【アングリングvol.141 OFFSHOREGAME】1998年8月1日発行

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【アングリングvol.141〜OFFSHORE GAME】1998年8月1日発行

パタゴニア Photo: Barbara Rowell

今年春で長男が大学を卒業し、晴れて社会人となり日々規則正しい生活を自宅から送り始めている。

GWも自粛、休日も自粛、と本人曰く「大阪でひとり暮らししてる方が気が楽だよ」と学生時代が抜け出せない話を先日もしていた。長男が社会人となり、勤め帰りにどこかの居酒屋で待ち合わせて一杯やりたい、と言うのがささやかな楽しみがあった。

会社帰りってのは、それなりにストレスもあるだろうし、もしかしたら伝えたい達成感だってあるかもしれない。反抗期も済んでるから、恋愛の相談だって聞いてあげたい。そうしたいくつもの対話、そして社会の壁や苦労を乗り越えてベテランの企業人と成長していくのだろうが、新型ウイルス対策で世の中がめちゃくちゃになっている今、成長のお祝いひとつもしてあげられていない現実。

長男を大好きな次男は、長男からのお下りウエアーを見に纏い、ランニングで自主トレ、またゴルフの打ちっ放しなどに連れて行ってもらったりして喜んでいる。

私はゴルフを一切しないが、長男は既に会社の上司からゴルフクラブを一式?譲り受け、いつか来る接待ゴルフの練習に精を出している様子。

「打ちっ放し」には朝早くから行って、身体を慣らしているみたい。野球で言う「バッティングセンター」なのかなぁ。どちらのスポーツも私はまずやらないから知識がなく文章で表現出来ないのだが、なんとなく息子たちの会話から想定すると、そんなものだろう(笑)と想像する。

私はサッカー、水泳、柔道、とスポーツを少年時代にやってきたが、サッカー以外は個人競技中心になる。

…もしもコーナーの開始である(笑)

●サッカーの練習で「打ちっ放し」を当てはめると『蹴りっぱなし』なのかな?

ゴールがあり、人形で出来たゴールキーパーが左右にスライドしている中、いかにゴールネットにサッカーボールを入れていくか、と。選択枠で川口能活キーパーオリバー・カーン選手が私の蹴るサッカーボールを阻止してくる。

まずゴールキーパーにサッカーボールが入らないスピードで仕組まれている。またゴールポストの角狙いのハイレベルなテクニックが、要求させる。のたま(笑)

●では水泳はどうだろう…。うぅ…悩むなぁ。『打ちっ放し』主軸で当てはめて考えるとすると『泳ぎっぱなし』になるのかなぁ?

ピッチャーマシーンが投げる球のスピードに分かれてバッティングセンターは楽しむことができる。ならば、自分が泳ぐレーンの右横に泳ぐスピードで分けて人形が腕で水を掻きながら競い合う事が出来るのだ。

イアンソープ選手と競えるレーン、北島康介選手レーン岩崎恭子レーン、などがあり、必死に『泳ぎっぱなし』でスピード競争しては楽しむ事が出来るのだ。

また対戦者の得意な泳ぎだけでなく4種自由選択も可能になっている。北島康介選手の平泳ぎも当然選択する事が可能なのだが、バタフライやバックなども選ぶことが出来る。

その辺りはAI管理に基づき、過去の情報からスピードを算出されてるワケだ。

パタゴニア Photo: Jeff Johnson

では、柔道はどうなのだろうか。立技、寝技、とある。締め技や関節技もあるぞ。それを要約して全てを楽しもうとしても無理だ。

●だから柔道の場合はマット別に繰り広げられる『打ち込みしっぱなし』となるだろう。

もしくは『投込みしっぱなし』でも良いかもしれないが、ここで言う『しっぱなし作戦』に当てはめるならば『打ち込みしっぱなし』が妥当ではないか、と思う。

これは個人練習になるし、楽しいぞ。相手は山下泰裕先生(なぜか柔道の方の名前になると「先生」となってしまう…)コース、猪熊功先生コース、木村政彦先生コース、宮本功三先生コース、内村直也先生コース…と階級(体重のクラス別)に分かれた有名な柔道家の人形と打ち込みが『しっぱなし』出来るのだ。

この時ボタン操作でスピード打込み用、組手を左右変えられる設定、受けの強弱、なんて選択ボタンまで設置されている。

その他、SP(スペシャル)コースで『連続技打込みしっぱなし』には福井学先生人形が相手になってもらえる。

「ひとつの技を上手く捌き、次の技で力を込めて技に入る」ことが出来るのでSPコースだから10分200円のところ、SPコースだけは10分300円と割高。しかし練習方法が多彩となり技出しも多くなるので人形が高いマットになっている。

…もしこんなスポーツ関係の『しっぱなし』が本当にあったのなら、今の日本でどうなっているだろう…。(笑)

3密を避け、飛沫を対処するビニールで区切られながらも人は押し寄せるのかもしれないなっ。

昨日『ゴルフの打ちっ放し』に兄弟で行っていたが、打ちっ放しはかなり人が多かったよ、と長男は言う。

社会人になってるんだから、その辺りの判断、弁えをもう少し持たなくてはダメだよ…と混んでいた打ちっ放しの様子を話す長男に言いかけて、言わなかった。もう社会人である。

長男が生まれた時、お父さんは今日紹介している釣り雑誌に君の事を書いたんだよ…とこのブログを通して言う事にした。読むか読まないか、も本人の自由。社会人だから、自分の行動は責任を持ち、良いか悪いかを判断して自粛時期を過ごして欲しい。

『釣りっぱなし』を考えてみたが…うぅぅ、ぅ。今日はやめておこう。

1998年、8月発行の『アングリング』。慶良間諸島での思い出や稲取、神子元島などの特集にも掲載されていました。

新鮮に読める当時の文章。進歩のない文作ですが、『書きっぱなし』ではない事は証明できますよ(笑)

【データ】
誌名:アングリング vol.141
出版社:株式会社廣済堂出版
編集長:伊藤 裕
毎月10日発行
1998年8月1日発行

パタゴニア

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