【北海道行脚を繰り返して】果てしなく続く道。遥かなる大地へのデータブック2冊。
北海道へ通う様になり、まだしも10年は経たないが9年目の年になる。右も左もわからなかった北海道ブリフィールド。
太平洋側だけはまだブリサイズとしっかり言えるサイズをキャッチしていないが、私が絡み始めた9年前から現在のたった丸8年しか経っていない北海道ブリフィールドで多くの自然変化を目の当たりにする事になった。
潮流の変化はデータとして当初の意識が低く、まだ把握出来ていなかったが、紋別ホタテ漁師アングラーに確認すれば、明らかなる冷水域と海水潮流の幅や潮流力の違いが出てきていると言う。
沖縄本島に通いまくっていた時代、何度と気象台が流した小型GPSブイを発見し捕獲位置を船のGPSで座標を拾っては連絡した記憶がある。そうした潮流の変化まではまだ把握出来ていないが、アングラー的目線で、観光客程度のフィールド視力だが、十二分に最初の頃とは違いが感じられる状況になってきたのだ。
ブリをどこでどれだけタグを打ち、リリースしたか。また、私がリリースしたブリが北海道でも再捕があったのでどのルートを辿ったのか、と言うあくまでも憶測であるが、行動パターンを見直すタイミングも作れた。
何より嬉しかったのは、ブリのタグ&リリースをする事により、ブリ研究所からのデータ協力依頼がありブリの行動を学者の方から教えていただいたりした。
こうしたきっかけが出来たのも、対馬暖流から遡上するブリの行動が気になり、北海道ブリとホームグラウンドのブリとの結び付きを知りたかったから。これがあるから、こうして今も北海道通いを続けているんです。
さて、北海道通いをする上でいくつかの喜びも感じ始めています。
それは、大自然から得た空気感、食べ物、広大さ、迫力、人との交流、そしてこれまでずっと触れずに過ごしてきた川の流れの喜び。
こうしたいくつかの魅力がひとつに固まり、それが北海道通いへの起爆剤となって今がある。
北海道に通う様になり、あらゆるエリアで私は好奇心から観光客向けへのパンフレットを、手にし始めた。地図は最初に購入したので、そちらに現地で、得た情報を書き込みだした。
それがきっかけとなり、釣果や船名と港、船長の名前などをメモしたり、小売店様の所在地に○印を付けたり、としてきた。しかし、レンタカー屋や道の駅、空港等には無料配布されている素晴らしいチラシパンフレットが各種あり、それを1冊の地図に纏めたら❓となってテープで重ねる様に貼り合わせ始めたのだ。
地域別による、そのエリアの特産や観光場所、名所が掲載された見やすいパンフレット。更には食べ物やの特集や、有名お土産などがいくつか掲載されているので、私なりに興奮度も高くなる。
だから、北海道の旅に欠かせない自前地図にペタペタと貼り、それがいき過ぎて今では2冊に。
1冊は釣りや港やらを中心とした地図。もう1冊は営業で回った小売店様の所在地や、そのエリアで宿泊したホテルの内容などを、書き込んでいる。
これはいつから?と記憶を辿っても、その各場面を思い出して地図を捲ると赤いボールペン文字で何やら細かく記載メモが残っているのだ。
「ライトマップル北海道道路地図」は9年前、間違いなく最初の北海道出張時に入手したもの。それからどこかのホテルに残してあった「じゃらん北海道」付録を拝借し、そちらに商売用地図として、記載分けをするカタチになったのだ。
今では大切なデータブック。私しか読めない平松文字でゴチャゴチャ書かれているが、この2冊の自家製北海道ハンドブックを頼りに毎回旅のお供として同行(笑)
内容があまりにも不気味なので、何人かの方に笑われましたが、私が北海道をうろつく際にはコレを持参しているか、ホテルに置いてあるのだなって思いながら接してもらえたら嬉しいです。
またこのデータブックに飲みながら書き込んだりする時間があるなら、そんな楽しみ方もしてみたいと思っています。
写真家の戦場カメラマン 渡部陽一さんじゃないけど、大切に資料をファイリングしている、実に豆男だと笑ってやって下さいね(笑)来週末も、当然持参します(笑)