【平鱒 渓、トラウトゲームで培ったもの】2020年はこんな気持ちのスタイル。

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【平鱒 渓、トラウトゲームで培ったもの】2020年はこんな気持ちのスタイルでした。

北海道出張や釣行ロケと合わせて楽しむ様になったのが、トラウトゲーム。

ご存知の通り、私は30代、40代とオフショアゲームで突っ走り、意識的に淡水スタイルを避ける様にしてきた。経済的にも多くのジャンルに手が出なかったのも理由だが、やはり一年を通した釣りのスタイルを海と言う聖地から変えたくなかったのだ。

それは学ぶべき時期での修行でもあり、20年間ブレない様に貫いてきた。しかし42歳の時にガンを患い、自分のこの先の釣りスタイルを見直すタイミングを取ることが出来た。

このまま海で貫くのか。引き出しを増やしに違う釣りにも視野をひろめていこうか。見直すタイミングは、それからの人生に大きな岐路ともなったのだ。

40歳後半になってから、北海道出張やロケが大幅に増えて、北海道での認知度が高い《鱒》への興味が沸々となってきた。

現地の仲間達が持ち寄りでタックルを貸してくれる様になり、片手間でニジマス釣りなんかをやってみてから、どんどん気持ちはエスカレート。

いつしか北海道へはオフショアタックルとトラウトタックル持参の旅、になり年を追う毎にトラウト用ウェアー類は増え、それなりに急なトラウトゲームにも対応出来る様にまでなってきた。

宮崎の釣り仲間が私の鏡片した姿をみて笑った。「トラウトマンみたいになっちゃいましたね(笑)」彼とはインドネシアやマレーシア、様々な海外へと旅する仲。そんな彼が笑いながら私の変化を茶化すのだ。

ただ、宮崎の彼もそれなりに本格的になっていた。田んぼが忙しい暑い時期の夕刻を見計らい、渓流に今年はよく通った、と言う。

毎日のルーティンの様に日暮れ前にヤマメ釣りで川へ入り、北海道川遊びの為に練習したのだ、と言っていた。

その結果が65cmを超す巨大ニジマスのキャッチ。きっと彼なりに満足した北海道川遊びだったのだろうと思う。

今年はホント良く北海道の川で遊ばせていただいた。北海道の海域でガッツリ仕事もさせていただいたが、川遊びには私も大、の大、大満足。

川遊びは私にとって「結果を出して試練を乗り越える場」ではなく「気持ちを豊かにし、肩の力を抜ける場所」として置いておきたいのだ。

のんびりと大自然を楽しむ。釣りプロ様等の派閥とか、ナンたらがあ〜だ、こ〜だ、と言う保守的衛秘感な雰囲気は避け、土地の方々にひとつずつ迷惑にならない様な楽しみ方を聞きながら石橋を叩いて楽しませてもらってきた。

パタゴニア

そんな遊びが私にとっての川遊びなんだよなぁ。たまらなく楽しかった2020年。

世の中はコロナ禍自粛にて大変になっており、私の商いもホント大変であった。

しかしそうした不安や迷い、悩み、恐怖、怯え、等を和らげてくれたのは北海道。だから北海道の仲間、大地に感謝しており、これからもディスタンスを友好的な間隔で保ち、エネルギーをもらいに行きたいと強く思う土地であるのだ。

そんな北海道、遂に積雪期となり、雪苦手な私にとっての自身禁漁となった。今年使い続けたタックルや衣類を昨日整理、メンテナンスした。

ウェアーやウェーダーは撥水効果を効かせた洗濯をし、陰干しまで。90kgの体重を支えてくれたウェーディングシューズも縫い目などに詰まった小石なども取り、片付け完了。

無雑作に詰め込んだルアーケースの中も片付けてフック交換をしておく。革製品にはアマニ油を優しく塗ってやり、次に使うまでの保湿をお願いしておいた。

キャップもウェアーもウェーダーもアンダーも何もかも「楽しみながら」来年に支える様に整理しておいた。

これが仕事道具であれば、どうだろう。

手慣れた感でロッド、リール、ルアーを一緒にシャワーし、ガイド周りを点検しながら拭き、ハンドルを回転させながら水分を飛ばし、使ったリーダーを雨も巣もなくカットし捨て、必要箇所にクリスアップ。

ルアーもフック類は捨て次のタイミングでスムーズに新しい物がつけられる様にしておく。濡れたタオルでバッグ類を拭き、金属部分は念入りにして日陰干し。完了。

実にスピーディーに無駄なくテキパキとこなすのが、仕事道具。

川で使ったAbuのベイトリールを回転させながらニヤニヤする様な事はオフショアタックルには無い(笑)

スラマー3の回転を水切りと同時に確認し、絶対に不備のない様なチェックが最優先であり、その場でオフショアロッドを持ち上げる様な事は無い。これが、川遊びの時間とオフショアでの道具に対しての付き合い方の差なんですよね。

だから、川遊びタックルは、いつまでも触っていられる。情景を思い出しながらの時間が作れる。

オフショアタックルは次の場面への戦略と構想、タックル全てのバランスから得るフィールドとの相似。キャッチする魚を置き細部までの組み立てをする…が仕事道具への想いなのだ。

今朝も川遊びタックルを片付けていた。私が愛して使っている川遊びタックル。来季はもしかしたら、更にパワーアップしてるのかな❓(笑)

今年の北海道川遊びタックルを見ながらの至福の時間でありました。

気持ちを豊かにしてくれて、は有難うございました。北海道の大地、人達に感謝です。
パタゴニア

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keitanhiramatsu