【番外編‼️アユ生息北限地 北海道黒松内町 朱太川へ】食べて飲んだ至福時間。
『旅の楽しさは、食にあり。』私は忘備録としても、トリップ先での食事を残す様にしています。
今回はパタゴニアイベント《黒松内町 朱太川》フレッシュウォーターキャンペーンでのトリップ中の食事時間。この時間だけは皆さんが釣れても釣れなくても笑顔になる瞬間《食事タイミング》。この時間、瞬間だけは全員平等で楽しさを一緒に分かち合える時。
今回も見直しができる様に日に分けて記録として残しておきます。素敵な時間を過ごさせて頂けました。
《2025年7月22日(火曜日)》
●AM8:50羽田空港ANAラウンジに入り「いつもの席」で青汁、そしてルーティンにもなっている《釣れるおにぎり》を食す。これが無いと私の旅は始まらない。
定番スタイルからのスタート。ブランチ対応にて、これがお昼ごはん。
●PM16:10【セイコーマート】
宿泊の《千歳ステーションホテル》にチェックインをして今夜の晩ご飯の予定を聞く。3時間ほどありそうなので軽くお腹に入れたい。
徒歩圏内で動けれるセイコーマートに行ってみた。
目的はパスタ。最近、セイコーマートの安いパスタが超気に入っている。さっそくハイボールと2種類のパスタを買う事が出来た。リアルに嬉しい。
「鮭と昆布のパスタ」と「カルボナーラ」。共に148円と最高にリーズナブル。鮭昆布の方は和風でヤバい美味さ。醤油ベースの味付けで塩昆布が抜群の風味を感じさせてくれる。カルボは失敗のない味。安定の食材だから否定も感動も特になし。
これからも好んで食べるよ。
ハイボールをプシュッと開け、昼飯抜きだったので空腹にアルコールがよく回ったのでした。
●PM17:40《0次会》ホテル下ガスト
パタゴニアスタッフの野田さんとあまりの暑さという理由で0次会開始。
機械で運ばれてくる「ハイボール」を飲みながら「ジャンクな唐揚げ」を摘みに3杯もやってしまった。
お互い、スタートからなかなかの激しさ。
●PM19:10《駅前食堂 千歳屋》
「ホテルから徒歩で」を条件にして居酒屋を決めていたので、釣りから戻った大阪のフライショップオーナー本田さん、野田さん、私の3人で向かう。
お店はJR千歳駅高架下にあり、見事な程に店名と合っていた。3人共にハイボールでスタート。
ご当地グルメを優先したいよね、と定番食材ではなくてローカルメニューを優先していただきました。
アスパラ焼きや巨大ベーコンなど、口では表せられない程の美味しさ。パタゴニア製品の話から釣りの話になり、気付けばお店クローズの時間まで。
ラストはこんな私のサインを色紙に書かせていただきました。
飲み過ぎからスタートしてしまった北海道。いつもの事と反省はしているのですが、とても楽しい夜だったのでした。
●PM23:40消灯
《2025年7月23日(水曜日)》
●AM6:00 ホテル付き朝食
JR千歳駅直結のホテルだけあり、朝食スタートの時間も早い。7時には移動のピックアップがあるので、朝イチで朝食を頂きました。
ブィッフェ型だったので好きなものをパパッと選んでいただきました。
ちょいガッツリ食べてしまったかなっ。お野菜中心なのですが。美味しかったです。
●PM12:10 ランチは黒松内町役場に到着し、朝コンビニで簡単に購入したおにぎりだけ。
朝ホテルでガッツリ食べたので、昼は少なめに準備。「日高こんぶのおにぎり」でした。※写真なし。
●PM19:00【黒松内町 ロッジ】
宿泊先となる黒松内町のロッジでBBQスタート。地域のシェフに食材を手配していただき、パタゴニアさんからの豪勢なパーティーが始まった。
パタゴニアプロビジョンズのエールビールで乾杯をし、10数人は盛り上がる。黒松内町 朱太川で獲れた天然アユを炊き込んで「おにぎり」にしていただいた。鮎の旨みがお米に浸透し、幾つでもおにぎりが食べられる。これは美味し過ぎました。
また焼肉は北海道ならではのジビエ肉も振る舞ってもらえ、当然、海産物も食べきれないほど。
日中は異常ともいえる暑さだったのですが、夜になると優しい風が吹き、気持ち良く冷えたエールビールで遅くまで語り明かせたのでした。
●PM23:50消灯
《2025年7月24日(木曜日)》
●AM5:30 まあまあの残り酒。ヤバイなぁと思いながらロッジ周辺を散歩する。前夜はロッジ周辺に熊の気配があった。
BBQ前に地域温泉へ行った帰りも熊が山道で出てきたのでBBQは熊にとって最高によい匂いだったのかもしれませんね…。
爆竹で何度か威嚇したのですが…。
朝食はシェフが運んできてくれたサンドイッチ。コーヒーと一緒にいただく朝食、これ以上ない贅沢だったのでした。
パンの美味さと野菜の美味さ、絶品でした。
●PM12:30【黒松内町 ロッジ】
朝食時にシェフが運んでくださった【熊肉カレー】。熊肉って匂いがどうなのだろうと思いながら口にする。まず驚いたのは肉自体がとても柔らかい。
牛肉とは違う柔らかさで、当然臭みも全くない。これは驚きました。
もっと筋っぽいお肉かなぁ?なんて思っていたのですが、柔らかくてクセのない美味しいお肉に驚き、そして感動したのでした。
おかわり、当然しちゃいました。
●PM19:00【黒松内町 ロッジ】
今夜も急遽BBQ。前夜の食材が山の様に残っており、食べ尽くさないと…と。大好きな鶏肉もいっぱいある。ほっけやホタテ、つぶ貝に…と海産物もみんなで食べないと悪くなってしまう。
私はセイコーマートでハイボールを購入し、夜の楽しみにした。星降る夜空を見上げ、心地よい風が熱った身体をやすませてくれる。
テレビもエアコンなど必要ないロッジでこの夜もホントにたくさんの話が出来ました。
ただ…。最後に歯磨きを外でしていると「んっ?」シカではない。シカじゃない何かがロッジ近くにいる。
「おい!」思わず何度か大声で叫んで威嚇した。すると、物音ひとつなく気配は離れていったのには熊じゃないのか?と独り恐怖心を覚えたのでした。
●AM0:30消灯
《2025年7月25日(金曜日)》
●AM4:20起床。一番早く目が覚めてロッジ前に出てみた。辺りは明るくなっていたが、霧がまだロッジ周りを包んでいた。涼し過ぎて肌寒く感じるほど。
太陽光が指せば、また暑くなるのはわかるのだが、朝靄の空気感はこれ以上ない贅沢空間。またロッジの水道水が冷たくて美味しいのにも驚く。
黒松内町の水道水源は朱太川と聞いていましたが、こんなに美味しい水だとは。食事はなし。
●AM7:05《セイコーマート》
朝、ロッジを清掃したので朝食はセイコーマートで軽くおにぎり。恒例の「唐揚げとホットシェフのおにぎり」にしようか悩んだが、ここ3日間の贅沢食を考え、あえて抜き。
これから川を釣り歩くが意識的に朝、昼、と絶食にした。お昼にANA空港ラウンジで青汁3杯にて終了でした。
4日間のパタゴニアフィッシングディーラーミーティングはこれにて終了となりました。
実際に黒松内町を訪れ、現地を見て身体で感じ、直面している問題やメッセージを感じ取れるイベントでした。
毎月の様に通っている北海道。しかし今回はエアコンのない、テレビもなく、携帯電話に縛られない生活環境を与えていただき、そこで得たものは大き過ぎたと喜んでいます。
必要最小限の環境で、必要以上最大の喜びを得られる。これ以上の贅沢はない。
現地シェフが作って下さった食材も素晴らしかった。みんなで焼きながら頂いたBBQ、パタゴニアプロビジョンズのビール、全てが素晴らしいものとして一生の思い出となったのですが、私はこれ以上に「美味しい」と感じたのが2つあります。
1つはロッジの蛇口から出るお水。
自宅にあるウォーターサーバーの水とは比べ物にならない程の冷えた「優しい清んだお水」に感激。
2つ目は、朝起きて胸いっぱいに吸い込んだ空気。
早朝、朝靄の中で得た空気はどこで吸う空気よりも贅沢で「美味しい空気」でした。
人間は食べていかないと生きていかれない。生きていく為に「食べる」。水を「飲む」。呼吸をする。その当たり前の3大元素がどれも感激する程の「美味さ」であり、感動でした。
しかし、これが本来「当たり前の事」なのかもしれないし、忘れ去られた部分だったかもしれない。
今回のイベントを通じて、超高級なフランス料理や豪華なイタリア料理、美しく飾られた日本料理よりも、人間が生きていく為に必要な本当の「美味しい」を得られたと感謝しています。
あらためて、このイベントに招待して下さったパタゴニア日本支社に感謝しております。
今回も「旅食の記録」として残しておきます。