【手首(釣り手)とリーリング(引き手)動作】ロッドワークが鍵を握る手段‼️

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【手首(釣り手)とリーリング(引き手)動作】ロッドワークが鍵を握る手段‼️

メタルジグを操作する動きは、使うタックルに対しても違うし、自分にあったジャークのリズムによっても変わってきます。

ここで表すのは私のタックルスタイルであるスピニングタックルを使ったロッドワークによる解析。

「ロッドワーク」とはロッドをしゃくりメタルジグのアクションを付ける動作のこと。

ロッドを上・下するしゃくるリズムだけでなく、釣り手(しゃくるロッド)とスピニングリールのハンドルを巻くリーリングのセットを「ロッドワーク」と称します。

これが既にわからない、と言う方はなかなか理解してもらえないかもしれませんが、少しハイクラスなネタで進めていきます。

まずメタルジグをボトムまで落としていきます。この時点で水深と潮流、船の流れがピタッと合ったメタルジグウエストが選択されている事を条件に話を進めます。もしわからないと思った方は、下記リンクを読み直してみて下さい。

★下記リンク【Q&A潮の当たり具合でジグ選択】ウエイトで対応しないメタルジグ選択とは⁉️
https://kei-hiramatsu.com/2022/06/26/post-23255/

ここでは、ロッドを操作する手順を優先に進めていきます。

メタルジグが着底しました。スピニングリールのベールを返し、ラインスラッグを回収しながらジグとロッドとの間合いが詰まった事を確認します。

ロッドティップにライン老けからのテンションを感じたならば、ジグのウエストが手元に伝わるまで回収し、リトリーブ(しゃくり)を開始します。

ボトムへのファーストコンタクト時ならある一定のしゃくりで構わないのでラインとジグを張る意味も含めてしゃくる様にします。

いきなり激しくしゃくるのは、ご法度。それで魚を掛けても「釣ったんじゃない。釣れたんだ」の偶然になります。

ここではラインの角度とメタルジグへの負荷をまず感じ取るためにしゃくります。また、ファーストポイントの投入時は沈下するメタルジグに興味を持った青物がジグに付いていく場合もあるので、丁寧にしゃくり(確認)たい。

ジグの動きが理解出来、潮の重さがわかれば、すぐにジグを再び落とし直します。この時(落としていく)からターゲットとなる青物へのアプローチは始まっています。

ジグが着底し少し船が流れています。ジグの位置と船縁(自身)の角度は若干斜めになっているならば、それは潮が動いているか、風がある、と判断しましょう。

ドテラ流しなら、真下(バーチカル)に落とせばよいですが、スパンカーを立てた船での釣りは、ジグが斜めの方向から引ける様な投入を考えて下さい。

これからはドテラ流しによる状況での解説にします。スパンカーで船を立てたディープエリアでの狙い方の解説が欲しい方は、メッセージ下さい。

メタルジグとラインにテンションが掛かる。ジグは自重ウエストよりもラインスラッグが抵抗になり持ち上げてくれる(引っ張ってくれる)のでアクション抵抗は少ない。

メタルジグとラインに掛かるウエイトの負荷のみになる。しゃくりやすい。

そこで水深70mのエリアでジグをしゃくるとしてテンションが感じられたら、メタルジグに興味を持った青物を引きつける動きをロッドワークで開始する。

私は右利きだから、一番大切なロッドワークは右手で行う。

「右利きだから、リールのハンドルを右手で巻く…」私は子供の頃、そのスタイルでした。

これは、海のルアー釣りを始めた時に、よりデカい魚を釣るためだ、と師匠から利き手の意味を教えてもらい、直しました。いつかその話だけで「いいぶさ日記」に綴ってみようと思いますが、ここではまたの機会にしておきます。

パタゴニア Photo: Barbara Rowell

●利き手(右手)を使う事により、ロッドワークの細かさと繊細なバイト、海の状況が得られる様になる。左手は右手で操作したメタルジグのラインスラッグを意図的に全回収しない様に微妙な配慮で回収する。

●次に技術的には、難しくなるが右手でロッドをしゃくった動きを越えたリーリングで水中のジグの動きにインパクトを入れる。

右手のロッドは手首のスナップを最大に使い、手首でロッドを操る様に操作し、その時に不適合なタイミングで左手のリーリングでよりライン回収を速めたり瞬発的な回収を取り入れてメタルジグに生命を吹き込む。これが大変な難しさ。

シャローエリアでも100mクラスの水深でも時にイレギュラーなタイミングでこの操作をするのだ。

魚は繊細な釣り手(右手のロッドワーク)で興味が湧きメタルジグに近づいて来る。当たり前の「一回しゃくって一回巻く」と言う固まったしゃくりではなくて、アンバランスなしゃくりと、その次に起こる逃げる様な動き。これを意図的に操作側が作り上げるのだ。

●右手の手首をいかに使うか。ロッドワークで手首の柔らかさが完全なるメタルジグ操作を制覇する。手首でロッドを操作するテクニックは慣れないと難しい。

しかし、チカラは必要なくロッドの弾性を利用しそのシナリから出たアソビを利用し、更に手首で動きを加える。動きを加えるためにライン回収の量を左手でコントロールする。


※手首の動きが見難いですが、イメージはこの動画よりも手首を使うようにしてしゃくる事をイメージして欲しいです。

私のジギング動画を観た方から、ほぼ100%に近い意見で言われる事がある。

「平松さんのしゃくりは真似出来ません」と。まるでチカラでしゃくっている様に言われるが、私がリトリーブ中(しゃくり動作)にチカラを入れるのは、ロッドを操作する右手ではなく、リールのハンドルを巻く引き手側。

引き手側、と表したのは、リールでジグのライン回収をするから引くチカラが多いので表し、ジグの動きを崩し(イレギュラー)ながらしゃくる側を釣り手と名付けた。

釣り手と引き手の相反する動きが水中にあるメタルジグの操作でアンバランスな崩しが出来上がり、シンプルな動きにはない誘いがそこで生まれるのだ。

●右手の釣り手はメタルジグを基本動作は動かして魚を誘う。左手の引き手でライン回収の強弱を取り込み、ジグの回収を速めたり緩めたり、スピーディーにさせたりステイさせたり出来るのだ。

これが、私の独特なルアーコントロールであり、異常なまでに青物に特化したしゃくりになる。

水中でナマリのメタルジグをいかにして「魔性のダンス」を踊らせられるか。そのダンスに虜となった青物を何としても引き寄せてやりたい、それが私の釣り手と引き手を使ったしゃくり方のコンビネーションになるのです。

身体の筋力があるからしゃくれるのではなく、こういったイレギュラーな操作を常にしたいから身体を鍛えているのも一理ある。

魚(ターゲット)が口を使わざるを得ない状況に持ち込み、引きつけ捕食動作へとスイッチを入れるタイミングは間違いなくアングラーのテクニックになる。

今回は、かなりハイレベルな内容を書いてみたと感じています。初心者から中級者にかけては、多分意味がわからないだろうと思います。

私がこれまで一緒にジギングで同船し意味がわかった操作をしていたのは、釣り仲間の今泉善幸さんと加藤達也さんのふたり。二人を黙ってみてきたが、手首の柔らかな使い方とリトリーブコントロールの上手さが光るアングラー。

もし現場でふたりに会う場面があれば、そっとスピニングタックルの操作の仕方を見て確認してみて下さい。もちろん私の操作は毎度のアクションなので同船された方からの質問は喜んでお受けします。

今回は平松慶のロッドワークの特徴を自分自身で分析し文章に起こしてみました。手首は180度からの、どの角度にも潮に合わせて可動しながら操作し、左手になる引き手はラインスラッグのコントロールが出来る回転が重要になります。

ジギングのロッドワークは、強ち一定なアクションになってしまいますが、ライン回収とスラッグを作り出す釣り手との操作で大きく変わる事も覚えておいて下さいね。

今回はいつもの切り口ではない話の展開をしてみました。次に聞きたい、解答してもらいたいと思う様なことがあれば、どしどし連絡メッセージ下さいね。

ちなみにですが…これは誰にでもあると思うのですが、私が釣行を終えて手に出来た擦り豆の話し。私は野球の素振りをする際に出来る手豆はロッドを持つ「釣り手」側ではなく、毎回リールのハンドルを握る「引き手」側にキズが出来ます。

ロッドを握る右手は、まず擦れたキズは出来なく、ハンドルのリーリングによるメタルジグ操作を重要視した「引き手」をいかに使っているか、という事を付け加えておきますね。

パタゴニア

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