【3/6シリーズQ&A‼️】「ロッドのお話し、聞かせて下さい」釣る要素は?

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【3/6シリーズQ&A‼️】「ロッドのお話し、聞かせて下さい」タックルマッチングや釣る要素は?

ジギングにおけるロッド開発の話しを今回に限らず、毎回の様にイベント会場で聞かれる小生。
これまで小生が開発プロデュースしてきたロッドは何本になるのだろう…。正直、数えた事もない。
(写真はイメージです)
それだけ毎回、時代をリードするようなロッドを手がけて来たと自身でも思えるが決して安易ではなかった。今回の内容はそんな「ロッド開発の秘話、コンセプト」について書いてみようと思います。
また、タックル(ロッド)のバランスを考えたリール等マッチするジグとの考え方などもわかりやすく解説してみようと思います。

基本的な話しからすると乗船する船の大きさにもよるが、分かりやすく言えば、次の様な事が言える。

硬いロッドでしゃくる方がメタルジグはよく動く。→これは魚を釣る「術」として一番重要なところ。

しかし、船の中でアングラーの考え方はここで大きく変わってしまう。

軟らかく、短いロッドで、ハイギアよりも回転(回収)が巻き楽になる「ローギア」を選択したがる。
疲れてしまうのが嫌だから、と巻き心地が楽なタックルバランスを意図的にセッティングしてしまっているのだ。

これが最も「釣れないスパイラル」になっていくのだ。
「釣りたい」だから「船に乗る」。
「釣るため」に「タックルを悩む」。
     ↓↓↓↓↓
なぜ「釣れないスパイラル」方向を意識的に向いて進んでしまうのか。
     ↓↓↓↓↓
本人が釣る行程で「楽」を少しでもしたいから。

《長いロッドと短いロッド》
船の吃水(きっすい)が高い(釣り座が高い)船は船縁から内にかけて少しカーブ状での足下の船の場合、しゃくる際「ストローク幅を増やす」ことが必要となる。

ある時、吃水が高い船で乗船した時に好調の状況だったにも関わらず、ひとりだけ釣れない人がいた。
タックルを見ると「ショートロッドにローギアのスピニングリール」であり、メタルジグはそのエリアに魚が多くてもしっかりと動いていなかった(ほかのアングラーの動きの方がよく動いておりバイトが集中したのだろう)のでヒットしなかったのだ。
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【Q】ここでそのアングラーに聞かれた事がある。「なぜ、自分だけ釣れないのか?」

この問いにこう、答えた。

【A】活性の高い状況であればある程「よくジグが動いている人」にヒットする。あまり動かないメタルジグよりも「ベイトがブリ、ヒラマサに追われて逃げる動きをしている方が良い」のは当然のこと。
短いロッドではメタルジグへの変化も付け難い。またロッドのストローク幅(振り幅)を広くつくりあげないとメタルジグは動かない。おまけに、ローギアだ。

まさに「釣れないスパイラル」に落ち入ってしまうケースなのである。

こんな返答をしたのだが、意味はどれだけラインは回収されているか。いわゆる=「メタルジグは動いているのか」に通じるのである。

※ホワイトボードでの解説をしてみた。ここではホワイトボードはないため、文章のみでの解説となります。
《硬いロッド》 (※●はプラス内容 ▲はマイナス内容)
●最初のインパクトが入れやすい。一定の動きを継続的に作り出す事が安易。
▲自身の疲れがダイレクトに来る。魚とのやり取りも含め、主導権を握るのが大変。ランディング時にロッドの配慮が必要。小型サイズを弾いてしまい、バラしやすい。
《柔らかいロッド》(※●はプラス内容 ▲はマイナス内容)
●ジグのスライド(移動幅)を少なくしたい状況などに向いている。インパクトとワンピッチを使い分ける事で誘いをかけられる。ロッドが柔軟に魚の動きを受け止め、バラし難い。
▲しっかりとジグの特徴を把握した上での操作が大切になってくる。

講習会ではこの様な内容でロッドについて解説してきました。この文章は下書き内容をそのまま取り入れて掲載したものです。
書き足しての文章は少なく、現地では言葉ではもっと大きく広がる内容となってしまいましたが、これに沿った内容でのトークです。
「ロッド+リール+ライン(リーダー)+メタルジグ」で初めてタックルバランスが決定し、そのスタイルが確立されます。どれがひとつでも意味が分かっていない選択となれば、そこが仇(あだ)となり、バランスを崩して最強の武器にはなりません。
そうした考えを組み立ててタックルバランスを考えることが近代ジギングの最高峰となるのではないでしょうか。

「考える」ことをすれば、魚はそれほど難しくありません。「魚になって」餌を追えば、自ずとメタルジグの動きが見えて来ます。「餌の動き」を考えれば、ロッドでの操作、リールでの操作でナマリが餌にかわります。これらを統一して「考えれば」魚は釣れると思います。

(写真はイメージです)

テクニックとして、柔らかいロッドでストレスを持たせずにローインパクトでメタルジグを操作し、そしてジグポジションをあまり大きく変えずに狙うスタイル…これ、もちろん小生のテクニックのひとつで使う事もあります。

ただ、今回の内容(講習会内容)はあくまでも初心者の方「ジギングとはなんじぁ?」的なアングラーも参加での内容であり、もっと踏み込んだ内容であれば、またそれは面白いのだが、これは完全に初心者の方へのメッセージであることを承諾してもらいたい。

コアなネタはまた違うタイミングでこってりとお伝えしますね。あくまでも初心者ベースの内容となっています。
またタイミングをみて、【シリーズQ&A‼️】更新いたします。

【PS】
このような内容をもっと生の声で聞きたい。解説して欲しい。どこかのミーティングルームで講習会やオフ会などを開催して欲しい、そんな声がございましたら、日程調整等をしてお受け致します。

また、釣りクラブ、釣りチームでのオフ会などもタックル解説やジギング、キャスティングにまつわる事、それに遠征などのお話しも過去リクエストがありましたのでお引き受け致します。

Goldicに直接お問い合わせ頂いても構いませんし、メールでもお受け致します。
(お問い合わせ先)info@goldic.net
お気軽にお問い合わせ下さい。

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keitanhiramatsu