【炎の乱取り祭り開催‼️】本数減らして参加。しかし、ヤってもーた…の巻。
宮本功三先生が『世界ベテランズ』でM4クラス-73kgクラスで2連覇。お祝いを伝えないと!と次男、女房と3人で日本工学院八王子専門学校道場へと朝から向かう。
自宅から車で向かったのだが、車中は『内村直也57』背負投DVDが流れてる。
運転中は観れないが、信号待ち毎に助手席の女房が小生の組手相手。かなりイヤな顔をされながらも、40分程で八王子まで到着。
この日は学園祭が行われ、学生さんらは楽しそうに模擬店やライブ会場の設営準備をしていた。それを横目にひとり頭の中は今日の乱取り本数やらペース配分を考えながら道場に向かう。
道場には既に宮本功三先生が待っていてくれ、試合の話などを聞かせてくれる。
『今回はよ、慶ちゃんだけでなくてみんな会場に呼んで応援してもらっただよ』宮本功三先生には“ヒトの気を呼び寄せるチカラ”がどうやら有る様で、小生は毎回『気』だけ連れて行かれてる様なのです。
これ、わかる人しか理解出来ない話なのですが、本当の話なのですよ(笑)
そんな話をして、柔道衣に着替えて【炎の乱取り祭り】が10時20分より開始されました。
「平松先輩、今危険な絵が見えますから、本数を減らし、更に水分補給を徹底して体重を無茶に落とさないで下さい」
信頼している方に、今回の乱取り祭り前に忠告され、実はかなりビビっていた小生。
普段なら体力の限界を越えてからの稽古が本当の稽古だ‼️と学生の頃の様な考えを今だに捨てきれていない小生の思考なのだが、今日はこの忠告を守る事を意識した。
『24本、開始』いつもと変わらない【炎の乱取り祭り】スタート。
4分×10本を目処に小生も大学生、社会人、中学生らとゆっくりのペースで行う。今回の乱取り祭りは、最近には珍しく少し参加人数が少なかったので気持ち良く伸び伸びと乱取りが出来る。
『この環境、ヤバイぞ。本数が増えそうだ…』
常に頭の中では信頼している方との約束が過ぎるのだが、この気持ち良さが自身をコントロールするのが難しいほど。
汗も止まらない状態で流れ落ちている。身体も温まって来て、意欲満々。
あるタイミングで普段とは違う技を試してみよう、と急に思ってしまった。長身の相手にどう組み勝つか、またどう技を出して行こうか、と考えながらの乱取りであり、自身よりも長身な相手に稽古をつけてもらう事にした。
乱取りが始まる。組み手を意識する。諸手背負いが出来ないが一本背負いと小外刈り、小内刈りを入れながらの一本背負いで少しずつペースが読めて来た。
その時。
何をなぜ?まだ逆の背負いは打ち込みで練習している程度だったのに「右の技」と感じてしまい、不安定な状況で逆の技を仕掛けてしまう小生。当然、打ち込みでカタチを作っていない状態の技なので下半身がしっかりとしておらず、そのまま潰されて、右膝へダイレクトな負担をかけてしまった。
★【炎の乱取り祭り 動画1アリ】→https://youtu.be/G9aImj4LDGg
「ブチッ」だったかな。「パチッ」だったかな。
右膝内側側靭帯から鈍い音がした。「やってもうた…」一番守らなくてはならなかった内側靭帯。ここは高校1年の秋に断裂寸前までしてしまい、2ヶ月石工で固定しての怪我をやっており、首(頸椎)と列び、一番注意しておかなくてはならない箇所。ここをダイレクトにやってしまったのだ。
その場で乱取りは中断し、少し膝をかばう様に休む。
ただ「次、お願いします」「次、やりましょうよ」とお声がかかると「断ってはいけない」という高校時代からの意識がつい出てしまい、3本ほど右膝をかばいながらも乱取りをしたのかなっ。
★【炎の乱取り祭り 動画2アリ】→https://youtu.be/hTMsOcBXH18
正直、この時膝を畳に付ける事も出来なかった。でも、気持ちって凄いもので、何となくだけどやってしまっている小生。
最後の座礼も正座をして終了となったのだが、そこからが地獄の始まり。
功三先生との金メダルの写真をどうにか撮ってもらい、その後はもう足を引きずりながらの駐車場までの道のり。
シャワーも痛くて浴びられず、ただひたすらコンビニに行って氷を購入したいばかり。アイシングで痛みを落ち着かせないと、だめだ。そう判断して駐車場に向かうのだが、この日は日本工学院の学園祭。
次男は「もっと回りたい(遊び)」「焼き鳥買って」などなど言い出す。まともに歩けない小生は次男を女房に託し「休憩しながら駐車場に戻るから、どこかで買い物(模擬店)しておいで」とお願いした。
花壇の縁に座りながら休憩し、右足をかばいながら賑わう学園祭の人波を避ける様に駐車場へ。駐車場に付くと、同じタイミングでフルーツポンチを持った次男と女房と合流。
構内を出て、一番近いコンビニで氷を無事購入出来、ホッとした。
いやいや、本当に自身の意識のブレなのだろう、今回の怪我。どうやら少し長引きそう。ただ、もしこの怪我が無くて、相変わらずな無茶な乱取り本数をコナしていて、4kgも5kgも汗を流して体重が落ち、取り返しのつかないことになったら…、と思うと、この怪我はきっと神様が小生を守ってくれたのだ。
神様から「そろそろいい加減にしろ。無茶し過ぎだ」とお灸を据えられたのだろう、と解釈したい。
次の【炎の乱取り祭り】の日程は聞いているが、どうやら現時点ではこの状況では無理だろうな。誰かに言われたのだが「休む勇気を持ちなさい」っ。
「休んだら、気持ちの上で負け。」今までこう言い聞かせて来たここ数年。しかし少し身体にも休息を取らせる様にしないといけない年齢になってきたのだろうか。
先月は身体検査をキッチリやって来たので、気持ちの上ではノリノリだったので余計にショックな小生でありました。