【ARTIFISHAL(アーティフィッシャル)】絶滅への道は、善意で敷き詰められている。パタゴニア渋谷ストアーで鑑賞。
昨日、東京へお上りしてきました。それもSHIBUYA。渋谷にはホント久しぶり。都内へ行くことなど、最近は本当になく…いや、都内であるが「町田」には出没しているのだが(笑)
今回、渋谷にわざわざ行くってのも、一体どうしてだろう???と思いますよねっ。
人混みに酔いそうになりながら、小田急線と京王線を乗り継いで座間から、あっという間に渋谷。
手配してもらっていたホテルにチェックインだけ済ませ、その足でパタゴニア渋谷ストアーに向かう。
今回は【ARTIFISHAL(アーティフィッシャル)】という映画の鑑賞があり上映会に招待してもらっており17:45分からの鑑賞を目指して向かってきたのです。
私はデザイナー網野さんと同行。前回『ダムネーション:役立たずのダムを取り壊せ』も網野さんを誘っての鑑賞で
あり、網野さん自身も今回の映画内容は興味があるとわかっていたので、誘いやすかった。
二人してパタゴニア渋谷ストアーに。
渋谷ストアーの前には既に結構な数の方が入場を待っていた。「これから何かイベントが始まるぞっ」的雰囲気が
満載。
受付を済ませて会場(店内)に入る。ストアー内が上映会場になっており、この日は一般入場はお休みとなっていた。
キャンプ会場で使う折畳み椅子がスクリーン前に並べられ、席についていく。予約で入場者は決まっており、いつの間にか全席埋まり、そしてこのメッセージムービーの上映が始まった。
『パタゴニア日本支社では、今秋2019年 9 月 6 日(金)、野生の魚と野生の川を守ることに対するパ タゴニアの継続的なコミットメントに関するキャンペーンおよび新しい映画
『アーティフィッシャル:絶滅への道は、善意で敷き詰められている。』をローンチします。キャンペーンの主軸となる映画は、『ダムネーション:役立たずのダムを取り壊せ』『ブルー・ハート:ヨーロッパ最後の原生河川のための闘い』につづき、本テーマに関する 3 部作 として私たちが考えている 3 番目の映画であり、
野生のサーモンの絶滅への動きと、魚の 孵化場や養魚場がもたらす脅威を探り、そして、野生種には驚くべき復元力が備わっている ことを伝えます。魚の孵化場や囲い網養殖場は、野生の魚を減少に導いている要因です。
人工孵化魚の存在する場所では、野生魚の生息数は消滅の傾向にあることが、科学的に明らかにされています。それと同時に、近親交配を重ねて飼育された人工孵化魚も、時間の経過にともなって消滅へ と向かいます。
つまり、孵化場に依存しつづければ、最終的には、魚をはじめとした種を絶 滅に追い込むことになります。
症状にではなく、その原因と解決策に取り組むことが必要なときです。人間は自然に勝るのでしょうか。魚や川を含めた生態系の健全性を取り戻すことは、自然と、 それらからあらゆる恩恵を受ける私たち人間に、一様に利益をもたらします。
野生種をすべ て失えば、私たち自身を失うことになります。9 月 8 日(日)よりパタゴニア直営店を皮切りに実施する全国上映ツアーに先駆けて、9 月 6 日(金)にご招待者様限定でジャパン・プレミアを実施します。
映画の鑑賞とともに、ゲストをお招きし、皆様とともに日本の川の未来を考える場にしたいと考えております。
つきましては、ぜひ皆様にご参加いただきたく、ご案内申し上げます。 』
※招待メール抜粋
この内容でパタゴニアから招待いただき、なぜこのムービーでメッセージを伝えていかなくてはならないのか、が
よくわかりました。
パタゴニア・アンバサダーのディラン・トミネ氏もムービーに多く出演しており、今回は上映後に対談形式のトークショーも準備されており、ディラン・トミネ氏の意見に興味がひかれました。
稚魚を養殖し、それを自然界に放流する。その善意と認識していた行動が果たしてこれからの自然界にどのような影響を与えていくのか。
これはマスの話だけではなく、当然海の話でも置き換えられる。
私が愛するフィールドで必要以上の無駄に値する摂取、すなわち巻網漁などの様なレギュレーションも何もない無法地帯の日本近海のこの先は、と思うだけで震えがくる。
こうした「フィールドの状況を認識し見守り、把握する」こともアングラーとして重要な事と言えるような状態に繋げていってもらいたい。
アングラー自身の意識を変えていかないと、絶対に大きな行動にはならないし、そして日本で楽しい釣りの環境は全く見込めないところまで来ているのだ。
アングラーの皆さん、この『アーティフィッシャル:絶滅への道は、善意で敷き詰められている。』是非観て下さい。
考えるところがあるはずです。
そしてその思いを意識の中で何かの行動にうつすことが出来るようなアングラーになって欲しい、と思っております。
21時でトークショーは終わり、パタゴニア・アンバサダーのディラン・トミネ氏ともお別れ。2時間の仕切でパタゴニア渋谷ストアーから2分の場所で懇親会。
ここではフリードリンク制でガッツリマイペースで飲めるので、ざっくばらんに近況報告やパタゴニアへの要望なども話をすることが出来た。
アンバサダー中根淳一さんやパタゴニアスタッフの方々とはフィッシングショーの2日間が毎年長く一緒に居られるのでよく飲んでいるが、今回のようなパーティー形式からの懇親会は久しぶり。
網野さんも含め、楽しく会話が出来、裏原宿のお洒落な街に酔う平松でありました。
懇親会もお開きになり、私と網野さんは手配していただいたホテルの部屋で「部屋のみ」を3次会にしてまたも乾杯。
つまみはベビースターやピスタチオなどをコンビニエンスストアーで購入し、まるで釣行先での寝酒のようにして二人で飲んだ。
特別な内容ではなく、しかし釣りに纏わる深い話であっという間に午前様。翌日のこともあるので、と限界直前程度で終了したのでした。
【ARTIFISHAL(アーティフィッシャル)】何度でも言ってしまいますが、どうかアングラーの方は率先しチェックして欲しい。
きっとアングラーの意識が大きく変わるし、これからのフィールドに対しての愛情が強くなると思っています。
パタゴニア日本支社から今回の特別上映に呼んでいただき「感謝」しております。