【⑤今年ラストのトリップ、何処へ】ヒラマサ炸裂‼️2020年ラストを飾る。
6時半に春田船長が迎えに来てくれる。ホテルのチェックアウトを済ませ、コンビニで食料を購入し樽が浜港へ。
この日向かうのは前日と同じく下対馬先端の豆酘崎。まだ暗い内から出船し夜明けの明け切る前タイミングで釣りはスタート。
福岡やら長崎やら色々な所の遊漁船が豆酘崎に集結している。日本でも有名な人気船なども横に並んでキャスティングしたりジグをしゃくったり…と。やはり対馬の底力は凄いのだ、と実感。
七里が曽根や壱岐を越えてまで対馬に入り釣りをする。魚影の濃さが対馬以外からの船を見てよくわかる。
朝から鳥が突っ込んでいたのでキャスティングかな?とスタートこそ思ったがそれ以上は続かず、ジギングの反応を探して動き始めた。
ジギングはどの船もろくに釣れていない。春漁丸自体もバラしやアタリはあってもキャッチがない。何となく嫌なムードが船内に漂い始めていた。
ノーコンタクトでの時間。重い雰囲気。どうにか盛り上げなくてはならないな、と感じてはいても、しゃくるリズムを変えたり、層をずらしたり、と集中して狙うと無口になる。沈黙は続く。
私は昨日の様なアクションを殺した誘いでは魚(本命ヒラマサ)は狙えない、と昨晩から頭の中で描いており、ヒラマサ狙いに徹底したしゃくりを続けていた。
水深100mでボトム最初からしっかりとピッチにキレを持たせたアクションで誘い、中層までを休まずに誘った。
「ギギギギギギギィー‼️」中層で強烈なバイトと同時にドラグ音が重く沈黙した船内に鳴り響いた。
『慶さんデカイ、デカイ、デカイ‼️』若船長が叫ぶ。
確かにデカイ。久々に力強くドラグ音を鳴らしてロッドを叩く様なバイトを食らった。ファーストランをまずやり送り、落ち着いた瞬間にゴリゴリと浮かす。浮かしては走られ、の繰り返し。
久々のサイズにピリッとした緊張感。雑なファイトはせず、確実に魚を浮かしては寄せていく。『ヒラマサ‼️』間違いないヒラマサだ。
拓也若船長に掬ってもらい、無事キャッチ。10kgオーバーに大満足。
このサイズ、なかなか最近はジギングでのキャッチが厳しくなってきており、物凄く嬉しかった。狙い撃ちした術は細かく『ヒラマサワールド』に書き綴りますね。
それなりにヒラマサを狙って食わせたから、喜びも倍増。しかし、その後は潮が全く動かなくなり、東風が吹き始めたので誰もがノーバイト。
ラストの魚礁で小さなネリ(カンパチ)とヒラゴが追加され、雨が降り始めてきたのを理由にロッドオフ。
今年はスタートから数ヶ月でコロナ禍となり毎月の様に通っていた対馬ヒラマサ狙いもなかなか行く事が出来なかった。こんな年は今年だけにして欲しい。
来年2021年は自粛も減り、以前の様な環境で釣りが出来れば、と願うばかりです。