【中学生の教科書《新しい公民》SDGsは⁉️》次男坊から拝借⁉️
昨日、進学先高等学校の教材購入等で部屋を片付け始めた次男坊。月曜日は紙ゴミの日なので母親からキツく言われ、部屋掃除をしていたのを横目でみていた。
使い切ってないノートなど「俺にくれ!」と告げたのだが、ビニールヒモで束ねようと積み重ねていた中学校の教科書に興味をひく教材があった。
『新しい公民』。次男坊に聞くと、社会科授業で使う教科書だと。
しかし、1ページも開いた形跡すらなく、新品のまま捨てる束になっていたのだ。それを手にして、中身をパラパラッとみる。
政治の話や、環境問題、医療費、人権問題などが分かりやすく解説されてるではないか⁉️。チラッと読んだだけで、とても面白いし分かりやすい解説。
「これも捨てるの❓」と聞くが要らない、の一点張り。ここに書かれてある内容を次男坊は把握出来ているのかなぁ、と疑ってみたが、それ以上突っ込むと口論になると思い、黙って教科書をいただく事にした。
真新しい公民の教科書。トイレに持ち込み、読んでみる。どんどん読めちゃうし、当たり前の日常生活で関係している事柄が次々と出てくる。
「あっ、そうなんだ」なんてところもあり、内容薄い月刊雑誌よりもしっかりと読めるんだよなぁ。
教科書、あらためて見開きして「もったいない」オバケが出てきた。
高校で新しい教科書を購入したが、今年卒業した先輩達が使っていた教科書は柔道部室に山積みにされ、処分されるのを待つ後だ。
SDGsなんて言ってる世の中だが、企業が取り組むならこうした教育現場にも環境意識などを取り入れたら、使わなくなった教科書処分から排出される二酸化炭素の削減にもなるだろうし、新たに教科書を作るために使われる資材やエネルギーなども軽減出来るだろうし。
高校側は「教科書は新しいものを購入して下さい」の強い姿勢だが、あまり勉強しなかった先輩方が残してくれた教科書が無残でならない。
次男坊は、通学に履く学校指定のローファーや運動靴など、必要最小限は購入したが、制服や部活バッグ、体操着などは先輩ネームの刺繍を剥がし、再利用させてもらった。
ある程度強引にお願いした事もあるが、使えるものは使い続けたいという信念。
学校にもSDGsが何たらなどのポスターが貼られていたが、中学も高校もやってる(言ってる)事と現実とはまだまだ統一性がない。
次男坊の『新しい公民』と言う副教材の社会科教科書は授業で一度も使ってない、と言う(一応、信じる)。
「使っていない教材は、買取ります」とか「次年度生徒への譲渡出来ます」とか言った配慮くらいして欲しいのに…。資源ごみで捨てられていく真新しい教科書と、どこまで使うかわからない新しい教材の購入、なんかスッキリしない思いが残ってしまった。
ちなみに…授業で全く使われなかったと言う《新しい公民》教科書の中にも、しっかりSDGsの説明はされていたのだが…。
高校への制服は、ローファー以外全て柔道部先輩にお願いして譲り受けたもの。譲って下さった先輩の保護者様への感謝と、進学先高等学校のもっと柔軟で現代の環境意識を説明出来る位の先進的対応をしてもらいたいものだ。
私学だから…仕方がない、じゃ無い時代だと思うのですが、如何なものでしょうね。