【たまにはイタリアン。パスタにワインにパエリアだ‼️】見様見真似なオヤジ料理。
ランチタイムにパスタを作ることはよくある。パスタは、生めんよりも乾めんが好きでパスタ屋さんに出掛けてもめんが生めんだと食べない小生。それ程に乾めんパスタがすきなのだ。
大きな鍋にたっぷりのお湯、そこに塩をぶち込んで、ドバッとめんを湯がく。6分、7分、ときちんと指示された通りに湯がき、水分を切ったらオリーブオイルで炒めるのさ。それが大好きなんだ(笑)
高校時代、柔道部の練習が短い時や週末はまちがいなく八事にある『マウンテン』に行った。名古屋の方ならわかるかな?
【マウンテンに久々に訪れたネタ】
●八事の誇り「マウンテン」2015年10月14日掲載→https://kei-hiramatsu.com/2015/10/14/post-4076/
『マウンテン』で食べる山菜スパは味もボリュームも絶品で、今でもホンネ食べたいほど。マウンテンは乾めんパスタであり、あの時の味が今もこうして記憶の中で生きているのだ(笑)
さて、イタリアンだ。
イタリアンと言うが、小生イタリアなど行った事がない。本場の味を知らないくせに『イタリアン』だなんて軽々しく言ってしまい、つい恥じる小生。
それでもイタリア料理の真似事をしたく、クッキングパパになったのである。メニューは大きく分けて二つ。ひとつはパスタ。ひとつはパエリア。
パスタは「イタリアン」のくせに「和風パスタ」にする。どこまで小生は似非な野郎なのだ…。まあ、雰囲気で作るのでそれもヨシにしてもらいたい。
まず、沸騰した大きなルクルーゼの中に乾めんをドバッと入れる。塩を入れ、7分。その間にパエリアだ。
本来「パエリア」は生米からの作製なのだろうが、小生は冷凍してある白米を使用することにしてみた。
フライパンにオリーブオイルを入れ、そこに冷凍してあるままの白米を投入。ブイヨンとか洋風なものは冷蔵庫から適当に取り出して、味加減をチェックしながら入れていく。
それと同時に冷凍の「シーフードミックス」も一緒に入れ、保管冷蔵されていたホタテの貝柱も一緒にフライパンの中にぶち込む。さらに鶏肉も投入だっ。このままガラス蓋をして最初は蒸す様に火を入れていく。
7分経過してパスタの加減をチェックすると、これまた程よい湯で具合。
すぐにルクルーゼの中のお湯を捨て、パスタめんの水を切り、再びめんをルクルーゼに入れて、そこへ大量のバターを入れる。
乾めんの熱でバターはすぐに溶け始め、めんに馴染みだす。火を付けて混ぜ合わせながら少々の塩コショウを入れて、大皿にめんを移す。そこへ大根おろしにシーチキンを上から盛り、刻みノリを振りかけて「和風パスタ」の完成。
フライパンに気をやる。
「パエリア」で当然動いていたので、ご飯にサフランの粉を掛ける。しかし、水がどうしても出てしまう。やっぱり生米でやるべきだった…。
アサリの変わりにホタテを使用したので、味見した際、最高に美味く感じたのだが、見た目が…。サフランの粉を降り、細かく切ったパプリカの赤と黄色をフライパンに入れて、もう一度蒸す様にしてガラス蓋をする。
こうなると、どのタイミングで「完成だ」と言ってよいのか、分からなくなって来た。
それでもやめる訳にはいかない。妥協はしたくないが、完成というか、結末がわからないので、まず食材全てに火は通ったか、そしてそれっぽく見えているか、を目視し、勝手にイタリアン料理、完了。にした。
白ワインが自宅になかったので、軽井沢のお土産の甘い「赤ワイン」を用意する。
女房、次男は興味深々でありながらも、食べた直後の反応が実は怖かった。
「いただきまぁす」女房、次男、実食。和風パスタはお皿に盛ってから醤油を少し足す。
「美味しいじゃん、おやっさん、やるねぇ」と女房にジスられながらチャカされ、次男はパスタを豪快に食べ続ける。どうにか口にはあった様で、ホッとして小生も実食。パエリアならぬ「リゾット」これ、本当に美味しかった。
和風パスタもバターと醤油が見事にマッチングであり、さらにシーチキンのアブラもナイスだ。
刻みノリなんかは「オレ、やるじゃん!」と思ってしまった。
今回の「イタリアン風オヤジ晩ご飯」まあ、成功といえよう。
後片付けをして、初めてクックパッドで本当の作り方をチェックしてみた。様々な料理法が掲載されており、そのどれもが美味しそうで次回に再度チャレンジしたい気持になった。…が、しかし。クックパッドをみていて、どうしようもなく恥ずかしくなったことがある。…それは。
「父さんが作るイタリアン、ウマいか?」だなんて次男に豪快に聞いておき、次男も「イタリアン最高じゃん」と言いその言葉に気分良くしていた小生。
検索したページを読んでいると「スペインを代表とする料理。パエリア」だなんて書いてあるではないかっ。
今の今まで勝手に「イタリアン」だなんて思っていた小生。それが「スペイン料理」なのであり、さらに「スペインを代表する料理」なのが「パエリア」であったのだ。
無知なだけにこうしたオバカぶりが次男にも受け継がれていく事が反省せねば、と思う瞬間でありました。