【近くて遠かった外房、勝浦】思い出の地は始発地点。あらためて立つ。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

【近くて遠かった外房、勝浦】思い出の地は始発地点。あらためて立つ。


ここ数年ご無沙汰であった千葉県外房フィールド。ガン闘病から退院して最初に入ったのが外房の川津勝浦港 新勝丸。

先代の田村船長に会いたくて退院後にジグをしゃくりに出掛けたことを今でもよく覚えている。

ソルトワールド誌連載内「平松慶のヒラマサワールド」にて現在ガンで闘病中だ、という事を誰にも言っていなかったのだが誌面で伝え、それで心配して連絡をくれており、必ず復帰したら釣れても釣れなくてもジグをしゃくりに行きたい、と思い続けていた。
実はまだ抗がん剤の副作用でフラフラだったのですが、暑い外房でジグをしゃくった思い出がそこには残っていた。

それから5年。先代の田村船長から息子が舵を持つことになり、初心者アングラーと一緒にヒラマサを求めて行ってきたのであった。
初心者と言うのだが、20歳を超えた青年は魚釣り自体がこのタイミングで2度目だと言う。フナ釣りやハゼ釣り、それらが無くてもブラックバス釣りは経験してるかな?と聞いてみたが、魚釣り自体が本当に初めてなのだと言う事に、やっぱりびっくりしてしまった。

私が貸した、普段使用しているPENNモデルのタックル一式。メタルジグとアシストフックだけは購入してもらい、トライ。

この日、私は乗船出来ず、お店の常連さんが面倒をみてくれたので安心した。しかし魚は釣れず、で、悔しんでおり翌週も再チャレンジとなったのだ。

その日は「ワカシ」をキャッチ。ワカシは表層で結構群れて回遊しているのを鳥をみて分かっていたので、あえて軽めのジグで頑張ってもらい、貴重な1尾よりも、まずは人生初の魚を狙ってもらいたく、ワカシに願いを叶えてもらったのだ。

その後もワカシが連発し、サワラ(サゴシ)にはスパッとリーダー毎切られ、海にはリーダーを歯で切って行ってしまう魚がいるんだ…と言う事も学んでもらった。

初心者君、熱は完全にヒートアップ。3週間連続で外房入り。


更にこの日は午前午後の通し。私でも通しをすると疲労感を強く持つのだから、慣れない初心者君は相当グッタリだろう、と思っていたが、午後には目標のヒラマサまでキャッチしてしまう凄さ。

彼の凄さは、しゃくるのをやめない事。とにかくしゃくり続けているから、メタルジグはずっと海中。そりゃ魚との遭遇率も上がるし、頑張ってシャクってくれたのが嬉しかった。

久々に外房でヒラマサゲームをしたのだが、絶対的強く言える事は「初心者に優しい船宿」になっていた頃。

いっときの様なピリピリした感じはなく、ひとりで「外房初めてです」と言いながら午後船に乗船して来たアングラーさんも居た。船の常連さんも優しく対応しており、こんなに釣りがしやすい環境になったら、ヒラマサゲームも楽しめれるなっそうひとり思ったのでした。

詳しくはソルトワールド 次号、カラー連載「平松慶のヒラマサワールド」vol.84を読んで下さいね。
外房、新勝丸さん。楽しかった。また必ず行こっ。

スポンサーリンク
patagonia
パタゴニア
patagonia
パタゴニア

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

keitanhiramatsu