【⑤吐く息白い、寒過ぎ皐月道東行脚】5/23 川遊び開始。
午後からは、ひとり川遊びの時間となる。
「平松号」にタックルとウェーダーを詰め込み、うる覚えの記憶を辿りながら道東河川を目指す。河川の記憶って正確な位置情報でもない限り、記憶だけではわからなくなってしまう。
対象物があったり、何かの建物が目印だったり巨大な流れ込みなんかがあれば、まだわかるのだが、季節により草の高さも違うし川の流木やらサンドバーやら地形も大雨ひとつで簡単に変わってしまう。
だから、記憶だけでは大変なのだが、頼るものもない。河川で目で感じたポイントに近づき、魚を探していくしかない。
今だに穿き慣れないパタゴニアのウェーダーに足を通し、ウェーディングシューズの紐を締め、タックルの詰まったベストを着てスタート。
水温計なんて持ってないから立ち込んだ足元から冷えてくる感覚で水温が低いのはわかった。
流れの瀬にはまだ付いて(魚が)いないだろうなぁ、と予測し、淀んだ流れの所をわからないなりに狙ってみる。
「おっ!さっそくだ」何やらヒットした。魚はアメマス。小さなアメマスでしたが、嬉しい1尾。
自撮り棒なしで手で撮影し、さっさとリリースする。誰もいない河川にひとりで釣りが出来る贅沢さ。晴れたり曇ったりと大気が不安定だけど、アメマス釣れたからまあ良いか。
河川敷を伝わり、車で移動してはルアーをキャスト出来る場所を探して釣り歩く。これで翌日からのポイントを決めてLINEの位置情報で場所を押さえておく。
これさえあれば、翌朝早々に車を走らせポイントに入るナビまで出来るので簡単。熊の出てこないエリアでビビらなくても一人で釣りが楽しめちゃうのだ。
こんな素敵な時間はない。ある程度場所と位置情報を把握出来たので部屋に帰り、晩ご飯。
夕飯は部屋近くのスーパーで出来合いもの中心に買う。外食は控えて、ここでも部屋飲み。
部屋飲みでノリさんがお酒やらジュースやらを冷蔵庫に入れておいてくれたので助かる。
自炊、とまではいかないが、火を使わない部屋飯生活も楽しみながらの北海道行脚を続けています。
翌日は、早めに起きて動きます。
つづく