【Coyote】読み込める雑誌。温かい紅茶を飲みながら。

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【Coyote】読み込める雑誌。温かい紅茶を飲みながら。


新書版で情報発信されている雑誌は最近本当に買わなくなった。そもそも本屋さんに行かなくなったのが大きな理由かもしれない。

ファッション系雑誌はアウトドアブランドの着こなしなんかをチェックする位だし、ダイビング〜旅雑誌なんかもネットで情報が得られるからわざわざ買うまで必要無くなった。

釣り雑誌は、全く目を通さなく唯一の『ソルトワールド 』誌だけ

その代わりに雑誌の部類でも専門的な内容が詰まった《MOOK本》は大好きで、例えばcoffeeネタでびっしり書かれたものや、古いVolvo特集や文具や地域などに的を絞って書かれている様なものが好きだ。

さて、コヨーテ(Coyote)ですが、いつだったかなぁ。

成田空港からフィジーに行く前かな?それともインドネシアだったかな?ちょっと思いだせないけど、とにかく出発前に空港内で見つけた一冊が出会いだったと思う。

機内では中をパラっと見ただけで、後は現地のプールサイド、それに旅先のドメスティック空港ロビーで遅れた便を待っている時。

このタイミングで出会ってしまったのだから、小生は一瞬にして《Coyote》を気に入ってしまい、旅先でずっと開けていた思い出がある。

独創的な写真使いと、コラムを超えた紀行文がより内容を引きつけてくる。

南国でのスタイルを特集した内容だったから、プールサイドもバーカウンターも大きな扇風機が室内でグワグワ回る部屋でも、汗の匂いと体臭とパワフルな息遣いの中でも《Coyote》を楽しく読めたのであった。

しかし、旅の終わりに悲劇は起きた。
朝早い成田空港着の便から降りた小生、大切に帰りの機内でもネット内に入れていつでも開ける様にしていたのがいけなかった。忘れてきたのである。

それに気づいたのは、入国手続きを済ませた後。「あっ‼️」取りに戻ろうかと考えたが、雑誌だから買い直そう…そういけない考えが先行し忘れ物届けをせずに帰宅したのであった。

帰国し、旅を振り返ると様々な場面で《Coyote》で読んだ一場面が出てくる。
あの時、その場面、この瞬間、どの状況、にも《Coyote》はあった。持参した文庫本は読まず、何故かこの旅は《Coyote》ばかりを開いていた記憶しかない。

居てもたってもいられず、すぐに本屋さんに向かう。
情報誌、スポーツコーナー、車、バイクコーナー、あらゆるコーナーを探したのだが《Coyote》は見つからないのだ。

次の店、その次の店へと足を運ぶ。しかし、小生の前に《Coyote》は現れなかった。
あまりに悔しいので店員さんに尋ねてみたら「お取り寄せなら、可能です」と言ってもらえたが、店を転々とするあまり、かなり自宅から離れた本屋での質問だったので諦め、いつしか探すのも忘れてしまった程であった。

再会したのはパタゴニア40周年記念本で。


数年前、トランジットで立ち寄ったパタゴニア福岡ストアーに行った時の事。
「あらっ、coyoteじゃん。更にパタゴニアの40周年特集までしてるじゃん。」即購入をし、そこから対馬までの機内、現地、帰り、とずっと本誌を読み漁った思い出がある。

「パタゴニア」ブランドを取り上げたムック本は各社出版されており、だいたいは目を通してきたと思っている。
他社のムック本と比べたら語弊があるかもしれないが、《Coyote》は切り口が違う、と言うか、レポを書く人が熱く本誌で語る様に表現する伝え方が好きなのだ。

それ以来《Coyote》を探すのは安易となった。読みたいな、と思う特集号だけをネットで取寄せ、自分が読めるタイミングで入手する様にしている。

小生、古本を拒否しない派。推奨し、大好きだから汚れや人の手垢など気にならない。

中の情報が自分のものになれたら幸せな考え方。だからアマゾンで中古本を探す。最近はコンビニ決済なるもので買える事に慣れ(今更、であるが。)

一冊読み終えたら、次を探す。ゆっくりと探す。一冊をしっかり読む。

ただ。
最近《Coyote》の中古誌は本誌定価を超えた価格も出ており、ちょっと焦ったりする。それだけ人気な雑誌なのだろうなっ、とこれまで読んできた《Coyote》を眺めながら紅茶を飲んでたのでした。

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keitanhiramatsu