【アンダーウエアー組合せ】この時期重要なことは?。3月平松慶はこう着ています。
真冬のフィッシングシーンで防寒着への配慮は皆さん完璧になっている方が多く、フィールドで見ていても完璧になって来ていますね。しかし、防寒着に下に着る「アンダーウエアー」をどう組み合わせているのか、をよく聞かれます。
今日は例として3月頭の対馬釣行を想定した組合せをお伝えしてみます。
3月初旬。外気温-2度。北西風が強く底冷えする様な状況。曇り。こんな状況は多くある気候であるので、とてもお伝えし易いのだが、小生がホテルで着替えをする所からの重ね方はこれ。
1)分厚い靴下を最初に履く。
2)アンダー上下を着用する。小生、実釣時はノーパンです。
3)フリースのベストを着用する。
4)パウダーボウルジャケットなどの防寒着を着て終了。
※寒さ対策としてマフラー、グローブ、ニットの帽子を用意しておく。
こんな感じである。
ただ、船の移動時は寒さとの戦いになるが、ポイントに到着し実釣となったら、ジギング、キャスティング共に腕を大きく動かす動作となるので天候(気候)が良くなって来たり体調の様子を見ながらフリースベストなどを脱いでいく様にしています。
では着心地などを詳しく解説します。小生の身長は169cm 体重84kg。寸胴鍋の様な身体付きです。それを基にサイズの検討もしてみて下さい。
1)分厚い靴下を最初に履く。
これは数年前に入手したモデルで現在販売されているモデルとは若干違いますが、用途は同じで肌がかゆくならず、耐久性が優れている厚みのソックス。
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パタゴニア公式サイト ウルトラライトウェイト・スノー・ソックス クライミング
ふくらはぎまでを囲い込んでくれるので、真冬極寒の状況でも足の裏はポカポカ。安心して一日船の上で過ごせます。また厚みがあるのでクッション性も優れており、船の揺れでバランスを保たせる時の足裏の疲れも軽減されます。
ふくらはぎまで包み込んでくれるので暖かさを逃さず、靴下がズレる事無く抜群の保温力。
足のサイズが30.5cmなのでXLサイズを履いております。
2)アンダー上下を着用する。小生、実釣時はノーパンです。
船の上での生活で小生、パンツを履かない。いくつか理由があるのですが、重ね着(特に冬場のアンダーウエアーなど)をした際、腰回りがゴワゴワするのがとてもストレスであり、またオシッコなど尿意を催した時の「もう一枚」がメンドクサイ(笑)のです。
だから船の揺れの中、狭いトイレでのストレスを無くす為にもノーパンでアンダーパンツを履く様にしています。
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小生のモデルは古いタイプのモデルですが、今おススメ出来るモデルは、この上下になると思います。
ここで重要なのは「いかに身体にフィットしているか」ということです。やたら分厚く動き難い素材の肌着だと肩が凝り、本来の目的である「フィッシング」に支障が出てしまいます。
出来る限り薄い素材で保温力と放湿性に優れたものを選択することが大切。
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パタゴニア公式サイト メンズ・キャプリーン・ミッドウェイト・クルー Black
小生のモデルは10年選手ですが10年経過して今も当然現役。
夏場用に上下別で持っていますが、それは春や秋のシーズンに使用しており、こうした動きを重視した保温性の高いアンダーウエアーが実のところ一番気にしてもらいたいアイテムになり、一番疎かにしがちなアイテムです。
小生の体型でMサイズを上下共に着用しております。
3)フリースのベストを着用する。
なぜ「ベスト」なのか。それは肩の可動範囲を広げたいためです。
また肩周りに分厚いものを背負う様な着方をしてしまうと自ずと猫背になりやすく、視界が狭くなってしまいがち。
船の上でただでさえ寒いのにさらに「猫背の様な姿勢」を取ってしまうと時に起きるナブラであったり、少しの潮流の変化や海の状況も把握せず、俯き加減になってしまいます。
だから保温する場所(箇所)を胸〜胴回りで確実に保温し、両腕は動かし易い状態に。これが鉄則となります。
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パタゴニア公式サイト メンズ・レトロ・パイル・ベスト フライフィッシング Navy Blue
またベストなら脱ぎ着も楽であり、脱いだウエアーもかさ張りが少ない。
これがフリースなどであると本当に薄いモデルならマシですが真冬でのアイテムを船で着用することで荷物の負担にもなってしまう。だから脱ぎ着し易い「ベストタイプのフリース」がベスト…(笑)なのです。
小生、Mサイズを着用しています。
4)パウダーボウルジャケットなどの防寒着を着て終了。
手首、首もと、フード、足首、腰周り…とどれも真冬でのスノボーやスキー、登山などで必要な装備がなされているウエアーを着用することで船の上での「完璧さ」が出来上がる。
ジャケットについては、以前の【いいぶさ日記】にて細かく書かせてもらいましたが、良質なウエアーは長く使い続けられる。
これが使い続けてきている小生が最も気に入っているところであるし、愛着もわき、丁寧なメンテナンスをすることに繋がる。
船の上は擦れや汚れなどが常につきものであり、防寒着としての考えだけでない補助効果も考えておかなくてはなりません。
船に依っては船長の性格なのでしょうか、やたらと「キタナい」船も何度か乗船することがありました…。
船脇を移動する際に針金の様なものが平気で飛び出していたり、足下の簀子が塩分で腐って来ているのに直そうとしない、今にも割れてしまいそうな状態のまま…。
また無造作に船を繋ぐロープがぐちゃぐちゃに船首、船尾に置かれている状態…言い出せば止らなくなりそうなのでこれ位にしますが、そんな「いいかげんな船」にも乗船しなくてはならない場合もあります。
特に最初に予約した時はそういった船の状態もわかりません。そんな船に乗船した時は気持ちも重くなりがっかり、です。
だからどんな状況かがわからない場合が多いのでウエアーの「丈夫さ」も重要になってくるのです。
暖かさの確保だけでなく小さなケガなどからも守る事が出来る様な考えを防寒着には備え付けておかなくてはなりません。そういった意味でも小生は丈夫な「パウダーボウルジャケット」を着用する様にしています。
【パウダー・ボウル・ジャケット、パンツ〜秋から冬そして春。沖でこのジャケット】https://kei-hiramatsu.com/2017/10/04/post-12155/
船上での使い用途はこちらのリンクから是非チェックしてみて下さい。
小生はMサイズを上下共に着用しております。
真冬〜春に向け、これからますますヒラマサ、ブリが面白くなるシーズンです。
フィールドにどんどん出掛けたくなる一年のピーク時だと思います。だからこうしたウエアーの質問や問い合わせもこのところよくあるので今回は小生のスタイルを中心に書いてみました。
※その他必要と感じるのは、ニット帽子、マフラー、グローブ、ですね。
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小生マフラーは必ず持参しています。実釣時、刺さる様な北風が吹くとやはり首もとを保護したい。どうしても首回りは忘れがち。ネックウォーマーなどもあると便利ですね。
そうしたサブ準備アイテムもまだまだ必要だと思いますので釣具の選択も大切ですが「身体の保護」を確実にしないと気持ちよく釣りが出来ませんから忘れないで下さいね。