【やっぱり紙が好き‼️】YouTube動画編集で気になるページは付箋チェック。
クリエイターなどと会話していて、何かあれば「ググって下さい」や「AI(エイアイ)で確認して下さい」と言う。「YouTubeみて、認識しといて下さい」と、当たり前なんだろうがそんな言葉を羅列する。
YouTubeには、たくさんの情報が詰まっていて、私も「なるほど」と学ばせてもらう番組に助かっています。だから文句は全く無いのですが、番組解説をしているYouTuberの方も「それくらいは分かるっしょ」ときっと判断して解説を進めている。
これを観て「やべっ、自身の釣り解説番組ってどうだろう?」と見直してみた。
…最悪。釣り専門用語を連発し、釣りを知らない人が聞いたら、まるで外国語。
10年ほど前に、サンケイスポーツの釣り欄を週一ペースで10年書かせてもらっていた時期があった。サンスポ釣りデスクからは「釣り専門雑誌じゃないから、誰が読んでも理解出来る解説を付けるか、文章表現を気を付けて書け」と最初に言われた事を覚えています。
また、民放TV番組でも全く同じ事をプロデューサーから言われた。「釣り専門チャンネルは、釣り好きが観る。民放TV番組は、朝起きてTVを付けたら、偶然この番組が目に入る人もいる」と言葉遣いや釣り用語羅列を注意する説明を受けてきた。自分良がりな内容は、全く興味ないからね…と。
こうした事を気にしながらの30代、40代を学びながら過ごして来て、本は売れない時代になり、世の中の書店が右肩下がりに減りまくる現在。釣り雑誌だけでなく、スポーツの情報誌もその煽りがダイレクトに受けている。
【ソルトワールド】は隔月発行のオフショアゲーム最先端情報誌として、ソルトルアー界を切り開き作り上げて来た。【近代柔道】は毎月日本各地、世界大会に五輪、と柔道界の今を手元に取って知る唯一の柔道雑誌でした。
そのどちらも随分と前に廃刊。定期購読をし、毎月送られてくる柔道雑誌は私が高校生の頃から愛読し、全日本強化選手らの活躍に目を輝かせながら読んで来た。
ソルトワールドで競う様に新しい技法やフィールド開拓といった部分は、私も全日本強化選手の様に毎回自身の活動を披露させてもらってきた。
…そう、今となれば「もらってきた」なのだ。
時代に合わせた動きはSNSや動画配信となり、私はかなり出遅れている。釣りは仕事、柔道は健康管理、と言う位置付けでスタンスを分けていますが、この大きなふたつが私の支えになっており、その活動を報告していく義務に追われています。
【釣り】は本職なので、スポンサーが周りで動き、ムービー撮影からオンエアまでを進めてくれていますが、健康管理程度の柔道は、自身が動くしかない。だから動画編集を自らやり、活動報告としてあげる様になったのです。
私のYouTubeチャンネル【@keisabani】内動画は、柔道とトラウトゲームが大半。これ、意味がわかりますよね。どちらも《プロじゃない》ジャンルだから。
「もっとオフショアゲームネタを上げて下さい」とよく言われます。
【@keisabani】内動画で上げてるオフショアゲームネタは、お店のツアーであったり、プライベート釣行ネタばかり。ホンチャンネタは必ずカメラマンが張り付き、私が動画など撮影出来ない状況。
一回の撮影で莫大なお金が動いている中で「自分用の動画撮らせて」なんて間違っても言えるネタじゃない。だからトラウトやプライベート釣行が中心の内容が多くなるのですが、自分で撮影した内容は、自分で編集、更新していかなくてはならない。そこが、私の近年の課題となっているのです。
先に話したクリエイターとのやり取りでイラ立ちなど当たり前でそれを我慢して学ばせてもらっているのですが、学び方もほんと幼稚なんです。
だから「紙が好き」なんです。柔道の試合内容やオリンピアのインタビューなんかも、YouTubeで検索すれば、きっと見つかるはず。地方の試合結果など、リアルタイムに近いスピードで動画配信されている…。
釣具最新製品を誌面で読まなくてもメーカーHPを検索すれば、細かく解説した動画が付けられて更新されている。
でも、それらは、目の前に流れる様なスピードで動いていき、なかなか戻って見直す事も少ない情報になる。手にとって、折り目を付けて読み直し、何なら付箋を貼っておき、再び読みやすくしておける…事って、やっぱり紙の良さなんじゃないだろうか。
本屋さんで見つけたムック解説本を最近持ち歩いています。福岡出張時も、機内の中やラウンジでカバンからムック解説本を取り出しては開いて読む。
iPhoneなら検索しページを見つければ、すぐに読めるし、嵩張らない。荷物にならない便利さがある。でも。
開いて何度も読み直し確認出来るのが、私は好き。だから、紙がある生活から今だに脱出出来ないのでしょうね。
不便と言われながらも、まだ紙を手放せない私なのでありました。