前の事。ちょっと記憶が定かではないのだが…

1カートンを持ち、さっさとマレーシアへ出ていった我々をそこまで追求する事なく出国審査を通過したのだ。そしてマレーシア東海岸で3泊。しっかり田舎マレーシアを満喫して、さあ帰るぞっとシンガポールから迎えのワゴンタクシーがやってきていそいそと乗り込む事に。
6時間以上走る陸路移動で車内は皆爆睡モード。あっという間にジョホールバルのイミグレーションに到着した。

ここからが緊張と気合いを入れてのシンガポールへの入国。

何と言っても、田舎マレーシア東海岸で釣竿持ってパンダの様に日焼けした日本人がぞろぞろダラシなく入国してくるものだから、目の敵にしているかの、インド人がニヤリともせず、我々を締め上げていく。
※画像は関係ありません。
ひとり通過。ふたり通過。三人、四人…と最後まで確認している私の目の前で皆、無事通過していく。何かあったら私が対応交渉しなくてはならない。
私より語学力がある人達が先に入国出来、私の様な気合いだけの特攻野郎Kチームリーダーの慶が尻持ちをしなくては務まらない。
よっしゃ、ラストの検問突破じゃ‼️と静かな顔をして眼だけはギラギラし嘘っぽい澄ました顔で身体検査ゲートを突入した。

『ブー‼️』ブザーがなる。インド人、ニヤリともせずによってくる。蚊取り線香が付いた棒の様な探知器で陰部から尻、背中、脇まで徹底して探知器を私のからだあにハリ潜らせる。

『ブー‼️』『ビィー‼️』『ビィー‼️』胸ポケットあたりに探知器を置き、音を強調させる。たくさんの警備服を着たインド人がやってくる。

特攻野郎Kチームのリーダー慶は澄ました顔をしているが、実は何が何だかわからなかった。

胸を指差して「ダセ!!」的ジェスチャーをする。胸にはタバコ、そうセブンスターひと箱が入っている。これは入国時に仲間が吸いきれなかった分を私が持ってあげた分だ。

ひと箱なら、良いだろう‼️何が悪いんじゃい‼️とは態度にしめさず「あの、アッシに何ぞの用事でござんしょ?」と両手を摺り合わすかの様にシタテに出て冷酷極まりないインド人の顔を伺う。
※画像は関係ありません。

イミグレーションで、入国時に「タバコはひと箱、20本まで」と英語とマレー語で記載されていた。
だから、ひと箱預かり…預かり…ん?…待てよ。日本からの入国時は結構雑だったけど、シンガポール入国時はやたら厳しいぞ。

生活基準レベルが高いシンガポールなだけに、お前の様な田舎からやってきた日本人はキッチリカッチリけじめをつけたるやんけ的攻撃で封の空いていない私の胸ポケットに入っていたセブンスターひと箱を天下取りの首狩りみたくやられてしまったのだ…。

「封を開けて、1本捨てとく」のを忘れた私…。

当然、別室連行され、そこから2時間ミッチリ調べ上げらたのだ。実は私は過去にもチャンギ国際空港でテロ行動容疑で連行されている(これは後に書きます。もちろん…無実ですからね)

そのデータも出てきたから、日本大使館から外務省旅客事務等にたくさん連絡され、調べ上げらたのだ。
ラストのラストは疲れ果て、2000USドルを支払ったらシンガポール様に入国させてやろう!って事になったが、ホントに密輸意識はなく、見事なまでの私のミステイクなのだを貫く。

税関警備員の前でタバコに水をかけ、2000USドルから200USドル罰金で終了したのだ。もちろん、見えない圧力がもしかしたら日本大使館方面から入り、急に優しくなったのがその答えなのかもしれないが、とにかく、吸わないタバコひと箱で大変な目にあったのである。

そして2時間30分後に再度入国審査を済ませて、みんなが待つ場所へ。

皆、喫煙所でタバコを吸いながらコーヒーを飲み、私を待ってくれていたのだ。

そんな時、タカちゃん(彼のタバコを預かった張本人、釣り仲間)が「お疲れ様でした。」とセブンスターを差し出してくれ、ライターで火をつけてくれたのでふざけて吸い、咽せたあの煙感がまだ忘れられない。

私にとってのシンガポール。この国は私の様な人間をもしかしたら好んでいないのかもしれない…。

●シンガポール渡航回数 30数回
●国内通貨:シンガポール$

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keitanhiramatsu