秋の夜長。【エイ出版社 ソルトワールド 別冊】近年Mook本、面白い。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

秋の夜長。【エイ出版社 ソルトワールド 別冊】近年Mook本、面白い。私も絡んでいます。


ソルトワールド誌を出版されている「エイ出版社」。ここの書物発行には私もよく関係させてもらっており、自分のジャンル(釣りもの)であれば、そこそこ原稿も入稿し、掲載してもらっています。

「ソルトワールド」誌は月間で発行されていた時代もあったが、現在は隔月の出版。私はその中でカラー連載を持たせて頂いており「平松慶のヒラマサワールド」という題名で今vol.83まで続けさせて頂いています。

「ヒラマサワールド」誌はその連載を1冊に纏めて更に内容を厚くしての独自書籍発行物として2017年6月に発行していただくことが出来ました。
これは本当に嬉しかったし、その1誌がある以上、これからも気持ちを真っ直ぐにしてフィールドに向かうという姿勢がしっかりと持つ事が出来た証しになったのでした。

ここ数ヶ月、初心者アングラーがお店に頼って来てくれるようになり、ノットや糸巻き、ジグとフックのセッティング等、基本的な内容を接客時に伝える事が多く、そうしたアングラーさんに紹介出来るのがこうしたMook本。

ブリをジギングで釣りたいからという話になり、ヒラマサよりも敷居が低く一年を通じて狙いやすいという事がやはりアングラーにとっても嬉しく、まずはブリ。そしてヒラマサへ、という考えを持っているのを教えてもらった。

ただ、ジギングをしっかりと出来るフィールドといえば、神奈川県内から通えるとなると、千葉県房州か、静岡県伊豆になってくる。
外房からであれば、フィールドが近いということもあり、少人数からでの出船が可能で、乗合船システムが確立されている。

伊豆となるとフィールドは広くポイントまで走らなくてはならず、人数がどうしても必要となってしまうのだ。この難しさは当然狙うフィールドの違いがあるので当然であり、仕方がない。

だからまずは仲間内で貸したタックルを使い、外房でのジギングからスタート。

ヒラマサが狙えるフィールドであるが、そこは欲を持たずに、まずメタルジグで1尾をキャッチするようにアドバイス。
それこそリーダーとPEとの結束からフック装着、メタルジグの選択とありとあらゆる面倒をみてのスタートでした。

そんな環境でキャッチしたのが「ワカシ」。列記としたブリの子供だ。

ファーストキャッチをした時の嬉しそうな顔。これが私にとっても忘れられない笑顔であったのだ。

船を降りて帰宅し、翌日。その夜もご来店くださり「平松さんの本、購入します」だなんて嬉しい事を言ってくれる。
強烈に印象深い1日となった様子で、釣りが楽しくて仕方がないと言ってくれたのだ。

ただでさえ、右肩下がりのフィッシング人口減少時代(あれ、これ柔道界でも同じことになっているが…)に一人でも釣りが好き、釣りに行きたいというアングラーが増えてくれる事が業界の維持、存続、発展となり、若者の釣り離れ傾向をストップさせてくれる起爆とでもなれば嬉しいのだが。

まあ、そこまではないにしても一人でも釣りを初めてくれる若者がいれば、その仲間などにも連鎖していく可能性がきっとある、と思いたい。

私のMook本を読んでくれることも嬉しいし、ウキウキしてメタルジグを買い足したり、フックについて質問をくれたり、とネットだけの販売業務ではなく、息の通う接客の目を見て商売が出来ることって本当に嬉しいなっ。
好きなんだろうね、この仕事が。

さて、そんなお客さんが仲間を連れて来てくれ、走行しているうちに次のMook本が発売となりました。

《ブリジギング完全バイブル》まさに読んでほしいMook本です。ブリを狙う楽しさ、難しさが一冊に書き込まれ、初心者でも楽しむ事が出来、ベテランアングラーも再発見があるかも、と思える1誌です。
ここ数年で私が絡んだMook本は3誌。その中でどれが、という優劣は付けれなくどれも読み応えのあるMook本です。
少し私の所感を含めた解説を入れてみます。

●2017年2月28日発行《ルアーフィッシング遠征ガイド》1600円+税



日本国内、海外、へと魚釣りが目的で遠征するために必要情報が詰まったMook本です。
「遠征」とは飛行機や新幹線などでいつもとは違う遠くへの移動を含めた釣りであり、そうなれば荷物のパッキングもわからない事があるだろうし、旅先への荷物の準備からチケットの手配、現地の様子、ベテランアングラーが教えるヒント、と言った内容がしっかりと詰まっています。

「いつかは憧れのGTを」という思いでも良いでしょうし、ヒラマサ、ブリが居る隣の国へのトリップ、また巨大マグロを狙いに行きたい、や釣りだけではない観光などの旅行も含めたトリップ、も書かれており、それこそ面白く読めます。

http://goldic.shop-pro.jp/?pid=113832655

●2017年6月30日発行《平松慶のヒラマサワールド》1200円+税



私がヒラマサに特化して書き続けて来た連載を纏め、そして追加ロケを行ってもらい、傑作の1誌が出来上がりました。
釣り方のスタイル説明や持ち物、春夏秋冬に分けた狙い方やホームグラウンドでのゲーム。それにメタルジグ開発秘話の対談やタックル分析、釣りをする際に気にして居る食事やトレーニングといった内容もしっかりと書かれております。

そして「平松慶」という少年時代からの魚釣りに絡んだ伝記、今取り組んで居る柔道ネタもページをさいて頂き、紹介させてもらっております。「平松慶」を知るための1誌がそこにはあります。

http://goldic.shop-pro.jp/?pid=119120493

●2019年10月30日発行《ブリジギング完全バイブル》1700円+税



エイ出版社ソルトワールド別冊、最新Mook本。
「ブリ」は沖縄を省く日本中に生息しており、本州を中心にジギングのターゲットとして親しまれている。特別な操作も必要なくメタルジグを落としてしゃくる。
この動きで狙う事がオフショアゲームの中でも敷居を低くしてくれ、誰からも親しまれるゲームとして人気爆発。

近年では温暖化の影響も伴い、ほぼ安定して毎年北海道エリアにも回遊しており、北の大地でもたくさんの方がブリジギングを楽しまれている。
こうした広がりからのMook本。私もフィールド別紹介ページで九州~玄界灘、日本海~出雲沖、北海道日本海~オホーツク海、と書いています。

http://goldic.shop-pro.jp/?pid=146262386

Mook本を読みながら時間を潰す。読みながら夢を抱く。読みながらタックルを整備する。そうした時間がすでに「釣りが始まっている時間」なのであり、一番面白い時間であるはず。

秋の夜長。皆さんもぜひエイ出版社の気になるMook本を探してみてはいかがでしょうか。私はこの3誌が一番おすすめです。

スポンサーリンク
patagonia
パタゴニア
patagonia
パタゴニア

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

keitanhiramatsu