【草むしり。黙りながら積んでいく】自身と向き合う最高の時間。
「平松さん、家の草が目立ちますよ。抜かないと‼️」
葉生姜を差し入れしてくれた、柔道仲間の若頭が言ってくれ、ハッとした。
8月頭から会社の決算作業やら、長男の結婚、あまりの暑さ、と気持ちが散乱し、目の前の事を疎かにしてきた。たくさんの言い訳を理由に、伸びていた草を見て見ぬふり。
こりゃあかん、と自身を奮い立たせ翌朝早く起きて、早速草刈りを開始する事に。
6月に一応目立った草は抜いておいたから、それほど密な生え方はしていない。草むしりの天敵「蚊」もこの連日の暑さで出ていないので気持ちも楽。
まずは、スタート時に抜くエリアを写真に残しておく。
これ、草むしりが終了した時の達成感と、次回の気持ちを持たすため。草むしりは、時に嫌になったりしてしまう事もあり、こうした過去の結果を残しておく事で、次もやってやるぜ、とモチベーションを保てるのだ。
さあ、スタート。
ゴミ袋3枚とペットボトルに大量の水を玄関に置き、庭入り口から始めていく。庭と言っても、自宅周りだけだから、大した事はない。
目の前に生えている小さな草からひとつずつ摘んでいく。焦らず、根から抜く様に摘んでいく。
淡々とした作業だが、これが好きなのだ。黙って黙々と抜いていくのだが、作業をしながら考え事も出来る。
次期サクラマスカラーの案を描いてみたり、送り出した長男との思い出なんかも振り返ったりする。柔道の相手でどうやって攻めていくか、組み手などを考えたりも出来る。
またYouTubeの編集作業なども何本か抱えているので、どの様にまとめていこうか、なんて事も描きながら草を抜いていくのだ。
目の前には、ずっと草が生えているのだが、一歩一歩進んでいき、振り返った時に綺麗になっている敷地内が見えると嬉しくなるものだ。
「草むしりは、自身と向き合える作業」。
エアコンが効いた部屋で考えることも大切なのだが、草むしりの様な単調作業を無心で黙々とやりながら様々な考え事が出来るのが好きなんだよなぁ。
本当に地味な作業ですが、汗をたっぷりかいてひとつずつ目の前にある草を抜く。
今やらなくてはならない事、やり忘れている事、やらなくてはならない事への再確認、新しい展開、などなどしっかりと考える時間が持てたと、草むしりが終わったと同時に感じる事が出来ました。
達成感、もありスッキリした。数日後に抜けきれていない草を処理して終了になる。自分時間の作り方。私は草むしりが自身を見直す大切な時間になっています。
若さんに言われ、ハッとして。実行に移して、グー。ハッとして、グーな自分時間にニンマリしたのでした。