【ソルトワールドvol.121】発売されました。カラー連載掲載中。その追記を少し。
2ヶ月ごとに発刊されるエイ出版社「ソルトワールド」本誌は創刊からお付き合いさせてもらっており、数々の釣行記を書かせて頂いたり、ロケをして「発表」させてもらったりと小生と深くお付き合いしている大切な1誌。
【平松慶のヒラマサワールド】これは小生のカンムリ連載であり、「ヒラマサ」に魚種を特定された、過酷?(笑)な小生のカラー連載なのである。
奇数月15日が発売日であり、偶数月の20日前後までには原稿を入稿することになっている。原稿の締め切り日近くになると、まる1日集中する日を作り、大まかな内容の流れ、そして少しずつ集めた資料を横に原稿を書く。文字数は8000文字前後。
今回は【平松慶のヒラマサワールド】66回で、前号に続き北海道の釣行ネタで綴ってみた。「北海道にヒラマサいるの?」そう感じた方もきっと居るはず。「はい、狙っていません(笑)ブリで原稿書いてます」
実は。
これは以前、ソルトワールド編集長と飲んだ時の話し。「平松さん、連載の中に(ヒラマサワールド)ブリのネタをもう少し多く入れて書いてみて下さい」とお話しがあった。
「ヒラマサって、なかなか狙えなくて困っている読者も多いんですよっ。ブリの釣り方がとっても読者は欲しがっているんです」そんな意見を聞かされ、「北海道でブリ狙って来て、記事読みたいです」とも。
今年はヒラマサのシーズン、ほとんどホームグランドの九州には行かず、徹底して「北海道」に拘ってみた。
連載に2号続けて主役の「ヒラマサ」を外し「主役をブリ」で書いてみた。これにより、読者の方からの質問、問い合わせ等の反響がかなり大きかったのだ。(前号のブリネタです)
前号は積丹半島を中心とした釣行内容。入稿した原稿内容以外にも北海道へ何度も足を運び、新参者から「お帰り」と言ってもらえる様になってきた。
人脈が人脈を増やし、人との付き合いが太くなる。太くなると、付き合いの信頼度が大きくなる。
数年前まで決して避けて来た訳ではないが、北海道だけは釣り竿を担いでの行動がほとんど無かったのだ。それが今年は、どうしたの?と言われる程に「北海道」へ徹底した。
そして少しずつ、地域の難しい地名を読める様になり、地図へのメモ書きも増えていった。
「ここにも行きたい。ここではブリは釣れるのだろうか。」そんな意欲が果敢になり、来年のスケジュールも5月GW過ぎから北海道でびっしりに既になって来ている。
さて。
今回の【平松慶のヒラマサワールド】vol.66は北海道〜北見沖でのブリジギングを書いている。北見市内でフィッシングガイドとショップをされている引地俊介船長の「タマリスク(号)」で取材させて頂いた内容。
【引地船長は、キャッチされた「ブリ」をまず締める。締めたブリの胃袋に海水ホースを刺して胃袋の中身を出し始めた。これには私も目が釘付けになった。今キャッチされた魚のベイトがダイレクトにチェック出来るのだ。こんな素晴らしい事は無い。ベイトの種類が分かる事でジグの操作も大きく変わってくる。このことは、夜の懇親会でも詳しく話をさせてもらった。】
(ソルトワールド「ヒラマサワールドvol.66より抜粋)
本連載ページの3ページ真ん中あたりに書いた内容を抜粋したが、この内容はよく把握してもらいたい。
ジギングにおいて、この情報はとても大切であり、ジギングの組み立てが出来る。
ベイトを知ることの凄さ、そして更に面白かったのは、同時にヒットした「ブリ」全てのベイトが違っていたこと。
ベイトの消化状態を判断してもそれほど時間の差は感じられない。…とすれば、このエリア(船を流しているポイント)に一体何種類のベイトが生息し、そして北見沖のブリはどのベイトがどんな時期にここに付き、どの方向に移動していくのかが更なる探究心となってしまう。
釣りの面白さって、これもひとつだろうと言える。大きいのが釣りたい。重いのが釣りたい。この魚種が釣りたい。ここで釣りたい。この道具で釣りたい。釣りの欲望は果てしなく広がるし、どんどん増えていく。それが面白さだ。
しかし、小生は特にこの「ベイト」に対してのブリの行動範囲と捕食の形態に興味がわく。メタルジグひとつでも泳ぎを操作し、層を選び、ベイトを常に意識してのスタイルが重要だから、ベイトに拘ることが大切なのだ。
それを「百聞は一見に如かず」でズバッと見せてくれる船長の高度なテクニックと意識の高さを感じ取って読んでもらいたい。
今年の北見沖ブリジギングはシーズンオフとなった。来年も間違いなくお邪魔する。
今年の釣行でたくさんの課題を頂いた。課題があるから、行動にうつせられる。行動し、確認し、追求するスタイルは、【平松慶のヒラマサワールド】でまた報告したいと思っています。
『この内容のいいぶさ日記』こちわも合わせてご覧下さい。
★「フィールドウォーカーズ」様ジギング講習会。IN北見。初日編。
★「フィールドウォーカーズ」様ジギング講習会。IN北見。初日実釣〜晩ご飯編。
★「フィールドウォーカーズ」様ジギング講習会。IN北見。2日目実釣〜ツアー計画。
本日発売になっている『エイ出版社「ソルトワールド」121号』【平松慶のヒラマサワールド】北見沖のブリを是非読んで下さいね。そして、前号の120号も続けて読んで頂けると、平松慶の北海道熱。ブリ熱、が伝わると思います。