54歳でトラウトゲームにハマっています。
近年は見事な程に没頭してトラウトを狙って釣り歩いています。
45歳だったかなっ、初めて北海道へウェーダーを入手して持ち込んだのは。それまでは《オフショアが全て》と自分の中で制御して来た。
理由は他の釣りをする事で目的がブレるから。
日本各地、海外へも動き回っていた頃、ひたすら目的のフィールドで大きな魚へ執着し狙って来た。30代の頃に学んだ先輩らの背中がそうであったからかも知れません。
ひたすらGTを狙う。イソマグロを狙う。マグロを獲る。そんな姿を見ていて私は《ヒラマサを追う》と目標立てしていました。今でもその目標は変わりません。
しかし、年齢と共に考え方も柔軟になったと言うのか、視野が広くなったとか、の変化が現れてきました。
先日、お店でお客さんから「毎回、よく(魚を)掛けますよね」と言われた。
確かにチャンスを最大限にいかしてラストまで諦めない忍耐で釣りをする事で魚との出会いも増え、チャンスは広がる。だから「掛ける」事も多くなる。それが結果につながっているだけ。
そんな話をしたのですが、その時の会話でトラウトの話にも発展した。
私はトラウトゲームはまだ初心者。ひと通りの流れで釣りは出来るけど、釣り方やルアー選択、技術的な話など出来ない。
その代わりにオフショアゲームで身に付けた釣りへの忍耐力は、もしかしたら長けておりそれがトラウトゲームにいかされているのかも知れません。
トラウトゲームの楽しみ方は、河川や湖などがフィールドです。
トップウォーターゲームを意識したトラウトゲームはまだやった事がありません。フローティングミノーで良型のトラウトを釣った事もありません。
いつか、そんな釣り方にもチャレンジしていきたいとは思ってはいますが、今はまだタイミングと言うかチャンスに繋がっていないのでしょうね。
例えば、GTゲーム。これは完全にトップウォーターゲームが主軸。激流だろうと、大荒れだろうと、爆風に大雨だろうがベタ凪でも、それぞれのコンディションでアプローチの仕方が頭に入っているから対応はスムーズだし、しっかり理論付けした構造も出来ています。
これが、経験ですね。
では、夏時期のセミが河川に落ちるタイミングに合わせた「ハルゼミトップ」と呼ばれるトラウトゲームのトップウォーター狙いはどうだろうと言えば、経験がなく語れません。
フローティングミノーでの狙い方も同じです。
シンキングタイプのミノーを使いボトムを転がす様なトラウトゲームなら、メタルジグを流れに沿わせて誘う「それ」と重ね合わせて探れるので釣果につながってきたのだろうな、と想像出来ます。
釣れるって事は、偶然を省いては理論的に釣りたいのが私のモットー。「こんな場面でこうしたから、こう釣れたよ」と言い切れるまでやり通す。それしか狙い方を知らないし《急がば回れ》なのだろうと。
幸いにも、ラインを伝ってルアーとボトムとのコンタクトはジギングで日々やっているので河川でも分かってきた。
リップが岩の隙間に挟まるのは、ボトムの岩やサンゴにフックが掛かる根掛かりと同じ様に意識する様になり、ミノーリップが折れたり外れたりする事が軽減された。
流れに影響するPEラインの抵抗でガッツリハマってしまう対処なども理解し始めた。
魚とのやり取りは、ニジマスとヒラマサと重ね合わせて対応出来、キャッチ率が上がった。こうした経験を擦り合わせているから、淡水魚のゲームも面白くなって来ているのですよ、と話して現状を知ってもらったのです。
もし、私がオフショアゲームの知識を持っていなかったら…と言う話に発展しました。
トラウトゲームを最近始めたばかりなら、そりゃ右も左もわからないのでYouTubeなどで釣り動画をみて学ぶしかないだろうし、その前に経験が浅いから魚を掛けてもバレばかりだろうね、と。
バラさない対応は数釣って来ている青物で身体に染み込んでいるし、跳ねる魚ならシイラやセイルフィッシュなどで散々経験してきた。だから対処してキャッチ率が上がる。
そう言いながら、この話の論点はどこに向かっているのかが見失いかけた時にお客さんから言われた言葉が、これ。
「船のルアーに戻って下さいよ」と。
…そこだったのか。
お客さんは頭ごなしにトラウトゲームよりも海が良いよ、とは言えないし、でもトラウトゲームに没頭している最近の私の行動に、少しイチャモンを付けたかったのでしょうね。それは、忠告として有り難く受け止めて理解する様にした。
お客さんの気持ちは、トラウトゲームの話よりも、もっと海のネタを公開し続けてよ、と遠回しに言ってくれているのだ。そんなニュアンスを感じ取りながらの昨日のお客さんとの会話を振り返ってみたのでした。
私は、かなりの不器用な者だと思っています。
ダイビングを始めた頃、海中の様子、魚の生態や行動を知りたくて100本まではログ付けまでして潜り続けた。
柔道は約20年ぶりに復活し、紅白帯と審判、指導者、両ライセンスを取得するまで徹底して継続中だ。
不器用なりに継続しているから、少しずつだが進歩もしてきた。そんな私だから、簡単な思い付きで動いているのでもなく、先に目標を立てて動いているつもり。
トラウトゲームも、実はそうだし、今はとにかく経験を重ねていかなくては、自分なりの納得がいかない。だから釣果だけが先行し、お客さんみたいな問いも出て来るのですね。そう理解する様にした。
海の釣り。これからも意欲的に行きますよ、当然です。
ただ、これからは海の釣りで学んだ事を他の釣り(トラウトとか)でも生かせる様な頭を養い、リンクさせられる様なトレーニングも努めていきたいですね。
伊豆の海では、トラウトゲームから学んだ事が今年生かされています。その報告ができる様な納得に辿り着いた時には、きちんとお伝えしますね。
今は継続と経験を増やし、身に覚えていく時期だと思っています。今回は先日お客さんとの会話を少し書いてみました。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
◉YouTubeチャンネル《KEIチャンねる》登録お願い致します!
https://www.youtube.com/channel/UCFFD1eUe-3hmomnxxTCPZsA
《おじさん’s柔道時間〜生涯柔道を目指して》
不定期ですが、平松慶の必死な柔道チャンネルになってます。
《No.1》https://youtu.be/wa6tFwOqnVQ?si=ST8Y0NwnwqKXboPt
《No.2》https://youtu.be/DctXBgusMm4?si=0xMTlG_AWTngHNvu
《No.3》https://youtu.be/fVcfdc2APZM?si=Emcw9QKl7SZA1hYP
《No.4》https://youtu.be/pT42on0E4y0?si=tDsmFbyLozXy84xk
《No.5》https://youtu.be/JVWRdarga-4?si=iNiMPHP39Uvi2tVE
《No.6》https://youtu.be/1nq5UK5XPpI?si=8a5bcGQWOKT1IK_s
※どんどん更新していきます。参加してみたい方は、メールにてご連絡ください。
《連絡先》sabani.kei@gmail.com
《トラウトゲームを求めて》
●屈斜路湖、ヒメマスを求めて秋の紅葉をミノーイングで楽しむ!
●10月道東 河川でトラウトゲーム。しかし、厳しかったのだ。
●イトウ、ニジマス釣り 道北エリアでミノーで狙う!前編
●イトウ、ニジマス釣り 道北エリアでミノーで狙う!後編
●道東で2021年アメマス狙い、の巻
《ヒラマサ・ブリ・カンパチ青物を求めて》
●伊豆南沖実釣解説とヒットパターンを解説しています!
●伊豆利島でカンパチ、ヒラマサをジギングで狙う。リベンジの巻。
●伊豆諸島 利島でジギングにてカンパチを狙う!
●御蔵島トリップ釣行、森竜丸
↓平松慶の書籍購入はこちら↓
平松慶、渾身の一冊!!ヒラマサを釣りたい方は、是非チェックです。
●平松慶のヒラマサワールド(エイ出版社)アマゾンよりお買い求め頂けます。
https://www.amazon.co.jp/dp/4777947084/ref=cm_sw_r_cp_ep_dp_3wcIAbZ6WVEQG
↓平松慶の掲載書籍購入はこちら↓
●ブリジギング完全バイブル(エイ出版社)アマゾンよりお買い求め頂けます。
●ヒラマサ&ブリの世界(エイ出版社)アマゾンよりお買い求め頂けます。
●ルアーフィッシング遠征ガイド(エイ出版社)アマゾンよりお買い求め頂けます。
====
★平松慶webマガジン【アングラーズタイム 】
連載:平松慶のオフショアワールド
https://anglers-time.com
====
★平松慶公式ラインスタンプ販売中!!【毎日パワフル!ケイくんです!!】
https://store.line.me/stickershop/product/1400193/ja
====
☆平松慶SNS☆
▽Instagram
インスタライブ不定期開催(計画)中!!
https://www.instagram.com/hiramatsu_keitan/
▽Twitter(X)
https://twitter.com/keitanhiramatsu
〚お仕事・コラボのご依頼はメールでご連絡ください〛
Mail : sabani.kei@gmail.com
《ブランドメーカー》
★K-FLAT株式会社(ブランドメーカー)
https://www.k-flat.net
★Goldic(プロショップ)
http://www.goldic.net