【KEI-JIG SHARPが主役】理論的なメタルジグゲームをお伝えします。

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Gummy やfat、KEI-JIGなど、それぞれの特徴をYouTubeで唱えてきた昨週。

シャープまで編集を終え更新してあらためてKEI-JIG SHARPを考えてみた。

近年、伊豆に再び通う様になり御蔵島や利島、新島沖でヒラマサやカンパチ、キハダなどを狙う様になり、Gummyとは違った雰囲気を持ちながら、しかし使い手のコントロールひとつでそれまで考えていなかったアクションをしてくれるSHARPに気付き始めた。

19トンクラスの大型遠征遊魚船で行うジギング。

スパンカーを張り、ドテラ流しではない船を立てるスタイルで狙う青物へのアプローチと、狙うエリアの水深や潮流をどの様に組み立てていくのかが難しくもあり、最大の面白さでもあった。

このスタイルは私が若い時代に経験を積み、その後に私はドテラ流しのスタイルにハマっていく。究極はシーアンカーを取り入れた船外機による小型船でのジギングが一番頭を使うのだが、しかし本来のジギング姿に帰る事でいくつか再発見も得た。

そんな時に魅力を感じたのがKEI-JIG SHARPであったのでした。

パタゴニア

スピニングタックルでのバーチカルジギング。

これは、ベールを返しジグをボトムまで落としてしゃくりながら誘い青物を狙っていく。最もジギングのオーソドックスな姿であり、まずはこのスタイルから始めるのが主流だ。

そんな基本的なスタイルから、様々な技術がプラスされていき、4次元をイメージしたジギングに展開していく。

「4次元のジギング」とはどんな意味だろうか…。

これは、船からボトムへの下↓への①、ボトムから船への上↑への②、潮に対して流れに乗せた方向→への③、潮が向かってくる流れに対しての方向←④、と4つの方向を常に考えながらジグの投入を行う事。

スパンカーを立ててのバーチカルだけにおくと、③と④は、自分の釣り座が船首か、船尾と思えば良い。

この組み立てをしなくてはならないのが、水深のあるエリアで、黒潮などの本流が関係するフィールドになってくる。それが私のエリアでは伊豆諸島になるのだ。

玄界灘でも七里が曽根などでは同じ感覚で解説を理解してもらうとわかりやすいでしょう。ただ、水深が200m近いエリアでスピニングタックルを用いたジギングになるので、そこは応用の理解を求めたい。

4次元での組み立ては、2パターンで分けるとわかりやすい。

Aとして落としていく①に対して、③の潮方向も相似してくる。Bパターンはしゃくり上げていく②と、潮に向かう様な状況の④も重ねて考えたい。

メタルジグがAの始まり時にジグが落ちていく時に、中層やボトムにいる青物が反応し、好奇心を持つ。ヤル気な青物はフォール中にバイトしてくるはずだ①。

ジグが着底し、しゃくり始める②。その時に中層では青物が潮上に向いているのか③、潮下で回遊スタンスを取っているのか④を考えて楽しむ事が本文では課題にしているのだが、ジグの形状で使い分ける「点の動作」と流れに絡めた、引く状況で組み立てる「線の動作」とに2分する。

「点の動作」では、ジグ形状から起きる食わせの間であるので、4次元式の中ならば、③と④状況時に当てはめ、ジギング本来のしゃくる事には「線の動作」が無くてはならない。

潮の流れが理解出来なければ、この分析は解らないでしょうが、河川をイメージしてもらえたら、ピンと来るはず。

流れの上にルアー(ミノー)を投げたら、下に沿って流れと共に泳いでくる。流れの下流域にルアーを投げたら、流れに抵抗してルアーが泳いでくる。この意味ならわかりやすいですよね。

上流にリップなどの抵抗物があれば、流れより速く巻いてやらなくてはルアーは動かない。下流に流したルアーは流れに向かって上がって来るのでゆっくり巻いてもルアーのリップで抵抗し動いてくれる…。

ならば、リップのないメタルジグならどの様な考え方になるのか。

ヘッドウエイト重視形状をしたガミーやfatの様なメタルジグは食わせの間を入れてやるタイミングを見つけるのが難しい。

KEI-JIGやSHARPの様な形状の方が、操作性は上がる。そこで考えられたのがSHARPの形状。

両面に水流を受ける様ななだらかな凹みを作る事で④状況ではジグが動く軌道が出来やすくなる。

③では立ち上がりを早くしてやり、ジギングスピードを速めてやる事でこれも流れ以上の速さを持たせてジグ姿勢を保つ事が出来るのだ。

この際に頭に置かなくてはならないのは、PEのラインスラッグ。

どうしても流れに向かってSHARPを動かそうとすれば、流れ以上に早くラインスラッグを回収してやらなくては、ジグコントロールが疎かになる。

この理屈が理解出来れば、SHARPほど使いやすいメタルジグ形状はない、と言えるのです。

水深があるエリアにジグを投入する。ヘッド(フロント)部に対してリアウエイト形状になるのでジグが落ちていく線がはっきりする①。

着底してからのバーチカル②でも軌道がはっきりしているから、③時でも④時でも操作がしやすくなるのだ。

だから水深があるポイントで青物への引き寄せ(アピール)もしっかり出来る事になる。それが、KEI-JIG SHARPの最大なる特徴となるのだ。

YouTube内メタルジグ解説内でKEI-JIGは引き抵抗がSHARPに比べ若干ある、と唱えたが、ジグ形状で軌道をつけたSHARPと、フォール時の沈下ストレスを極限まで減らしたkEI-JIGとの差はここにある。

同じ「線の動作」で探るメタルジグなのだが、はっきりした違いはここであり、付け加えておきたい。

メタルジグを楽しむために頭に入れておきたい、4次元の様子は水深が深くなれば、それだけ重要な事となり、これが理解出来る様になれば、船外機で狙うスタイルにも組み込めていける様になってきます。

こうした組み立てをするかしないか、だけで必ず釣果に繋がっていきます。またジギングがより面白くなってきます。

今回はKEI-JIG SHARPを当てはめて解説しましたが、ほんとSHARPはよく食わせています。

4次元効果を取り入れたメタルジグ解説、お役に立てれば、幸いです。

パタゴニア

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